要約 キウイフルーツ、パイナップルなどの多くの植物に含まれるシュウ酸カルシウムの微細な針状結晶が、共存するプロテアーゼの働きを相乗的に強めることで顕著な耐虫活性(成長阻害・殺虫活性)を示し、植物の防...
要約 ニホンナシ「あきづき」および「秋麗」において、溶液受粉によって慣行の梵天受粉と同等の結実率、果実品質を確保することが可能である。 キーワード ニホンナシ、溶液受粉、省力化、結実 背景・ねらい ニホ...
ipt遺伝子導入キウイフルーツでは過剰なサイトカイニンにより形態が小型化する
要約 アグロバクテリウム由来のipt遺伝子を形質転換により導入したキウイフルーツでは、内生サイトカイニン(特にトランスゼアチン)の蓄積量が増大し、葉の大きさが小さくなる、節間が詰まる等の形態変化...
VlmybA1-2は園芸作物における遺伝子導入ビジュアルマーカーとして利用できる
要約 ブドウ「巨峰」から単離された転写因子VlmybA1-2 cDNAをキウイフルーツ、トマトおよびナスに導入して発現させると、植物組織の切り口に赤色の細胞を生じさせ、その赤色はカルスとなっても維持される。した...
要約 モモの溶液受粉用の液体増量剤に、花粉管伸長を促進するペクチンメチルエステラーゼやポリガラクツロナーゼ、柱頭への花粉の付着量を増やすキサンタンガムを添加することによって、溶液受粉の結実率を向上...
要約 日本ナシ「幸水」のハウスおよび露地栽培で寒天0.1%添加した10%ショ糖溶液を用いた人工受粉では、花粉希釈倍率が250倍で慣行の梵天受粉と同等の結実が確保でき、果実品質もほぼ同程度であるが完全種子数は少...
要約 「幸水」の人工受粉においてキサンタンガムと液糖で作成した新規液体増量剤を用いると、花粉および 増量資材費を半減できる。 キーワード ニホンナシ、人工受粉、液体増量剤、溶液受粉、幸水 背景・ねらい ...
要約 キウイフルーツ新品種「さぬきゴールド」は、「アップル系キウイフルーツ」に中国系キウイフル-ツの雄系統(保存系統名:FCM-1)を交配して育成した品種である。大果で果肉は濃黄色を呈し、糖度が高く食味...
キウイフルーツのショ糖溶液を用いた人工受粉における花粉の適正希釈倍率
要約 キウイフルーツ「ヘイワード」でショ糖溶液(寒天0.1%添加)を用いた人工受粉では、花粉の希釈倍率が250~500倍の範囲で十分な結実が確保でき、果実肥大および果実品質は慣行の溶液受粉とほぼ同等である。ま...
ファゼオロトキシンを産生しないキウイフルーツかいよう病菌の出現
要約 キウイフルーツかいよう病発生園のうち、ハローを伴わない病斑のみの園地が複数認められた。これらの園地からは、ファゼオロトキシン産生遺伝子群(argK-tox cluster)を有しているが、その産生能を失ってい...
要約 サルナシ「香粋」の収穫適期は、収穫時の糖度で9~10%の時期である。なお、この時期の果実硬度は3.0kg/cm2程度、満開日からの日平均気温の積算値は約4,000℃である。 キーワード サルナシ、香粋、収穫適期、...
カルシウム剤葉面散布によるキウイフルーツ葉柄硝酸イオン濃度変化と果実糖度上昇
要約 キウイフルーツへの8~9月、3回のカルシウム剤葉面散布により、その後の葉柄汁液中硝酸イオン濃度の上昇が抑えられ、11月上旬に収穫した果実の追熟前、追熟後の果実糖度が上昇する。 キーワード キウイフル...
要約 寒天やジェランガム溶液に懸濁した花粉はキウイフルーツの人工受粉に利用でき,花粉を1000倍量まで溶液で希釈しても現行の石松子を増量剤とした受粉と同程度の果実が収穫できる.また、現行の石松子を増量剤...
キウイフルーツ葉柄汁液中のカリウムイオン濃度と果実貯蔵性との関係
要約 キウイフルーツ「ヘイワード」の貯蔵中果実硬度と葉柄汁液中カリウムイオン濃度との間に負の相関が認められ、6月の葉柄汁液中カリウムイオン濃度が高くなると果実の貯蔵性が低下する。 キーワード キウイフ...
要約 硬肉のモモ果実はエチレンに反応して軟化する。またエチレン処理による軟化中は果実自身のエチレン生成が認められず、エチレン処理を中断すると軟化は直ちに停止する。 キーワード モモ、硬肉、日持ち性、エ...
Phomopsis sp. 及び Dothiorella sp. によるキウイフルーツ枝枯病(新称)
要約 キウイフルーツ樹に発生したPhomopsis sp.及びDothiorella sp.による枝枯病を、キウイフルーツ枝枯病と命名した。 キーワード キウイフルーツ、枝枯病、Phomopsis sp.、Dothiorella sp. 背景・ねらい 枝枯病...
チャやツバキにも応用できる珪藻土を用いた植物DNAの迅速単離法
要約 珪藻土とスピンフィルターを用いて、フェノールやクロロフォルムを使わずに各種の植物から比較的高品質のDNAを短時間で抽出することができる。この方法はチャやツバキ等のDNAの抽出が困難な植物からの抽出に...
要約 キウイフルーツ果実軟腐病菌は主として粗皮で繁殖し、粗皮を削ることにより本病の発生を抑制できる。 背景・ねらい
キウイフルーツ果実軟腐病は、年により多発生し安定生産の大きな阻害要因となっている...
キウイフルーツ「ヘイワード」の大果生産のための夏季の環状剥皮法
要約 キウイフルーツでは6月下旬から7月下旬の間に2回、主幹部に環状剥皮を実施すると、品質が低下することなく無処理に比べ25~30%果実が大きくなる。剥皮の幅は5~7.5mm程度がよい。長崎県果樹試験場・落葉果樹...
要約 根部に寄生性を有する6種ロセリニア属菌についてリボソームRNA 遺伝子rDNA)の ITS 領域を増幅し、その塩基配列を比較・解析した。ついで、白紋羽病菌のみを検出し得るプライマーを設計し、PCR法による特異...