リナロールを高含有化した遺伝子導入オレンジはカンキツかいよう病菌の生育を抑制する
要約 カンキツかいよう病に罹病性の'ハムリン'オレンジにリナロール合成酵素遺伝子を導入した遺伝子組換え体の葉では、カキツかいよう病菌を接種しても生育が著しく抑制される。 キーワード 香気成分、抵抗性、遺...
リナロールの抗菌活性とウンシュウミカンでのリナロールを合成する遺伝子の発現
要約 カンキツ類の果皮に含有されるリナロールは、カンキツかいよう病や緑かび病菌に対して抗菌活性を示す。ウンシュウミカンの果実や葉では、これらの菌の接種や傷害処理によって、リナロール合成酵素遺伝子の発...
要約 カンキツ類の川野夏ダイダイ、大橘、河内晩柑および晩白柚は果汁及び果皮にナリンギン、リモニンを多く含む。また、果汁の加熱処理による苦味成分の変化はないが、加熱臭は温州ミカンで強く、川野夏ダイダイ...
要約 無核紀州の有する無核性が分離した交雑集団のRAPD解析から作成したSTSマーカーを利用し、葉のDNA分析を行うことにより、無核紀州型の無核性を有する個体を早期に推定することができる。 キーワード カンキ...
高糖度で特徴的な食感の、中晩生カンキツ新品種「せとみ」の特性応じた台木の選択
要約 中晩生カンキツ新品種「せとみ」は高糖度で独特な食感を持ち、水田転換園においても安定した品質が得られる。 キーワード 交雑育種、中晩生カンキツ、糖度、予措貯蔵 背景・ねらい 近年、消費者嗜好の変化か...
要約 加温ハウス栽培マンゴー「アーウイン」では、被覆複合肥料を用いて施肥回数を年3回から2回に削減することにより、収量、果実品質を低下させることなく10a当たりの労働時間を約90分削減することができる。 キ...
要約 食品から摂取できる主要カロテノイド6種(α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチン、リコピン)を中心に、51 品目( 145 点)の果実における含有量の品目間差・品種間...
要約 カンキツ類からがん予防成分を多く含む次の品種を選び出した。β-クリプトキサンチンはウンシュウミカン、オーラプテンはイーチャンレモン、ノビレチンはキング、リモノイドはユーレカレモンが高含有品種、が...
要約 「岩崎早生」は粗摘果時期及び仕上げ摘果時期に,「原口早生」と「橋川温州」は仕上げ摘果時期に最も労力を必要とする。「久能温州」と中晩生カンキツ(「スイートスプリング」,「宮内伊予柑」,「吉田ポンカ...
要約 十万温州に晩王柑×ポンカンを交配して得られた種子から高品質な珠心胚実生4系統を選抜した。 背景・ねらい
徳島県の奨励品種である十万温州は高糖度で貯蔵性も良いが,強い隔年結果性を有しており,豊...
要約 カンキツ新品種「はるみ」は無加温ハウス栽培により、低温による果皮障害が回避されて、食味・外観とも優れた高品質果実生産が可能であり、施設栽培に適した有望品種の一つと考えられる。 背景・ねらい 「...
要約 発がん抑制効果の高い物質として注目されるプロビタミンAのβ-クリプトキサンチンは、特にウンシュウミカン、ポンカン等のミカン類と、キンカンに多く含まれる。 背景・ねらい
カンキツの果実には、数十...
要約 夏秋季のエチクロゼート3回散布、冬季のジベレリン生合成阻害剤2回散布は、ともにウンシュウミカン及びポンカンの花芽形成を促進し、翌春の着花数を増加する。エチクロゼートとジベレリン生合成阻害剤の重...
ユズに発生したLachnum abnormeによる幹腐病 徳島果試
要約 徳島県の山間部でユズの枝幹部がすり鉢状にくぼみ、木質部まで腐り込む凹陥性幹腐症が発生した。病原菌はLachnum abnorme (Mot.)Haines&Dumontである。病名を「ユズ幹腐病(みきぐされびょう)」と命名...
要約 カンキツ新品種「陽香」は,「清見」に「中野3号ポンカン」を交雑して育成したミカンである。糖度が比較的高く,ポンカンに似た芳香の強い食味良好な大果・無核品種である。適熟期が1~2月であることから...