要約 カラムナータイプのリンゴでは、地上部で異所的に発現した新規ジオキシゲナーゼが活性型ジベレリンを減少させることにより、節間が短く、側枝の発生が少なくなり、円柱状の樹形を示すようになると考えられる...
植物病原細菌Dickeya dadantiiによるリンゴ急性衰弱症
要約 数年生のリンゴ樹が地際付近から褐色の樹液を漏出し急激に枯死するリンゴ急性衰弱症は、植物病原細菌Dickeya dadantiiによって引き起こされる病害である。 キーワード リンゴ、果樹急性枯死症状、D...
カラムナータイプのリンゴを正確に選抜できるDNAマーカーの開発
要約 リンゴのカラムナー性の原因と考えられる挿入変異周辺のゲノム配列から設計した3種類のプライマーを用いたPCRにより、カラムナータイプのリンゴを正...
VlmybA1-2は園芸作物における遺伝子導入ビジュアルマーカーとして利用できる
要約 ブドウ「巨峰」から単離された転写因子VlmybA1-2 cDNAをキウイフルーツ、トマトおよびナスに導入して発現させると、植物組織の切り口に赤色の細胞を生じさせ、その赤色はカルスとなっても維持される。した...
要約 ネギアザミウマには17の新規のミトコンドリアCOIハプロタイプが存在する。カキへの寄生や殺虫剤抵抗性発達で問題となる系統は2タイプに分類され、遺伝子レベルで判別できる。それら問題系統は海外から侵...
要約 リンゴの成熟果の果皮で発現するMYB様転写因子遺伝子(MdMYBA )は、果皮の着色が誘導される低温等の条件下で発現量が増加する。これを過剰発現させたリンゴ子葉等では着色が誘導されることから、MdMYBA ...
沖縄県のネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウの優占種および初検出種
要約 沖縄県の亜熱帯作物圃場等で検出される農業上重要な植物寄生性線虫は、アレナリアネコブセンチュウ沖縄型(以降センチュウを略)、サツマイモネコブ、モロコシネグサレ、ミナミネグサレA型が優占種で、キタ...
FTA交渉戦略に関する研究――米豪自由貿易協定交渉の事例――
背景・ねらい 自由貿易協定(FTA:Free Trade Agreement)が急速に注目を集めるようになったが,FTA交渉では相手国の輸出攻勢にさらされる国内の産業がしばしば懸案となる。そのような産業の利害関係者が結束して...
要約 わが国のブドウに発生しているブドウ葉巻随伴ウイルス3(GLRaV-3)及びブドウAウイルス(GVA)は、わが国に生息しているクワコナカイガラムシにより伝搬されることが確認された。 キーワード ブドウ葉巻随...
要約 浮羽郡内のカキ「伊豆」に発生したウイルス病類似症状のうち、新梢の炭疽病様症状及び冬枝基部の粗皮症状は、接ぎ木伝染性の病害である。粗皮症状は、接ぎ木接種により栽培品種である「西村早生」以外の「伊...
プロベナゾールによるタバコモザイクウイルスに対する抵抗性の誘導
要約 殺菌剤プロベナゾールとその代謝産物であるサッカリンはタバコモザイクウイルス感染に対する全身獲得抵抗性をタバコに誘導する。 背景・ねらい 殺菌剤プロベナゾールは糸状菌や細菌に対する全身獲得抵抗性...
要約 カキの種子内胚軸から高率で短期間に植物体を再生する系を開発し、この系を用いてアグロバクテリウム法で効率的に形質転換体を作出した。 背景・ねらい
交雑育種で導入できる遺伝子は交雑可能な近縁種...
ダイズβ-1,3-エンドグルカナーゼ遺伝子の導入によるキウイフルーツ耐病性素材の作出
要約 アグロバクテリウム法を用いてダイズβ-1,3-エンドグルカナーゼ遺伝子を導入した形質転換キウイフルーツを作出した。得られた形質転換体に対し、灰色かび病菌を接種したところ、非形質転換体に比べて病斑が小...
要約 培養室約5㎡、順化施設60㎡、育苗施設60㎡の規模の施設において、桑組織培養シュートを利用したセル成型苗が、年間最大6万本生産できる。このセル成型苗の移植機による植付時間は、1.0~2.9時間/10aであり、...