園芸作物の生産性向上技術開発~ 効果的な省エネ技術と多年生植物利用による冬季花き生産の安定化 ~
摘要 近年、冬季の省エネ技術としてヒートポンプの導入が全国的に進んでいるが、初期コストが高く、普及は一部の農家に限定されている。また有効な保温資材やEOD 反応を活用した省エネ技術が開発されているが、研...
園芸作物の生産性向上技術開発~ブドウ「高尾」の早期成園化・安定生産に向けた栽培技術の確立~
摘要 東京のブドウ生産は、特産品種「高尾」を中心に栽培されている。しかし、「高尾」の高樹齢化などの影響で樹勢が低下し、生産量の低下や着色不良果の発生などが問題になっている。あわせて、消費者の嗜好に合わせ...
摘要 東京特産野菜の軟化ウドでは、既存品種の休眠性が深いために、高単価の見込める促成栽培の年内収穫において品質・収量が不安定となっている。また、根株養成が非効率・重労働で、高冷地の委託先確保も近年困...
摘要 夏季の高温は年々厳しくなっており、特に近年増加している施設栽培トマトでは、生理障害や生育不良事例の報告が多い。また、4~5 月を中心とした春季の強日射により施設内が高温になることに加え、低湿度も...
摘要 鉢花と切花生産でみられる課題に対し、既存の鉢花ベンチを活用した切花用隔離栽培(少量培地)システムは有効であると考えられる。そこで本課題では、隔離栽培に向く切花品目を検討するとともに、新規就農者...
Ⅳ亜熱帯における農業技術の普及及び経営指導 1野菜、果樹、花卉、切葉類の生産向上 (5)パッションフルーツを穿孔するキクイムシ類の捕殺方法の検討
摘要 目的:2018年頃から母島において収穫後のパッションフルーツの果実に小穴が開く被害が問題となっており、フィリピンザイノキクイムシとサクキクイムシの2種による被害であることが明らかとなった。本試験で...
農産物の安全性確保技術の開発~施設栽培の菊池レモンにおける農薬残留評価~
摘要 菊池レモンは、小笠原諸島では主に露地で栽培されているが、近年施設栽培を増 やすことで出荷拡大を目指している。八丈島では、「八丈菊池レモン」として新たな特産物化が期待されている。菊池レモンの栽培...
病害虫総合管理技術(IPM)の開発~新発生病害虫・異常発生病害虫の原因究明と対策~
摘要 東京都では、極めて多品目の農作物が栽培されている。一方、生産現場では多種多様な原因不明の障害が発生し、農家経営に大きな影響を与えている。農業生産の安定化のためには、これら未解明症状の原因を究明...
病害虫総合管理技術(IPM)の開発~代替農薬等の効率的防除技術の開発~
摘要 近年、環境保全へ配慮した防除技術や選択性の高い新たな薬剤の開発がめざまし い。一方、環境への影響などから臭化メチルに代表されるように生産停止や登録抹消により、使用できなくなる薬剤も多い。生産者...
病害虫総合管理技術(IPM)の開発~有機質培地を用いたトマト養液栽培における病害管理技術の開発~
摘要 トマト養液栽培は、土耕栽培で問題となる土壌病害を回避でき、高品質で安定した収量を確保できる技術として、都内でも年々栽培面積が増加している。そのような中、栽培で用いられる培地について、生産現場で...
土壌総合管理技術および農作物の機能性成分解明~環境保全型有機質資源施用基準の設定~
摘要 本事業は土壌保全対策事業の後継事業であるため,目的のひとつには前事業と同 様に土壌そのものを国家的重要な資源として位置づけ,土壌の管理実態と地力の動向の関係等を調査解析して土壌の安定した生産力...
土壌総合管理技術および農作物の機能性成分解明~都内黒ボク土畑における土壌飛散の要因把握と評価法作成 ~
摘要 住宅地に隣接する都市農地では近隣住民への配慮として冬季の土ぼこり対策が求められている。また土壌飛散は肥沃な表層土を消失させるため、生産にも影響する。これまでも緑肥等の栽培、耕耘時期の変更等の圃...
土壌総合管理技術および農作物の機能性成分解明~東京式養液栽培におけるトマトの肥料三要素成分適正範囲~
摘要 東京式養液栽培システムは,廃液が出ないため環境にやさしく,少ない設備投資 で導入できるため,規模の小さい東京農業に適合したものである。現在は東京型統合環境制御システムの構成要素として利用されて...
摘要 近年、カリフラワーの花梗を伸ばして収穫するスティックカリフラワーの栽培が直売所出荷農家を中心に伸びており、令和 1 年にはスティックカリフラワーの1種であるカリフローレがカリフラワーの品種として...
露地ナスにおける物理的防除技術を用いたアザミウマ類の管理対策
摘要 東京都におけるナスの生産額は 10 億円で,特に、夏季の直売所等の販売においてはトマトと並ぶ主力品目である。ナス栽培では,多種類の害虫が発生するが,特にアザミウマ類は薬剤抵抗性が発達しやすく,化学...
高品質・高付加価値農産物の育成~抗酸化性の付与による東京うこっけいの高付加価値化~
摘要 産卵鶏用飼料には、卵黄色の差別化を目的としてカロテノイド類を多く含むパプ リカやマリーゴールドなどが添加されていることが多い。これらに含まれるルテイン、ゼアキサンチンやアスタキサンチンは、着色...
畜産の生産性向上技術開発~乳牛における血乳症予防技術の確立~
摘要 乳牛における血乳症は、乳房内の出血により乳汁中に血液が混入している状態で、乳房の損傷や乳房炎に起因する場合もあるが、分娩後の生理的血乳症が長期化したものは発生機序に不明な点が多く、治療及び予防...
畜産の生産性向上技術開発~遺伝的多様性の確保による東京うこっけいの安定的な系統維持~
摘要 「東京うこっけい」は開発以来、閉鎖群で20 年以上維持されており、遺伝子のホモ化(遺伝的多様性の低下)やそれに伴う不良形質の発現が危惧されている。実際、維持群の一グループにおいて、遺伝性疾患と思わ...
畜産の生産性向上技術開発~トウキョウX肉質の変動要因の解明と斉一性向上 ~
摘要 トウキョウXは系統完成からすでに20 年が経過したが、この間にも常に高品質な肉質と安定した生産を目指し、様々な改善を行ってきた。しかし最近、年間の肉豚出荷頭数は一万頭に近づいているものの、規格外...
有機資源管理・利用技術の開発~IPMによる畜産由来のハエ防除技術開発 ~
摘要 都内における畜産経営にとって、畜産現場からのハエなどの害虫の発生は、家畜 のストレスによる生産性の低下だけでなく近隣住民とのトラブルを誘発するなど、経営存続に関わる重要な課題となっている。一方...