炭疽病・輪斑病複合抵抗性の緑茶用新品種「さえあかり」(旧系統名:枕崎30号)
要約 「さえあかり」は炭疽病と輪斑病に抵抗性を有し、「やぶきた」より摘採期が早いやや早生の品種である。収量は「やぶきた」や「さえみどり」より優れ、製茶品質は「やぶきた」より優れ、高品質品種「さえみど...
要約 年間窒素施肥量40kg/10aの少肥栽培条件において、収量・品質からみて「やぶきた」より優れる品種は、煎茶では「みえうえじま」、「さえみどり」、「さやまかおり」であり、かぶせ茶では「みえうえじま」、「...
要約 台風による潮風害を回避するにはソルガムを各うね間に間作する。2~3うねおきの間作では効果が低い。台風常襲地域の新植茶園では定植後2年目もソルガム間作を続ける必要がある。ソルガム間作は3~5回の台風...
要約 推定生涯産卵数を指標としたチャ主要品種のクワシロカイガラムシ抵抗性の評価において、「はつもみじ、みなみさやか、さやまかおり、うんかい、みねかおり」は、クワシロカイガラムシ抵抗性品種である。 キ...
要約 生産力が低下した茶園のせん枝方法は、一番茶摘採後中切りし、処理3年目に再せん枝を行うことで回復効果が高くなる。大分県農業技術センター・茶業特産部 背景・ねらい 大分県の専用茶園の多くは昭和40年代...
要約 チャ200品種・系統の炭疸病抵抗性を検定評価した。このうち、22品種・系統については全く発病が認められず、育種素材として活用できる。宮崎県総合農業試験場・茶業支場・育種科 背景・ねらい 炭疸病Colleto...
要約 チャのペーパーポット育苗において、太枝を用いることにより従来の二葉挿しより分枝数、葉数の多い苗ができる。この太枝苗は、定植当年の裂傷型凍害に対して被害が少なく生存率が高い。また、その後の生育が...
要約 茶園造成地における表土扱い層の土層改良で、ロータバケット混層耕を行うことにより、大型重機の走行等により緊密化した土壌をぼう軟にするなど、土壌物理性の改善効果が高く、茶樹の生育も良好である。 背...
要約 古条をジフィーポットに挿し木して育成した桑苗をタバコ移植機を利用してビニールマルチをした圃場に植付けることにより,1年で桑園造成が可能となった。この技術は従来の手作業に比較して労働時間が1/5に省...
要約 茶園環境下では、ナガチャコガネ雌の飛翔筋二型(有筋型、無筋型)は、淘汰上中立であった。有筋型は遺伝的に劣性な形質であり、個体群の飛翔筋保有率は短期間に急増しない。圃場レベルでは歩行雌による侵入...
要約 ナガチャコガネ雌飛翔筋二型(有筋型、無筋型)の茶園環境下への適応性はほぼ同等と考えられた。圃場レベルでは無筋型の歩行による隣接圃場への侵入が多く、有筋型が遺伝的に劣性な形質であることも考え合わ...
要約 養蚕農家に導入されているリフト式ローダーの汎用化を図るため、桑抜根用アタッチメントを開発した。試作機での抜根作業はスムーズに行え、作業に要する時間は約3.5時間/10aで、大型機械(バックホー)並み...
要約 種茎直播を傾斜地(最大傾斜8度)及び養蚕地帯で10a規模で実施したところ充分実用に耐え得る成績が得られた。また、現地圃場の造成2年目の収量は多く早期多収桑園とし供用可能なことが確認された。 背景・ねら...
要約 平地農業地域の桑園借地による養蚕経営規模を拡大するための成立条件としては、養蚕縮小・廃止による桑園貸出し希望農家の存在、おおむね標準小作料以内での借地料設定、土地改良事業済みで機械化収穫が可能...
要約 桑種茎直播における土壌型別の活着安定化について検討したところ、直播前の有機質無施用で活着率が高かった。しかし、腐植が3%以下であると生育は劣り減収した。また熟畑では耕耘を20cm程度とすると腐植が拡...
要約 桑の施設内育苗(1芽種茎)により生産した稚苗(ポット苗)を移植するため、従来の野菜移植機(K社製 KP-AM型、KP-LM型)を基本とし、桑稚苗用移植機に改良した。 背景・ねらい 植付から桑収穫まで桑園作業の機械...
要約 岩手県北部沿岸地帯の「やませ」や晩霜害等のため春蚕が不安定な地域において、夏秋蚕主体の養蚕経営により繭の安定生産を図るとともに養蚕空閑期の労力・施設を活用して雨よけ「ほうれんそう」等の野菜を導...