要約 連作および短期輪作では、各作物とも土壌病害虫の発生に伴って収量低下が認められる。収量の長期変動パタ-ンは作物によって異なるが、いずれも4年以上の長期輪作より低収で推移する。根菜類、麦類、豆類を...
要約 水稲不耕起直播を立毛中の小麦条間に行う場合、シイグモイド溶出型100日タイプ及び同120日タイプ被覆尿素を4:6に配合した肥料を種もみと同条施用する全量基肥体系において、小麦の品質に影響することなく、...
愛知式不耕起播種機を用いた播種前浅耕処理による小麦栽培の安定化
要約 愛知式不耕起播種機による小麦栽培は、播種前に深さ約5cmの浅耕処理と浅耕時の基肥施用により生育・収量が安定する。また、通常の耕起栽培ほ場よりも、後作の大豆作業が降雨の影響を受けにくい。 背景・ねら...
要約 播種適期を守り、播種量0.6~0.8kg/a、基肥窒素量0.7kg/aとし、必ず窒素量0.2 ~0.4kg/aを追肥することにより、「つるぴかり」の高品質・安定栽培ができる。 背景・ねらい 麦の民間流通に際し本県では実需の...
麺の色相・食感に優れた小麦新品種「きぬの波」の育成と認定品種採用
要約 群馬県で育成した小麦新品種「きぬの波」は、耐倒伏性に優れた多収品種で、アミロース含量はやや低く、製粉性は並であるが、麺の色相に優れ、食感の硬さと粘弾性のバランスに優れる。群馬県で認定品種として...
要約 寒地畑作地帯の秋播き小麦刈り跡地へ、アルファルファを部分耕バンドシーダで簡易耕しながら施肥播種することにより、翌年は3回刈りで10a当たり年間900kg前後のアルファルファ乾物収量が得られる。 背景・...
要約 リン酸吸収を菌根に依存しないアーバスキュラー菌根菌非宿主作物の生育は、前作物の影響を受けにくい。一方、宿主作物の生育・収量は宿主作物跡地で優る。しかし、前年に宿主を栽培することによる増収効果に...
要約 寒地畑作地帯の秋播き小麦刈り跡地へ、アルファルファを部分耕バンドシーダで簡易耕しながら施肥播種することにより、翌年は3回刈りで10a当たり年間900kg前後のアルファルファ乾物収量が得られる。 背景・...
コントロールド・トラフィックシステムによる大豆・小麦の長期連作
要約 ワイドトレッド・トラクタと不耕起施肥播種機を組み合わせたコントロールド・トラフィックシステムにより大豆・小麦の連作を8年間続けても、土壌の膨軟性が維持でき省力的で安定した収量が得られる。 背景・...
要約 自動追尾型光学測量システムを用いた自律走行トラクタを用いてロータリ耕うん作業や小麦の施肥・播種作業を行った結果、作業精度は慣行作業に優り、その作業性、省力性、取扱性からみて農作業に利用可能であ...
要約 暖地における小麦「チクゴイズミ」に対してリニア型肥効調節型肥料(50日溶出タイプ)を窒素成分で40%配合した複合肥料を全量基肥施肥すると、速効性肥料の慣行分施体系とほぼ同等の収量となり、子実たん白...
要約 ニシノカオリは、温暖地・暖地の平坦地に適応する高蛋白含量の菓子パン用系統である。やや早生で耐倒伏性は強く、赤かび病、赤さび病には農林61号程度の抵抗性であるが、うどんこ病には強い。穂発芽耐性はや...
秋季代かきと播種同条施肥による水稲麦間不耕起直播栽培の省力安定化
要約 小麦播種前の秋代かきによって前作残さがすき込まれほ場が均平になるため、水稲の播種精度が向上し出芽・苗立ちが安定する。さらに、ヒエなどの夏雑草が減少し除草剤の効果が高まる。また、水稲播種時に基肥...
要約 大豆の不耕起・狭畦栽培での麦稈は、播種精度・苗立数の低下、生育の抑制等に影響する。慣行栽培に比し生育は良く、成熟期はやや遅れるが、収量は同程度以上に確保できる。麦稈処理法は多い場合は搬出がよく...
要約 そばの不耕起・狭畦栽培は、慣行栽培(耕起・中耕培土有)に比し倒伏がやや多いが成熟期の遅れもなく、同程度の収量を得ることが出来る。雑草は播種前の茎葉処理除草剤の散布で防除できる。基肥と窒素追肥に...
要約 三重県内の水田転換圃場で栽培された小麦「農林61号」に縞萎縮ウイルス(WYMV)が広く発生し、生育阻害、減収などの被害が確認された。減収の主な要因は、精麦重、千粒重の減少によっており、止葉の発病度と...
要約 8月下旬以降にキャベツ残さを鍬込んだ後で秋まき小麦を栽培する場合の窒素減肥可能量は2~4kg/10aであり、降雨量によって増減する。9月下旬以降にキャベツを収穫し翌年てんさいを作付けする際の窒素減肥可能...
要約 露地野菜地帯の窒素収支は収穫物として搬出される窒素量の約2~4倍の投入超過で、多量の無機態窒素が残存する。これの回収には深根性畑作物の活用が期待できる。さらに、窒素流出量の削減には深根性畑作物の...
要約 圃場に埋設したLP30から、麦類の栽培期間中に76~89%の窒素が溶出する。追肥相当の窒素量をLP30で代替えし、通常の基肥と同時に施用すれば、成熟期まで良好な肥効が継続するので、施肥の省力化に有望で...
要約 スラリー中窒素の畑作物に対する肥効率は全窒素では35%程度、アンモニア態窒素では70%程度で化学肥料を代替しうる。秋まき小麦収穫跡地への施用はエン麦などの緑肥の作付けが必須で9月中旬までである。当年...