カキから検出されるウイルス・ウイロイドと、カキ品種「麗玉」の生育不良
要約 カキの新品種「麗玉」は、一部の中間台木に高接ぎすると、接ぎ木不親和や樹勢低下を生じることがある。その原因の一つとして、特定のウイルスの関与が推察され、非感染の台木に接ぎ木することで被害を回避で...
九倍体「平核無」由来のわい性で八倍体の枝変わりカキ新品種「八秋」
要約 カキ新品種「八秋」は、九倍体「平核無」のわい性枝変わりであり、世界で初めて発見された八倍体である。「平核無」に比べて一年生枝長と節間長は短...
高糖度で外観に優れ、種なし栽培可能なカキ新品種「麗玉」(れいぎょく)
要約 カキ新品種「麗玉」は、高糖度で良食味な早生の完全甘ガキである。へたすき、果頂裂果、汚損果がほとんど発生しないため、外観が優れる。結実性が良好で、受粉樹を混植しない条件では種なし果が生産できる。...
SCARマーカーによるカキ「太月」、「太天」の交雑実生の甘渋性識別
要約 非完全甘ガキ「太月」および「太天」と完全甘ガキとの交雑による実生個体の甘渋性はSCARマーカーにより識別できる。幼苗段階で選抜し完全甘ガキのみを圃場に植栽することで、完全甘ガキの交雑育種を効率化で...
要約 リンゴ「岩手7号」は9月下旬に成熟する赤色品種である。樹姿は開張性、樹の大きさおよび樹勢は中程度で、果皮を被う色は濃赤色から暗赤色で、着色が容易な品種である。果汁多く、酸味が穏和で食味良好であ...
要約 「ふじ」および「つがる」の単植園で結実を確保するためには、「ドルゴ」、「メイポール」、「スノードリフト」等の中から開花期の異なる2品種を選択し、ポット大苗等の苗木移植や樹冠頂部への高接ぎによ...
要約 リンゴ新品種「ゆめあかり」は、10 月中旬に収穫可能な中~やや大玉の中生種である。腰高の果形に鮮紅の果皮色を呈し、外観は優れる。多汁で緻密な肉質を有し、微酸系の食味である。室温で約2週間、冷蔵(...
要約 排水性の良い土壌で「太秋」を栽培する場合、根圏が発達するまで土壌の保水性を高めるため、適度な灌水、土壌改良を行い、施肥は控えめに行う。また、障害の発生しにくい他品種の苗木を植え、「太秋」を接ぎ...
要約 高知県内で育成されたスモモ新品種「鯨山」は「大石早生」や「ソルダム」との交配親和性があり、糖度も高い。7~8分着色時が収穫適期で、25℃で貯蔵しても6日以上の日持ち性がある。 キーワード スモモ、...
要約 リンゴ新品種「秋田紅あかり」は10月下旬~11月上旬に収穫可能な大玉の晩生種である。鮮紅色の果皮に果点が浮かび上がる特徴的な外観を有し、糖度が比較的高く、冷蔵で翌2月下旬まで貯蔵可能であり、主要な...
要約 本道のりんご主要品種に対する「JM台木」等の品種特性を調査した。「ハックナイン」には「JM1」「JM5」「JM7」「JM8」「ランセップ」「M.9」が、「つがる」には「JM7」「JM8」が、「さんさ」には「JM2」「JM...
要約 「放育印度」は「印度」にガンマ線を急照射して、選抜したリンゴ斑点落葉病耐病性の突然変異品種で、その耐病性程度は主要品種の「ふじ」並みで、「ふじ」と同じ防除基準で栽培できる。「放育印度」の果実形...
要約 リンゴ「千秋」に「ひめかみ」を交配し、着色が良好で甘酸適和な食味を有する中生のリンゴ新品種「緋のあづま」を選抜、育成した。福島県での成熟期は9月下旬~10月上旬で、「つがる」と「ふじ」の間に出荷...
要約 「放育印度」は「印度」にガンマ線を急照射して、選抜したリンゴ斑点落葉病耐病性の突然変異品種で、その耐病性程度は主要品種の「ふじ」並みで、「ふじ」に準じた防除基準で栽培できる。果実形態及び品質...
ビワ良食味品種「涼風」「陽玉」の加温施設栽培における果実品質
要約 加温施設栽培の「涼風」の糖度は、「茂木」に比べ0.9以上高く安定している。「陽玉」の糖度は「茂木」に比べ0.5以上高く、果肉は「茂木」と同等で軟らかい。また、「涼風」、「陽玉」とも糖度が露地栽培より...
要約 カキ「陽豊」を既存品種に高接ぎ更新する場合、「西村早生」及び「伊豆」を中間台木として利用すると、収量性・果実品質が良好であるが、「刀根早生」は収量性・果実品質が劣り不向きである。 キーワード カ...
カキ「西村早生」と「太秋」の結果母枝選定のための雌・雄花の着花特性
要約 カキ「西村早生」や「太秋」では、樹齢に関係なく長い結果母枝ほど雌花が着生しやすい。結果母枝の種類では、不定芽由来の結果母枝に雌花が多く着生し、次いで前年の不着果枝や雌花が着生した定芽由来の結果...
ウイロイド保毒のカラタチ台カンキツに見られる台木の剥皮症状と樹勢低下
要約 カンキツエクソコーティスウイロイド(CEVd)以外の数種ウイロイドが複合感染したカラタチ台カンキツにも、CEVdによるのと同様に、台木部の激しい剥皮症状と著しい樹勢低下が見られる。 キーワード ウイロイド...
要約 日本なし「南水」において、糖度14%以上、平均果重380~400gの果実で、10a当たり3~4tを確保するためには、予備摘果を満開後14日頃、仕上げ摘果を満開後30~45日に実施する。仕上げ時の着果量は、葉数30~40...
要約 カキ「西条」の中晩生優良系統Gは、収穫時期が11月上中旬(11月4日~11月15日)で、大果、高糖度である。果形は、早生系西条と類似しており中程度の側溝を有する。 背景・ねらい 鳥取県における...