要約 市販の芝刈ロボットは、モモ、スモモ、ナシ、ブドウ、オウトウ、リンゴ、ブルーベリー、カキの果樹園の下草管理に利用でき、その際、走行の障害は簡易な方法で対策ができる。また、休耕圃場への適用では、面...
要約 離乳後または肥育素牛に周年放牧と同時に高栄養・高蛋白質の補助飼料を飽食させる「周年放牧肥育技術」を24~28ヵ月齢まで適用すると、国産飼料100%で肉質等級2等級の赤身牛肉を生産できる。 キーワード 周...
高精度水田用除草機と米ぬか散布を中核技術とする水稲の有機栽培体系
要約 有機栽培圃場において、高精度水田用除草機による除草作業と移植時の米ぬか散布等を組み合わせることにより雑草を顕著に抑制できる。本技術を中心とした水稲有機栽培体系では、慣行栽培に比べて穂数は減少す...
要約 新たに見出されたイネ内在性配列SPS2と既報のPLD2は、他の既報4種のイネ内在性配列に比べて、PCR反応効率、安定性、種得異性の面で優れている。GM検知に適したイネ内在性配列を見出すことにより、信頼性の高...
要約 イタリアの稲作では平均的な43ha規模で費用合計が65円/kgである。大規模化以外に種子、肥料、農機具が日本国内より低価格なこと、高密度の直播栽培と管理法の省力化が低コスト化の要因である。また、現地で...
飼料イネ2回刈り乾田直播栽培における「ルリアオバ」を活用した雑草防除法
要約 飼料イネ2回刈り乾田直播栽培では、雑草抑圧力の強い「ルリアオバ」を作付けし、イネ出芽前に非選択性除草剤、入水前に茎葉処理型除草剤を処理する除草体系を基本とし、雑草が多発する水田では、入水後に再...
ヒエ、ハトムギ種子は2型糖尿病モデルマウス(db/db)の脂質代謝を改善する
要約 ヒエまたはハトムギの20%混合飼料を2型糖尿病モデルマウスに摂食させると、肝臓コレステロールの低下等脂質代謝を改善する。肝臓コレステロールの低下にはヒエ、ハトムギ摂取による糞への胆汁酸排泄、及び肝...
万願寺とうがらしの施設夏秋栽培でのアブラムシ防除におけるバンカー法の有効性
要約 万願寺とうがらしの夏秋栽培ハウスにバンカー植物としてソルガム、代替餌としてヒエノアブラムシ、天敵としてショクガタマバエを利用するバンカー法を導入することで、ムギ類を利用する従来のバンカー法に比...
北陸地域における狭畦密植栽培での茎葉処理除草剤の機械散布の晩限
要約 ダイズ狭畦密植栽培において、機械散布による茎葉処理除草剤の雑草防除効果は、草冠が閉じる状態で処理された場合には低下する。これを防ぐためには、ダイズ主茎節数が7程度となる播種後30日目頃までに散布...
要約 発芽玄米の摂取により新奇環境に曝された時のマウスの移動距離が短くなり、発芽玄米の摂取はマウスの環境順化能力を高める。 キーワード 発芽、GABA、玄米、オープンフィールドテスト 背景・ねらい 近年、社...
アブラムシ防除のためのバンカー植物としてソルガムを用いる場合に適する代替餌
要約 高温環境下におけるアブラムシ防除のためのバンカー法において、耐暑性の高いソルガムをバンカー植物として利用する場合、代替餌は15~30℃程度の温度域で内的自然増加率が高い種である必要があり、ヒエノア...
大豆狭畦栽培で大麦によるリビングマルチは広葉雑草の密度と生育を抑制する
要約 大豆狭畦栽培において、大麦によるリビングマルチは8月下旬以降の雑草の密度を30~75%に低下させ、大豆収穫期の雑草生体重を10~40%に低下させる。その雑草抑制効果は、イネ科雑草よりヒユ類などの広葉雑...
三重県における水田畦畔から侵入するイネ科多年生雑草の分布の特徴
要約 低水温浸種による発芽率の低下は種子の貯蔵期間に関わらず起こりえ、前年産でも発芽不良が発生する危険性の高い種子がある。発芽率には浸種直後2~24時間の水温が強く影響し、短時間の低水温浸種によって発...
イネ科雑草アシカキの畦畔から水田内への侵入は水稲除草剤で抑制できる
要約 イネ科多年生雑草アシカキの発生源は畦畔の越冬株であり、移植水稲では畦畔から侵入する匍匐茎が問題となる。ベンゾビシクロン、ピラクロニルを含む水稲用除草剤を水田内に散布することにより水田内へ侵入す...
要約 新たに導入が予想される外来植物やワイルドフラワー約600種の雑草性リスクを、FAO雑草リスク評価式を改良し、寄与の低い寄生性など3項目を除外し、寄与の高い他感作用を加えた10因子で計算した結果、ツノア...
大麦によるリビングマルチと狭畦密植栽培を組み合わせた大豆の雑草防除技術
要約 秋播き性の高い大麦によるリビングマルチと大豆の狭畦密植栽培を組み合わせることで、地表面の光量子密度の低下が早まることから、無中耕・無除草剤でも雑草防除が可能である。リビングマルチの有無は大豆...
要約 ヒエの冬期世代促進においては、短日処理により播種から採種までの期間が短縮でき、一方、長日処理では十分な生育量を確保できる。占有面積をより少なくし、出穂個体数をより多く確保できる好適栽培条件は、...
要約 気温と降水量の変化に対応するように改良した世界食料モデルによるシミュレーション計算では、気温上昇が、アメリカのトウモロコシ、コメ、大豆、EUと旧ソ連地域の小麦の単収を大きく引き下げ、世界全体の...
夏季栽培ヒエと春秋季イタリアンライグラスを利用する水田放牧草地
要約 転作田等の草地化にあたって、耐湿性の強い栽培ヒエとイタリアンライグラスを季節により組み合わせることにより、3月下旬から11月末まで放牧可能な年間乾物生産量約1t/10a、延べ放牧頭数約1,000頭・日/...
米糠、菜種油粕の表面散布による除草を行ったときの水田土壌の変化
要約 水田において米糠等の表面散布による除草法を行うと、表面土壌Ehの急激な低下が起こり、二価鉄や酢酸などの発芽や生長に悪影響を与える物質が増加する。一方、5cmの深さでは、米糠等の表面散布によるEhの低...