要約 リンゴ作共同防除組織は農民層分化とSS 導入を契機に全戸出役型から受委託型に転換したが、オペレータ確保や経済性の点で組織としての自立性が低い。共同防除組織の維持・発展のためには、共販戦略への統合...
要約 「ふじ」および「つがる」の単植園で結実を確保するためには、「ドルゴ」、「メイポール」、「スノードリフト」等の中から開花期の異なる2品種を選択し、ポット大苗等の苗木移植や樹冠頂部への高接ぎによ...
ベンジルアデニンの複数回散布によるリンゴ2年生わい性台木苗木の育成技術
要約 わい性台木を用いたリンゴ2年生苗木を育成する際、1年生苗木に切り戻し、芽かき処理を行った後、1本に整理した新梢の先端部にベンジルアデニンを繰り返して散布する。苗木の主幹上にフェザー(羽毛状枝)が...
50℃の温水点滴処理はニホンナシとリンゴの白紋羽病防除に有効である
要約 白紋羽病罹病樹を中心とした半径1mあるいは2m四方の範囲に50℃の温水を地表面から点滴することにより、ニホンナシ、リンゴの根部に寄生した白紋羽病菌が消失あるいは減少し、治療効果が得られる。 キーワー...
要約 リンゴ「岩手7号」は9月下旬に成熟する赤色品種である。樹姿は開張性、樹の大きさおよび樹勢は中程度で、果皮を被う色は濃赤色から暗赤色で、着色が容易な品種である。果汁多く、酸味が穏和で食味良好であ...
ウシの第一胃(ルーメン)にはクエン酸などに応答する細菌が生息する
要約 ルーメン微生物生態系からクエン酸、フマル酸、リンゴ酸に反応するセンサータンパク質遺伝子が見つかったことから、ルーメン内にはクエン酸などに応答して代謝調節を行う細菌の存在が示唆された。 キーワー...
大豆発芽時の湿害に対する代謝応答はTCA回路やGABA代謝が関係している
要約 冠水ストレスにより大豆発芽時の代謝は大きく変動し、クエン酸、イソクエン酸、フマル酸、GABA、アラニンの変化が強く影響を与えている。嫌気呼吸により糖含有率が低下し、TCA回路とGABA-shunt経路に関わ...
リンゴ樹の季節現象から推定するトビハマキ越冬幼虫のまゆ脱出時期
要約 トビハマキ越冬幼虫のまゆ脱出時期は、リンゴ樹の季節現象の早晩とほぼ同調し、「ふじ」の展葉期から始まり、開花期までに終了する。リンゴの1回目の薬剤散布時期である「展葉1週間後頃」におけるリンゴコ...
リンゴ「ふじ」輸出の際に問題となる果肉褐変の消石灰による抑制
要約 リンゴ「ふじ」の輸出に発泡スチロールボックスを用いる場合、10kgボックス当たり消石灰を50g入れることにより、炭酸ガスによる果肉褐変障害を抑制できる。 キーワード リンゴ輸出、発泡スチロールボックス...
台湾における果実の購買・消費行動と日本産果実に対する消費者評価
要約 台湾の消費者は果実の購買・消費において、「伝統市場での購買の多さ」、「周年購買・消費的傾向の強さ」、「酸味の弱い果実志向」、「日本産果実の品質に対する高い評価と価格に対する低い評価」等の特性を...
バラ科植物火傷病菌の植物体における存在の直接的・迅速な検定法
要約 ガラス繊維ろ紙を用いた植物体からのDNA 抽出法と、火傷病菌(Erwinia amylovora)のrpoD 遺伝子の一部分を特異的に増幅するEarpoDプライマーを用いたhot-start PCR 法により、植物体における火傷病菌の存在を...
病虫害複合抵抗性品種「みなみさやか」を利用した減化学農薬防除体系
要約 病虫害複合抵抗性品種である「みなみさやか」とBT水和剤、チャハマキ顆粒病ウイルス・リンゴコカクモンハマキ顆粒病ウイルスを組み合わせた防除体系では、化学農薬の年間使用回数は6回程度でよく、10aあたり...
根接ぎとフルアジナムの併用処理はナシ白紋羽病発病樹の回復に有効である
要約 ナシ白紋羽病で衰弱した樹を回復させるための方法として、根接ぎ(寄せ接ぎ)とフルアジナム水和剤(商品名:フロンサイドSC)の併用処理が有効である。 キーワード ナシ、白紋羽病、根接ぎ 背景・ねらい
要約 国内に生息するリンゴガイは大部分がスクミリンゴガイであるが、一部地域にはラプラタリンゴガイも生息する。両種はマルチプレックスPCRにより簡易に識別できる。 キーワード スクミリンゴガイ、ラプラタリ...
要約 千葉県が育成した種子なしビワ新品種「希房」を含む23品種・系統は、生葉または果実から抽出したDNAを材料として、リンゴ及びナシで開発された26種類のSSRマーカーによる多型パターンから識別できる。 キー...
要約 リンゴ新品種「ファーストレディ」は8月末~9月上旬に成熟する品質良好な早生種である。果実の大きさは300g前後である。果形は円形、果皮色は濃赤色で縞が入り、平坦地でも容易に着色する。果肉が硬く、...
要約 こうあ部に裂果を生じた果実が樹上凍結すると、収穫後の早い時点で果肉褐変が発生しやすいため、生食用として流通させないようにする。また、こうあ部に裂果がみられない果実でも、生食用としての流通は年内...
要約 クラブリンゴの「Dolgo」、「Ormiston Roy」、「Makamik」、「Eley Purple」、「Pink Perfection」、「Beverly」、「Adams」は、花材として出荷するのに適している。 キーワード クラブリンゴ、花材、交雑和...
20℃で貯蔵することによりリンゴ果実の冷蔵における貯蔵性を短期間で評価できる
要約 早生から晩生までのいずれのリンゴ品種でも、20℃貯蔵での果肉硬度および酸含量の変化は、0℃貯蔵よりそれぞれ8.9倍、3.7倍速いことから、20℃貯蔵で果実品質の変化を調査することで、短期間で冷蔵による長...
要約 青森県の民間育成品種「トキ」は外観、食味、食感が良好な黄色品種で、早生種の「きおう」と黄色の晩生種をつなぐ中生種として、優れた特性を持つ。 キーワード リンゴ、「トキ」、黄色品種、中生種 背景・...