要約 ヌメリイグチは、マツ科針葉樹のみと共生する菌根性きのこで優秀な食用菌とされますが、組織培養で育てやすいオオシマザクラに感染させ、成育させる技術を開発しました。 背景・ねらい 森林総合研究所では、...
たちすずかWCS給与による適度な脂肪交雑で良質な肉生産のための肉用牛肥育
要約 WCS調製した高糖分飼料イネ「たちすずか」を黒毛和種去勢牛に対して濃厚飼料から代替給与することで、肉質3等級程度の牛肉の生産が可能となり、また、牛肉内のビタミン含量が増加し、保水性の向上が期待でき...
高糖度で外観に優れ、種なし栽培可能なカキ新品種「麗玉」(れいぎょく)
要約 カキ新品種「麗玉」は、高糖度で良食味な早生の完全甘ガキである。へたすき、果頂裂果、汚損果がほとんど発生しないため、外観が優れる。結実性が良好で、受粉樹を混植しない条件では種なし果が生産できる。...
大果で裂果が少なく、種なし栽培可能なカキ新品種「太雅」(たいが)
要約 カキ新品種「太雅」は、大果で良食味な早生の完全甘ガキである。雌花の着生が多く、果頂裂果やへたすきといった裂果がほとんど生じない。結実性が良好で、受粉樹を混植しない条件では種なし果が生産できる。...
要約 トルコギキョウの覆輪は環境によって表現型が大きく変動するため、覆輪着色面積率が最も高くなる20℃一定で底面給水により5月に開花させる条件で、面積率の低い個体を選抜して交配親とすることで、覆輪安定性...
春出し花壇苗に対する早朝降温処理は、暖房燃料削減と矮化の効果がある
要約 1月播種の春出し花壇苗を加温栽培する場合、生育期の早朝に暖房温度を一時的に低下させる早朝降温処理は、暖房燃料の使用量を約3割削減し、ナデシコ、クリサンセマム、ビオラ、パンジーの花壇苗を矮化させ...
八重咲きトルコギキョウの出蕾期以降の遮光はブラスチング小花率を高くする
要約
八重咲きトルコギキョウは、夏秋季に出蕾期以降を遮光率27%以上で栽培するとブラスチング小花数が増加するとともに、2~5次の総小花数が減少するため、ブラスチング小花率が高く...
要約 定植1年目の収量、品質から判断すると、「フォルタレザ」、「ビジョン」、「プリマドンナ」が有望品種である。 キーワード アルストロメリア、品種比較 背景・ねらい アルストロメリアの切り花生産で安定し...
出穂期の窒素追肥が硬質小麦「ゆきちから」の灰分含量に及ぼす影響
要約 中華麺用原料に供するためにタンパク質含量の増加を目的とした出穂期の窒素追肥により、ゆきちからの灰分含量は全粒では同等もしくはわずかに高くなるが、ランク区分の許容値を超えることはない。一方,小麦...
覆輪花色トルコギキョウの冬季における「色流れ」を防止する栽培温度条件
要約 トルコギキョウ花弁の覆輪着色面積率は、冬季の慣行栽培温度である20℃付近の日較差の小さい条件で最も増加し、品質が顕著に低下する。一方、日最高気温35℃、日最低気温5℃と日較差が大きい温度条件下では...
要約 トルコギキョウの1~3月出し栽培では、長日処理(深夜4時間の暗期中断)を行うことにより開花が促進する。暗期中断の効果は、定植から雌蕊形成期までの発育初期において高く、茎伸長後の花芽分化節位が低下...
要約 果実画像を用いて新たに開発した「ロザリオ ビアンコ」専用カラーチャートは既存のカラーチャートより精度の高い判定が可能で、高品質果実収穫のための指標として利用できる。 背景・ねらい 黄緑色大粒品種...
スプレータイプ小ぎく品種「CM21」及び「CM28」の育成とその特性
要約 2005年度に育成を完了した黄色一重咲きの「CM21」及び赤紫色二重咲きの「CM28」は、冷涼な気象環境にある岩手県の立地条件に適合したスプレータイプの小ぎく品種である。 キーワード 品種、キク、小ギク、ス...
覆輪形質の数量化に基づいたトルコギキョウ品種の覆輪安定性の評価方法
要約 トルコギキョウの覆輪安定性は品種によって異なり、20℃一定条件で栽培した第1花の花弁を画像解析して得られる着色面積率の標準偏差によって評価できる。 キーワード トルコギキョウ、覆輪安定性、画像解...
コムギのグルテニン/グリアジン比の品種間差と出穂後追肥による低下
要約 二条大麦「ミハルゴールド」、「おうみゆたか」は「あまぎ二条」と比較して、大麦縞萎縮病に強く、凸腹粒の発生が少なく、麦芽品質も優れているため、地域適応優良品種に採用する。 キーワード 二条大麦、ミ...
要約 ハイブリッドカラーの夏秋出し栽培において土壌水分をpF2.0~2.2程度に管理すると軟腐病による球根腐敗の発生が少なくなる。 背景・ねらい ハイブリッドカラーの夏秋出し栽培においては生育中に軟腐病による...
要約 2003年度に育成を完了した「CM系」2品種は、岩手県の立地条件に適合したスプレータイプの小ぎく品種である。 キーワード 品種、キク、スプレータイプ、「CM系」 背景・ねらい 岩手県の小ぎくは北上市及び東...
粘着トラップを使用したTSWV保毒アザミウマの簡易モニタリング法
要約 至適化されたエライザ法を用いることで、粘着トラップで捕捉したミカンキイロアザミウマからトマト黄化えそウイルス(TSWV)が検出できる。本法により、TSWVによる病害発生の危険性を把握することができる。 ...
要約 畑雑草の多くはキタネグサレセンチュウの好適寄主であるため、対抗植物栽培時の雑草は線虫密度の低減効果を阻害する。すき込み後も線虫密度が減少するマリーゴールドに比べ、殺線虫作用が劣る野生エンバクで...
要約 鉢花生産において、鉢内培養土の土壌水分量によって作動するエブアンドフロー底面給水装置を開発し、品質の均一な鉢花の生産を行う。 背景・ねらい 従来のエブアンドフロー底面給水装置はタイマーで制御され...