背景・ねらい 東シナ海の大陸棚縁辺から九州西岸および南岸にかけての海域は、マアジ等浮魚類の産卵場および漁場になっている。同海域では、黒潮は大規模な流路変動を示し(図1)、さらに黒潮の小蛇行に伴なう前...
要約 52℃の温水に20分間浸漬し、その後冷水で10分間浸漬する温湯処理技術により、マンゴー果実における軸腐病の発病抑制効果並びに腐敗の遅延効果が期待できる。 キーワード マンゴー、軸腐病、果実、温湯処理 背...
要約 ハイドランジア・アナベルの生育特性を示し、開花期以降50%以上の遮光を行うことで、白花のグリーン化を実現。また、摘心処理による開花抑制・花房の小型化に効果を認め、新しい花きとしての可能性を拡大。...
カーネーションのエチレン受容体遺伝子(DC-ETR1)の単離と部分配列
要約 〔要約〕カーネーションから単離され、塩基配列が明らかにされた新規のエチレン受容体遺伝子(DC-ETR1 )は、花弁および茎葉で発現している。 キーワード カーネーション、塩基配列、エチレン受容体遺伝子、...
要約 ブドウ「翠峰」の無核果実生産での花穂の切りつめは、満開期(第1回ジベレリン処理時)の花穂の長さが3cmとなるように行う。さらに、1房に30~35粒を着粒させることで、密着し外観の優れた果房を作ることが...
パパイア「ワイマナーロ」のsmallGTP-bindingprotein遺伝子(PGP1)のクローニングと解析
要約 パパイア「ワイマナーロ」のsmall GTP-binding protein遺伝子(PGP1)は636bpの長さを持ち、タンパク質の分子量は23311と推定された。PGP1はアミノ酸配列比較によるとYPT/RABグループに属し、発現解析により...
要約 高度の乾燥環境適応を示すCAM型光合成植物では、炭素代謝の鍵酵素であるピルビン酸Piジキナーゼ(PPDK)の葉肉細胞における局在様式には、種間により著しい変異がある。これと関連して、リンゴ酸の脱炭酸機構...
要約 大粒系ブドウのGA処理において、粘性を付与したGA剤をブドウの花(果)房の表面に素手で塗布する手法を開発した。本法により、着粒や無核化を促進しながら穂軸の柔軟性を維持できる。 背景・ねらい 大...
クロルピクリンくん蒸剤のジャガイモ植付け同時処理によるジャガイモそうか病の防除
要約 ジャガイモそうか病は、低濃度のクロルピクリンくん蒸剤テープ状製剤を使い、ジャガイモの植付け時に同時処理後、ポリフィルムで被覆することで、慣行の1/10量(3L/10a)で効果的に防除できる。長崎県総合農...
早生種で、着色が良く、さわやかな食味のりんご新品種「シナノレッド」
要約 りんご「シナノレッド」は「つがる」に「ビスタベラ」を交配し、育成したもので、8月上旬~中旬に成熟する早生種である。果実の形は長円、果皮の色は濃赤色で、縞状に着色する。甘味と酸味のバランスが良く...
要約 ブドウ「ハニーブラック」は肉質が良く、糖度も約20%と高く、食味良好で日持ち性が優れている。収穫時期は9月中~下旬で、岩手県で栽培可能な紫黒色大粒品種である。 背景・ねらい 岩手県のブドウは約60%を...
植物の環境ストレス耐性におけるプロトンの輸送と代謝の役割の解明
要約 植物細胞は必然的に細胞外に酸性環境を作り出すので、種々の環境ストレスによってプロトンポンプの機能が低下すれば細胞内酸性化を引き起こす。これに対する防御機構として植物に独特の解糖系、シアン耐性呼...
要約 がん細胞にアポトーシスと呼ばれる生理的な細胞死を誘導することによって、がんが抑制されることが明らかになっている。本研究では、リンゴやナシ等に含まれるフロレチンが、がん細胞のアポトーシスを誘導す...
要約 オウトウ新品種候補「オウトウ山形C5号」は大玉・着色良好・高糖度の良食味品種である。極晩生で果肉は硬く、日持ち性良好であり、オウトウ栽培地全域に適する。 背景・ねらい
基幹品種である「佐藤錦...
背景・ねらい 森林群落上の潜熱輸送量は森林の蒸発散量を表すため、国内では主に水文学的な関心から研究が行われてきた。潜熱は、同時に森林群落が放射エネルギーを変換し配分する要素の一つであるため、森林の微...
要約 培養室約5㎡、順化施設60㎡、育苗施設60㎡の規模の施設において、桑組織培養シュートを利用したセル成型苗が、年間最大6万本生産できる。このセル成型苗の移植機による植付時間は、1.0~2.9時間/10aであり、...