要約
要約
北海道における有機性廃棄物によるカドミウム負荷の実態と土壌・作物へのリスク軽減策
要約 北海道で発生する有機性廃棄物に由来するカドミウム(Cd)の農地への負荷量は、全耕地面積当たり年間0.27g/10aである。北海道施肥ガイドに準じた施用量の範囲では、作物のCd濃度はコーデックス基準値を下回っ...
要約 サチホゴールデンの施肥水準は、収量・麦芽品質が安定する標肥からやや多肥(N6.5~7.5kg/10a)が、播種水準は標播(8.5kg/10a)が、播種時期は被害粒の発生が少なく麦芽品質が安定している標準播(11/5~11...
被覆尿素肥料を基肥として利用した小麦「イワイノダイチ」の高品質化技術
要約 小麦「イワイノダイチ」の栽培において、リニア溶出型25日タイプの被覆尿素肥料を基肥として施用すると、収量と蛋白質含量が増加し、灰分が減少して品質が高まる。また、分げつ肥の施用を省略できるため省力...
飼料稲跡大麦「ファイバースノウ」の栽培特性と硝子率を高めない越冬後追肥法
要約 飼料稲跡の大麦は播種までに余裕をもって排水対策を施工することができる。土壌水分の低下に伴い砕土率が向上し、出芽苗立ちも安定する。追肥作業の省力化のため被覆尿素肥料を用い、越冬後茎数に応じ施肥量...
アルファルファ跡地のトウモロコシ栽培では窒素施肥量を節減できる
要約 アルファルファ草地のすきこみ後に初めて栽培するトウモロコシでは窒素肥料を節減できる。アルファルファの利用期間を2年、トウモロコシ栽培時のスラリー施用量を5t/10aとした場合では、窒素肥料を無施用...
要約 小麦「ニシノカオリ」は11月中下旬播、播種量0.4~0.6kg/a、穂肥重点施用とし、3月上旬茎数が不足している場合は穂肥を増施して収量性を向上させるとともに、開花期追肥の施用により子実タンパク質含有率を...
要約 パン用小麦品種「ニシノカオリ」において、「25~30日タイプ」の被覆尿素50%配合の複合肥料を慣行施肥体系(開花期追肥施用)と窒素同量、基肥施用することにより、収量、子実タンパク質含有率は慣行と同程...
要約 小麦品種「ふくほのか」は、「シロガネコムギ」に比べてほぼ同熟の早生で、多収で外観品質も同程度で良好である。製粉歩留が高く、「ゆでうどん」の粘弾性に優れ、製めん性も高い。地産地消向け品種として新...
肥効調節型肥料を用いた1回追肥による小麦の子実タンパク質含有率向上
要約 小麦に対して、溶出促進剤入りIBDUあるいは20日リニア型被覆尿素を、または30日シグモイド型被覆尿素を加えて1月下旬に追肥することで、標準栽培以上の子実タンパク質が得られ、以降の追肥を省略することが...
小麦との作業競合回避が可能な二条大麦「はるしずく」の安定栽培法
要約 熊本県の小麦作付地域における「はるしずく」の播種適期は、11月5半旬から12月2半旬であり、施肥量は窒素成分で基肥0.6kg/a、2月上旬および3月上旬に各0.2kg/aずつ、あるいは2月上旬に0.4kg/aの追肥により多...
要約 水稲後作における焼酎用大麦「はるしずく」の収量性、外観品質および精麦特性からみた安定栽培法として、11月下旬播では苗立本数150本/㎡、12月上旬播では150~200本/㎡、施肥窒素量は10a当たり基肥5kg、第1...
要約 小麦品種「ふくさやか」は、「農林61号」と比べて早熟で倒伏に強く、外観品質も安定して優れ、灰分が低く、製めん・製菓適性の評価も高いことから、山口県の奨励品種に採用された。 キーワード コムギ、ふく...
要約 飼料イネと飼料用麦類を組み合わせることにより、関東北部でも水田における飼料イネ・飼料用麦類の1年2毛作体系が可能となる。最も多収で省力的な栽培体系は、飼料イネはホシアオバを直播で、飼料用麦類は...
道央地帯における「大地の星」と春まき小麦初冬まきを取り入れた経営モデル
要約 冷凍米飯用「大地の星」で600kg/10a、春まき小麦の初冬まき栽培で450kg/10aを達成し、露地野菜を取り入れた複合経営は、家族3人で農業所得538万円の所得確保が可能であり、石狩・南空知地域における地域水...
上川地域における春まき小麦「春よ恋」に対する尿素葉面散布効果と追肥要否判定
要約 開花期以降3回の尿素葉面散布追肥で、タンパク含有率が向上する。また、千粒重も増加し増収する。生育診断値(穂揃期の草丈(cm)×止葉直下葉葉色値)と推定粗子実重水準より、倒伏を抑えつつ、タンパク含有率を...
道央水田転換畑における秋まき小麦「ホクシン」の大豆畦間ばらまき栽培法
要約 秋まき小麦の連作回避を目的とした大豆畦間ばらまき栽培技術について、道央地域の「ホクシン」に適応した栽培基準である。 キーワード 道央、転換畑、秋まき小麦、大豆畦間播種、連作 背景・ねらい 秋まき小...
要約 リニア溶出型の肥効調節型肥料を追肥に施用すると、慣行と同等の収量、品質が得られ、2追を省略することができる。シグモイド溶出型の肥効調節型肥料を追肥に施用すると2追と穂揃期追肥を省略でき、原麦のタ...
要約 小麦を水稲のコンバイン収穫跡に浅耕播種する場合には、外周明渠とフレールモアによる再生稲処理に加えて、小明渠浅耕処理を組み合わせて実施することで、コンバイン旋回跡の解消や圃場の乾燥につながり、播...