オーラプテンを高含有するCTV免疫性のカンキツ新品種「オーラスター」
要約 カンキツ新品種「オーラスター」は、カラタチ、ハッサクおよび「晩白柚」に由来する品種である。生食には適さないが、オーラプテンを高含有し、カンキツトリステザウイルス(CTV)に免疫性であり、加工用また...
カンキツ果実のカロテノイド組成に関わるZEP遺伝子のアレル特異的遺伝子発現
要約 カンキツ果実のカロテノイド組成の品種間差異に関与するZEP遺伝子のゲノム配列のうち、果実成熟期のカロテノイド蓄積に関連する遺伝子座のアレル間では、果実成熟期の遺伝子発現量および5'上流域に存...
要約 カンキツ新品種「はるひ」は、食味が優れる「カンキツ興津46号」と香りのさわやかな「阿波オレンジ」を交雑して育成した中生カンキツの新品種である。2月頃に成熟し、柔軟多汁であり、ヒュウガナツに似たさ...
要約 カンキツ由来花成制御遺伝子(CiFT)を導入した早期開花性セイヨウナシの花粉を用いて、播種後1年以内に早期開花するF1(第1世代)を獲得することが出来る。世代促進は、1世代の促進が2年以内に可能で、第2...
年末出荷可能な大果で種無しのカンキツ交雑品種「安芸まりん」の育成
要約
カンキツ新品種「安芸まりん」は、「清見」と「サザンレッド」を交配して育成した大果で種無しの食味良好な交雑品種であり、育成地では12月下旬が成熟期で年末に出荷できる。
キ...
要約
コルヒチン処理したえき芽を接ぎ木した個体からの選抜、あるいは珠心胚実生からの選抜により、カンキツ32品種において、四倍体として交雑に利用できる個体が得られ、これらは三倍体...
ビワの果肉および加工品におけるカロテノイド含有量およびその組成
要約 ビワ果肉中のカロテノイド含有量は、果肉が黄白の品種では極めて少なく、橙の品種で最も多い。主要なカロテノイドはβ-カロテンおよびβ-クリプトキサンチンである。加工品のカロテノイド含有量は生の果肉...
ウンシュウミカン強樹勢系統へのガンマ線照射によるわい性系統の獲得
要約 樹勢が強いS1152(「青島温州」珠心胚系統)にガンマ線を照射し、わい性傾向にあり果実品質は「青島温州」と同等である2系統を選抜する。わい性形質は接ぎ木二代目においても比較的安定している。 キーワ...
要約 ステンレスビーズによる凍結破砕と改良型PCR反応系を利用することで、カンキツのDNAマーカー分析を迅速かつ低コストで行うことができる。 キーワード カンキツ、DNAマーカー、早期選抜、DNA分析、スクリー...
要約 「あまつづみ」は、「安芸タンゴール」(「興津早生」×「トロビタオレンジ」)に 「サザンレッド」を交配して育成したカンキツ新品種である。高糖度で果皮の紅色が濃く、 オレンジ香を有し、さらに、じょう...
要約 無核紀州の有する無核性が分離した交雑集団のRAPD解析から作成したSTSマーカーを利用し、葉のDNA分析を行うことにより、無核紀州型の無核性を有する個体を早期に推定することができる。 キーワード カンキ...
要約 果樹研究所で行った発現遺伝子の解析情報、および、公開情報をもとに設計した 21,495個のカンキツ由来の独立遺伝子を搭載するオリゴDNAマイクロアレイである。搭載されている約60%の遺伝子について遺伝子...
高糖度で特徴的な食感の、中晩生カンキツ新品種「せとみ」の特性応じた台木の選択
要約 中晩生カンキツ新品種「せとみ」は高糖度で独特な食感を持ち、水田転換園においても安定した品質が得られる。 キーワード 交雑育種、中晩生カンキツ、糖度、予措貯蔵 背景・ねらい 近年、消費者嗜好の変化か...
要約 カンキツ茎頂のコルヒチン処理で得られた二倍性と四倍性のキメラ個体のうち、組織の倍数性調査により茎頂分裂組織の第二層が四倍性であると推定した個体は、完全な四倍体と同様に三倍体育成の交配親として活...
要約 カンキツ珠心胚実生の成育は低い線量でも影響を受け、特に15Gy以上の照射で抑制される。 キーワード カンキツ、珠心胚実生、重イオンビーム 背景・ねらい 重イオンビーム照射による変異誘発技術は、カンキツ...
要約 電照抑制栽培による8、9月開花作型に適した夏秋スプレーギク5品種を育成した。 キーワード キク、夏秋スプレーギク、耐暑性、長日開花性、育種 背景・ねらい スプレーギクは周年生産化が進み、夏秋スプレー...
カンキツのコルヒチン処理個体における四倍体の効率的な選抜時期
要約 カンキツのコルヒチンによる染色体倍加処理個体のフローサイトメトリーにおける倍数性の識別は、処理3~6ヶ月後ではキメラが多く不安定であるが、約1年半後には90%の個体で倍数性が安定することから、この時...
電照抑制栽培に適する西南暖地向き夏秋ギク型スプレーギク5品種
要約 電照抑制栽培による8、9月開花作型に適した夏秋スプレーギク5品種を育成した。いずれの品種も高温・長日開花性に優れている。 キーワード キク、育種、夏秋スプレーギク新品種、高温開花性、長日開花性 背景...
要約 ウンシュウミカン「宮川早生」のBACライブラリを構築した。その挿入断片の平均長は約133kbで、全クローンの総和は推定ゲノムサイズの13.3倍以上である。 新規DNAマーカーの開発、プロモータの解析、物理地...
11月に成熟する減酸の早いカンキツ交雑品種「広島果研11号」の育成
要約 「広島果研11号」は、「清見」と「サザンレッド」を交配して育成した大果で減 酸が早く良食味のマンダリンタイプの交雑品種で、育成地では11月下旬が成熟期となる。 キーワード カンキツ、品種、育種、マ...