中早生で長期貯蔵性の優れるポテトチップ用バレイショ新品種「しんせい」
要約 「しんせい」は、枯ちょう期が中早生で、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有する。チップ加工適性が優れ、収穫時期から翌年6月までの長期貯蔵でもチップカラーの低下が少ない。国産原料が不足する2月から...
要約 ペクチン分解物の量に着目した分光学的非破壊的指標(近赤外波長領域の960nmと810nmにおける拡散反射強度の差)は、モモの熟度指標として利用できる。 キーワード 近赤外、モモの追熟、ペクチン分解物 背景・...
要約 リンゴ果実は成熟にともなって果肉組織の細胞間隙溶液量が増加し、果汁を多く感じるようになる。樹上の果実の細胞間隙溶液量を近赤外分光分析装置でモニターすることで、果汁が多く食味のよい果実を収穫する...
高糖度で外観に優れ、種なし栽培可能なカキ新品種「麗玉」(れいぎょく)
要約 カキ新品種「麗玉」は、高糖度で良食味な早生の完全甘ガキである。へたすき、果頂裂果、汚損果がほとんど発生しないため、外観が優れる。結実性が良好で、受粉樹を混植しない条件では種なし果が生産できる。...
大果で裂果が少なく、種なし栽培可能なカキ新品種「太雅」(たいが)
要約 カキ新品種「太雅」は、大果で良食味な早生の完全甘ガキである。雌花の着生が多く、果頂裂果やへたすきといった裂果がほとんど生じない。結実性が良好で、受粉樹を混植しない条件では種なし果が生産できる。...
良食味で結実性が良好な晩生の完全甘ガキ新品種「太豊(たいほう)」
要約 「太豊」は、柔軟多汁で食味が優れる晩生の完全甘ガキ新品種である。単為結果性が高いため、受粉樹を混植しなくても安定した果実生産が可能である。 キーワード カキ新品種、完全甘ガキ、晩生、高単為結果性...
要約 食品添加物カワラヨモギ抽出物の主成分であるカピリンは、モモ灰星病菌(Monilinia fructicola(Winter)Honey)に対して高い抗菌活性を持つ。カワラヨモギ抽出物を収穫後のモモに処理することによって、...
ポテトチップ原料用品種の選定と利用条件の設定によるバレイショの周年安定供給体制
要約 ポテトチップ原料用バレイショとして、暖地産では既存品種の「トヨシロ」と比較して「らんらんチップ」は収量が高く加工適性に優れる。北海道産では主要5品種について、チップカラーおよび芽長から品種ごと...
良食味で「ラ・フランス」の10日前に収穫可能なセイヨウナシ新品種「メロウリッチ」
要約 セイヨウナシ「メロウリッチ」は「ラ・フランス」より10日程度早く収穫できる中生種である。糖度は16~17%と極めて高く、肉質は滑らかで香りは多く、食味濃厚である。追熟すると果皮色が黄緑色に変化し、「...
土壌施肥管理システムによる「ヒノヒカリ」への有機質肥料施用技術
要約 土壌施肥管理システムを用いた施肥設計を行うことで、有機質肥料を活用した水稲「ヒノヒカリ」の無化学肥料栽培あるいは減化学肥料栽培においても、食味を損なうことなく、慣行と同等、あるいは同等以上の収...
リンゴ「シナノゴールド」の専用カラーチャートを基準とした適期収穫
要約 「シナノゴールドカラーチャート」の果皮色指数は、リンゴ「シナノゴールド」の果実品質と高い相関があり、熟度の把握に有効である。収穫開始の目安は、標高500m未満の地域で指数3.5以上、500~700mの地域で...
要約 青森県の民間育成品種「トキ」は外観、食味、食感が良好な黄色品種で、早生種の「きおう」と黄色の晩生種をつなぐ中生種として、優れた特性を持つ。 キーワード リンゴ、「トキ」、黄色品種、中生種 背景・...
ナシ「あきづき」の果色カラーチャートを利用した収穫適期判定法
要約 果実画像を用いたナシ「あきづき」用カラーチャートを作成し、カラーチャート値3を収穫適期とする。カラーチャート値3の果実は、全体的に赤褐色になり、ていあ部に緑色部分が一部残った状態である。 キー...
要約 小型スイートコーン「ピクニックコーン」は、除房処理を行わないことで栽植株数の50%程度の株で販売可能な穂が1株から2穂収穫でき、「味来390」と同等以上の収量が確保できる。 キーワード 小型スイートコ...
背景・ねらい
「板うに」の型くずれ防止のために使用されるミョウバンは、濃度の高い溶液では独特の渋味を持つため、処理方法の違いにより品質がばらつく。そのため市場からは、ばらつきをなくすための技...
要約 シクラメンでは液肥施用時の窒素成分の硝酸態およびアンモニア態窒素の成分比を7:3に調製した液肥を施用して栽培すると生育が良好となり、出荷後の鉢花品質を高く維持することができる。 キーワード シク...
要約 新品種候補「太天」は「黒熊」に「太秋」を交雑して育成した渋ガキである。果実成熟期は「富有」とほぼ同時期の晩生である。単為結果力は低いが、種子形成力が高く、結実は安定している。収量性が高い。大果...
開花時期が7月中旬以降となった施設栽培キンカンの高品質果実生産のための秋期夜温管理法
要約 施設栽培キンカンでは、開花時期が7月中旬以降となった果実は、秋期の夜温が高いほど肥大が良好で、減酸もよく、食味も良好となる。着色、果実肥大および省エネ上から10月中旬からの加温開始は15程度が適し...
要約 トンネル早熟直播栽培、露地直播マルチ(8月どり)栽培における生食用スイートコーンの生育特性、収量性、品質について品種特性を明らかにした。 キーワード スイートコーン、品種特性、収量性、食味 背景...
黒ボク土におけるニホンナシ新品種「あきづき」の収穫始期判定法
要約 満開後33日間の平均気温と満開日から収穫始期までの日数の間には、相関関係が認められ、収穫始期は満開後33日間の平均気温から予測できる。予測日を基に澱粉反応値2.0以下、糖度12%以上、地色4.0を目安に収...