生殖細胞凍結保存技術によりクルマエビ類の遺伝的多様性保全を図る
要約 卵の凍結保存技術が確立されていない魚介類において、生殖細胞の凍結保存は、全遺伝情報を保存できる唯一の手法となっている。開発した水産重要種クルマエビ類2種における生殖細胞凍結保存技術は、水生無脊...
侵入害虫バナナコナカイガラムシの検疫に役立つフェロモントラップの開発
要約 沖縄県に侵入し、様々な果樹を加害しつつあるバナナコナカイガラムシを強力に誘引するフェロモン成分の構造を解明し、その発生を簡単に検出できるフェロモントラップを開発しました。分布拡大の防止に向け、...
SSRマーカーによる日本のパインアップル品種のDNA品種識別
要約 パインアップルで開発した18種類のSSRマーカーにより、沖縄県で育成された7品種を含む合計30のパインアップル品種・系統のDNA品種識別が可能である。 キーワード パインアップル、SSRマーカー、DNA品種識別 ...
アメリカにおける遺伝子組換え作物をめぐる政策動向と規制スタイル
背景・ねらい 本研究では,世界で最も遺伝子組換え作物(GMO)の商業化が進展しているアメリカを取り上げ,規制における特徴を把握すると共に,その見直し動向について明らかにする。またアメリカが行っているGMO...
侵入害虫クロテンオオメンコガ(新称)の国内における広範囲での発生確認
要約 クロテンオオメンコガ(新称)はチョウ目ヒロズコガ科に属し,海外では観賞用植物,バナナ,サツマイモ,トウモロコシなどの害虫として知られている。これまで,わが国では小笠原での採集記録のみであったが...
廃棄バナナを利用した発酵TMRに適合した乳酸菌スターターの選定
要約 青果物輸入倉庫会社等から廃棄されるバナナを育成牛の飼料として発酵TMRを調製する時、添加する乳酸菌としてL.plantarumが最適である。 キーワード 乳酸菌、食品廃棄物、サイレージ、TMR、スターター 背...
要約 可食部の抗酸化活性は、ポリフェノール含量に比例して高まる。活性の高いものはサポジラ等のプロアントシニジン含有の熱帯原産果実、紅イモ等のアントシアニン含有農作物、ニガナ等の沖縄特産野菜である。未...
Lasiodiplodia theobromae(Patouillard)Griffon & Maublancによるマンゴー軸腐病(新称)
要約 マンゴー果実で、果梗部周辺が褐色、水浸状に腐敗する症状が発生し、その原因の解明を行った結果、Lasiodiplodia theobromae(Patouillard)Griffon & Maublancによるものであることが明らかとなり、マン...
要約 タイ西部の熱帯季節林では、タケが下層をおおうため森林は更新しにくいが、タケの枯死や野火が埴生変動の契機となった。植林は森林回復の手段として有効であるが、劣化した土壌は植林後直ぐには回復しない。...
要約 バナナツヤオサゾウムシ成虫は周年発生が見られ、4~6月が多く、幼虫、蛹は3~6月に多く夏期にはほとんど発生は見られない。定温での飼育では、摂氏25度での発育速度が最も速く、摂氏28度では発育が遅延する...
要約 バナナツヤオサゾウムシは蛹の腹部第9節の形態により雌雄の判別が可能である。沖縄県農業試験場・病虫部・害虫研究室 背景・ねらい 沖縄県ではバナナの栽培は拡大傾向にあるが、重要害虫であるバナナツヤオ...
要約 コチョウランの葉片からPLB(protocorm like body)を誘導し,継代培養培地に修正Vacin and Went培地のショ糖無添加培地,または,ハイポネックス・ポテト培地(木村,1991)を用いると効率的なPLB増殖が...
要約 追熟を要するセイヨウナシ「ラ・フランス」の追熟評価において、積算温度の増加とともに、白色から赤色に変色する機能を持つ積算温度表示ラベルを利用することで、簡便に食べ頃判定が可能な技術である。 背...
エチレン処理追熟時にエチレン生成が起こりにくいキウイフルーツ系統の発見
要約 キウイフルーツの果実は、それ自体、追熟しにくいことから、追熟のためのエチレン処理が行われるが、この際にもエチレン生成の起こりにくい系統(AMー203)の存在することが明らかになった。この系統はエチレ...
要約 通常の果実の追熟過程では、エチレンが生成すると共にポリアミン含量が低下するが、バナナではこれと異なり、ポリアミンの内プトレシン含量が増加した。また、損傷ストレスによってもプトレシンは増え、その...
要約 通常の果実の追熟過程では、エチレンが生成すると共にポリアミン含量が低下するが、バナナではこれと異なり、ポリアミンの内プトレシン含量が増加した。また、損傷ストレスによってもプトレシンは増え、そ...