木材から造る香り豊かなアルコール ―世界初の「木のお酒」を目ざして―
要約 木材を原料に、薬剤処理や熱処理なしに、木と水と食品用の酵素、醸造用の酵母のみで飲用目的に供しうるアルコールを製造する世界初の技術を開発しました。スギ、シラカバ、サクラ、ミズナラから試験製造した...
エリアンサス品種「JES1」から製造した草本系バイオマス燃料利用
要約 エリアンサス品種「JES1」を利用して高品質の草本系バイオマスペレット燃料を作成できる。耕作放棄地で栽培した「JES1」からバイオマス燃料を加工し、温泉給湯などのバイオマス燃料給湯ボイラーに利用するこ...
クビアカツヤカミキリのフェロモン成分を利用したトラップに雌雄成虫が誘引される
要約 モモやウメなどバラ科果樹の害虫であるクビアカツヤカミキリの雄成虫から放出されるフェロモン成分は光学活性な構造を持つ(6R,7S)-(E)-2-シス-6,7-エポキシノネナールであり、合...
要約 ペクチン分解物の量に着目した分光学的非破壊的指標(近赤外波長領域の960nmと810nmにおける拡散反射強度の差)は、モモの熟度指標として利用できる。 キーワード 近赤外、モモの追熟、ペクチン分解物 背景・...
要約 ヌメリイグチは、マツ科針葉樹のみと共生する菌根性きのこで優秀な食用菌とされますが、組織培養で育てやすいオオシマザクラに感染させ、成育させる技術を開発しました。 背景・ねらい 森林総合研究所では、...
要約 全国の主要なサクラ集植機関が保有する主要な伝統的栽培品種を、DNA 解析等により正確に識別分類することにより、全国的なサクラ遺伝資源の管理体制をつくることができました。 背景・ねらい 全国の主要なサ...
要約 200種類を超える多数のサクラ栽培品種について、形質と遺伝子の解析に基づいて正確な再分類を行いました。さらに、サクラの病害研究の成果も加えて、各クローンの特性を記述するデータベースを作成しました...
要約 ナラ類やサクラ類などは切り株からの萠芽の本数が多く、その能力は地際直径10~20cmで盛んで、40~50cmでほぼ失われます。一方カエデ、シデなどは萠芽本数が少なく、地際直径20~30cmで萠芽しなくなります。...
要約 我が国には200種類を超えるサクラの伝統的栽培品種があります。祖先が育てた栽培品種を正しく継承して、将来の利用に役立てていくため、DNAマーカーによる精度の高い品種識別技術を開発しました。 背景・ね...
要約 農村伝承の中には、日本文化の象徴ともされる桜(サクラ)と農業の深い関連性を示唆する事象が多く存在する。それゆえ現代においても、桜は、農業を文化の根幹に位置づけ美しく表象する資源として、都市住...
264種類のSSRマーカーについてサクラ属標準地図上での座乗領域を同定
要約 アーモンド「テキサス」とモモ「アーリーゴールド」のF2集団6個体を用いて、合計264種類のSSRマーカーが、サクラ属標準地図上の67領域に位置付けられる。本標準地図上にマッピング済みの185種類のSSRマー...
要約 生産者が携帯電話やパソコンで作物の生育情報を圃場ごとに登録管理できるシステムを作成した。このシステムでは、生育情報を生育段階別に画像化してホームページの地図上に図示、公開することができ、観光に...
要約 餌植物の枝に視覚擬態することで知られているトビモンエダシャク幼虫は体表ワックスの組成でも寄主植物の枝の成分に化学擬態し、天敵であるアリ類からの攻撃を免れている。寄主植物が変わると2回の脱皮を経...
サクラ「啓翁桜」のジベレリンによる休眠打破・小花品質向上効果
要約 サクラ「啓翁桜」の早期促成枝に対する休眠打破処理法として、温湯処理後にジベレリン25~50ppm散布を併用する方法は、開花率向上効果がある。また、花梗の伸長と花弁の展開が良くなり観賞時の装飾性が向上...
要約 オウトウ幼果菌核病の薬剤防除の適期は、葉腐れでは開花直前、幼果腐れでは満 開期である。開花直前の防除は灰星病の花腐れ防除時期と一致し、同時防除が可能である。 キーワード オウトウ、幼果菌核病、灰...
要約 SSR マーカーを用いて交雑育種、偶発実生及び枝変わり由来のモモ品種の親子鑑定を行い、一部の品種で親子関係に誤りがあることが明らかになった。さらに、「上海水蜜桃」が現在の日本の生食用モモの起源品種...
「ハマナスW1」を用いたF1雌豚のデュロック系統との組み合わせ能力
要約 「ハマナスW1」を用いたF1雌豚と「ゼンノーD01」による交雑肉豚は、日増体重、飼料要求率が「サクラ201」を雄系統としたものに比べ優れる。格付け成績は、「ゼンノーD01」を雄系とした交雑豚が優れる傾...
ビトリフィケイション法を用いたキク等の植物の培養茎頂の液体窒素保存
要約 キク、オウトウ等の培養シュートの茎頂あるいは側芽をビトリフィケイション法で処理することにより、コンパクトで安全な液体窒素保存が可能である。 背景・ねらい 栄養繁殖性遺伝資源は、現在圃場で保存され...
要約 中山間地域における花木類の露地と 促成栽培品目を組み合わせることで周年出荷が可能になる。また、促成品目の休眠打破処理により促成期間の短縮が図られる。 背景・ねらい
中山間地域における複合経営...
要約 家畜排泄物を肥料化するための副資材としてウッドチップを用い、チップの分解促進のために土壌動物を導入すると、短期間に良質の堆肥が出来る。堆肥化手順を図示し、消臭効果や肥料としての有効性も確認した...