要約 ナガチャコガネは茶園内で集中的に分布しており、毎年ほほ同じ個所に被害が現れる。このため、被害個所を局所的に防除することで、農薬投与量を削減できる。被害個所の検出と位置の記録は透過型マイクロ波水...
キュウリ黄化えそ病中程度抵抗性のキュウリ系統27028930と山胡瓜~1
要約 キュウリ系統27028930および山胡瓜~1は、メロン黄化えそウイルス(MYSV)を病原とするキュウリ黄化えそ病に対して中程度抵抗性を示す。本抵抗性は温度依存型で、ウイルス分離株に特異的である。 キーワード ...
送風式農薬散布機のクワシロカイガラムシ防除専用噴管と防除効果
要約 クワシロカイガラムシ防除において、送風式農薬散布機と新たに開発した専用噴管を利用することで、40~60%の減量散布時でも、葉層下部の枝幹部に十分な薬液付着が得られる。また慣行防除法と同等の防除効果...
L4遺伝子を保有するPMMoV抵抗性ピーマンF1品種「L4京鈴」
要約 「L4京鈴」はL4遺伝子によるPMMoV(P1.2.3)抵抗性を有する青果用ピーマンF1品種である。植物体特性および収量性は「京鈴」と同等である。 キーワード ピーマン、青果用、PM...
炭疽病・輪斑病複合抵抗性の緑茶用新品種「さえあかり」(旧系統名:枕崎30号)
要約 「さえあかり」は炭疽病と輪斑病に抵抗性を有し、「やぶきた」より摘採期が早いやや早生の品種である。収量は「やぶきた」や「さえみどり」より優れ、製茶品質は「やぶきた」より優れ、高品質品種「さえみど...
農薬自動混合装置付防除機を活用した少量散布によるバレイショ防除の省力化
要約 農薬散布後の洗浄が簡単な自動混合装置は最大12%以内の誤差で薬剤を希釈できる。バレイショの少量散布防除を7ha規模で試算すると慣行防除の年間作業時間を67%に短縮できる。 キーワード バレイショ防除、自...
要約 病原菌を持たない原種種子を用いた採種栽培、Sweat-bag seedling法による種子検査および銅水和剤・酢酸混合液浸漬と乾熱処理の組合せ処理により病原菌非汚染種子を供給する。さらに育苗期に重点をおいた防除...
要約 イネの病原細菌である苗立枯細菌病菌、もみ枯細菌病菌、褐条病菌や、病原糸状菌であるばか苗病菌、ごま葉枯病菌、いもち病菌を保菌したイネ種子を鉄粉でコーティングして播種すると、育苗中の苗においてこれ...
クワシロカイガラムシのふ化盛期と天敵寄生蜂の発生時期との関係
要約 クワシロカイガラムシの主要土着天敵であるチビトビコバチとベルレーゼコバチの発生のピークはクワシロカイガラムシのふ化盛期頃に、サルメンツヤコバチの発生のピークはふ化盛期から1週間~10日後頃にある...
要約 小麦、大豆、菜豆、ばれいしょ、てんさい、たまねぎの主要な病害虫に対しドリフト低減ノズルを用いた際の防除効果は慣行ノズルによる防除効果とほぼ同等である。 キーワード ドリフト低減ノズル、病害虫、防...
乗用型送風式捕虫機のカンザワハダニとチャノミドリヒメヨコバイに対する使用法
要約 走行速度を時速1.7kmとし、カンザワハダニに対しては処理間隔をできるだけ短くした片道処理、チャノミドリヒメヨコバイに対しては5日おきの往復処理を実施することで両害虫の被害を低減できる。なお、チャノ...
病虫害複合抵抗性品種「みなみさやか」を利用した減化学農薬防除体系
要約 病虫害複合抵抗性品種である「みなみさやか」とBT水和剤、チャハマキ顆粒病ウイルス・リンゴコカクモンハマキ顆粒病ウイルスを組み合わせた防除体系では、化学農薬の年間使用回数は6回程度でよく、10aあたり...
要約 トンネル被覆や防霜ファンによる秋冬期の防霜は赤焼病の発生を抑制する。秋冬期の防霜と薬剤防除を組み合わせた発病抑制技術は、赤焼病の発生を要防除水準以下に維持し、一番茶収量の減少を抑える。 キーワ...
要約 ハマキガ類の交信攪乱剤(トートリルア剤)の150本/10a設置では、250本/10aに比べて主要成分のZ11-TDAの気中濃度は薄くなり、交信攪乱効果もやや不安定である。 キーワード チャ、チャハマキ、チャノコカク...
要約 自然仕立てのてん茶園における、クワシロカイガラムシを対象とした冬期の薬剤散布は、株元から上向きに噴射する方法に、番刈り面から水平に噴射する方法を併用することにより、十分な薬液の付着が得られ、防...
チビトビコバチはクワシロカイガラムシの密度抑制要因として重要である
要約 減農薬茶園におけるクワシロカイガラムシと土着天敵のチビトビコバチの密度は、相互に影響しながら変動し、これら寄主-寄生者密度の相互関係は概ね左回りの軌道を示す。チビトビコバチの保護利用は、クワシ...
要約 チャを加害するマダラカサハラハムシ成虫の産卵数は25℃で最も多く、約350個/雌である。卵の発育零点は10.1℃、有効積算温度は159.4日度である。チャを加害する個体群は茶園内に産卵する。 キーワード チャ、...
要約 茶樹の葉層への農薬散布は、ノズルから茶樹の樹冠面までの距離を近くすることができるためドリフトが少ない。乗用防除機を使用し、平均粒子径の大きなノズルと飛散防止カバーを併用することにより、さらに...
極早生の緑茶用新品種「しゅんたろう」(旧系統名:「枕系47-18」)
要約 「しゅんたろう」は「くりたわせ」より摘採期が2日ほど早い極早生系統である。「しゅんたろう」の生育・製茶品質・収量は「くりたわせ」より優れ、炭疽病と輪斑病に抵抗性を有する。 キーワード チャ、し...
要約 二番茶後に深めのせん枝を連年実施すると、再生芽の生育や当年秋の葉層の確保が十分に行われず、翌年一番茶収量が減少する。特に二番茶を晩期摘採し深めのせん枝を行うと減少程度が大きくなる。 キーワード ...