摘要 1.リグニン成分の少ない若葉を摂食するユウレイナナフシの一種(Eurycantha calcarata)の消化管から、新規なセルラーゼを抽出・精製することに成功した。精製した酵素は木質バイオマスへの活用を検討する...
摘要 クワコのミトコンドリアCO1遺伝子および染色体上のCAD遺伝子の塩基配列をカイコと比較したところ、いずれにおいてもカイコとクワコは明白に識別された。また、カイコの糞および死体の環境影響評価法をレタス...
摘要 1)走査型プローブ顕微鏡(SPM)によるアレルゲンのβラクトグロブリンの検出を可能とした。16個のBACクローンからなるカイコ12番染色体のBAC物理地図を作成した。また、数μmサイズの微粉砕米粉粒子では、粉砕...
摘要 有用蛋白質の遺伝子を組み込んだウイルスを、効率的にカイコに感染させることができれば、目的とする組換え蛋白質を大量に生産させることが容易になる。このためキチン合成阻害剤を混入した飼料をカイコに給...
有用育種素材の効率的な系統維持と評価・新育種素材の開発(36)
摘要 多様な生物新素材としての新しい蚕系統の開発と、有用育種素材の収集と効率的な維持・評価・増殖及び新しいニーズに対応した特性値の計測、制御や評価法の検索を行う。12年度は、カイコ濃核病ウイルス2型...
摘要 カイコ体内の微量なフラボノイドを簡易に分析するためのHPLCの分析条件を検討した。Symmetry C18 カラム(1.0×150 mm)を用いたHPLCにより、Kaempferol では繭層一粒に含まれるフラボノイドに換算すると約1/...
摘要 組み換えバキュロウイルスの発現を評価するために、IL-2を組み込んだウイルス(HypIL2)をカイコ由来細胞株に感染させ、その培養上清の解析をSDS-PAGEを用いて行った。このれより、天然型と同様なIL-2を発現す...
摘要 8年度は凍結-融解過程でカイコが収縮する現象を利用したカイコ体液採取法の開発を行った。9年度は遺伝子銃を用いた組換えウイルスの接種法を開発した。10年度はキトサンを用いたウイルス粒子の除去法を...
摘要 桑葉に含まれるフラボノイドはカイコが宿主植物を判別する際に重要な役割を果たす一方、体内へ吸収された後に代謝変換を受け、蚕品種によっては繭を着色させるために利用されるている。当研究は、カイコにお...
摘要 10年度までに、繭解じょに影響を与えると報告されている、紫外線照射下で黄色蛍光を発する繭層成分がフラボノイドであることを明らかにした。11年度までに、笹繭Multi-Biの繭層に含まれる主要なフラボノイ...
摘要 バチルス菌 Bacillus thuringiensis (Bt菌) の殺虫性毒素蛋白質(ICP)が示す特異的な殺虫活性の評価法の一つとして、鱗翅目昆虫の中腸解離細胞を用いた in vitro 検定法の開発を目的に、数種鱗翅目昆虫の中腸...
摘要 カイコを宿主としてブタインターロイキン-2(poIL-2)の大量発現と抽出を試みた。この結果、カイコ体液1ml当たり1mg以上のpoIL-2を発現することに成功した。また本研究課題で考案した凍結融解法を用いてカ...
摘要 遺伝子レベルでの形質同定法は様々な分野で研究され、複数の遺伝子に支配される形質のQTLやETL解析もなされている。カイコでも多数のcDNAクローンが作出され、RFLP分析によりほぼ全連関群に対...
特殊な条件下に存在する糸状菌の食品の健全性への影響に関する基礎的研究
摘要 蚕の糞あるいは強度に酸性化した畑土壌から分離されたアフラトキシン産生菌について、その形態的特徴、生育条件、DNAシークエンスによる分類、アフラトキシン等のマイコトキシン産生について検討した。そ...
有用育種素材の効率的な系統維持と評価・新育種素材の開発(35)
摘要 多様な生物新素材としての新しい蚕系統の開発と、有用育種素材の収集と効率的な維持・評価・増殖及び新しいニーズに対応した特性値の計測、制御や評価法の検索を行う。「日203号×中150号(大成)」が...
摘要 カイコを用いた物質生産では、組み換え蛋白が分泌された昆虫体液中からウイルス粒子を除去する必要がある。10年度は効率的精製プロセスを確立するため、汎用的なウイルス除去法の開発を行った。様々な薄膜...
摘要 カイコ幼虫を用いる発現系は外来遺伝子の発現量が極めて高いことが報告されている。本研究は、カイコ幼虫の体液から有用物質を大量に抽出・精製するために必要な技術の開発を行う。11年度は、組み換え蛋白...
全齢人工飼料育による養蚕・製糸一貫生産システムの開発ーカイコの行動特性の評価法の確立と自動飼育に適した品種の選定ー(135)
摘要 自動飼育に適した蚕品種を選定するための基礎的資料を得るため、蟻蚕の行動について単純な環境での分散性の評価法を確立し、さらに分散行動の遺伝性について検討した。蟻蚕の動きはランダムな拡散過程である...
摘要 繭層成分のうち、セリシン層に含まれるフラボノイドを単離精製し、機器分析を行い、quercetin-5-O-β-D-glucopyranosideと同定した。このフラボノイドは桑以外の一部の植物...
摘要 フィブロイン蛋白質はカイコやクモの体内で生産される代表的な繊維蛋白質として知られている。その特徴の1に濃度に依存した高次構造の多様性が挙げられ、脱水過程において液晶状態が変化することが報告され...