
トマトにおける低分子量キチンのキュウリモザイクウイルス感染抑制効果
要約 接種2日前に低分子量キチン(LMC)の2,000倍希釈液をトマト地上部に散布しておくことによって、トマトへのキュウリモザイクウイルスの感染が抑制されて発病株が激減する。 キーワード キチン、キュウリモザイ...

DAS-ELISA法によるウリ類退緑黄化ウイルスの簡易血清診断法
要約 ウリ類退緑黄化ウイルスに対する抗血清を用いて新規に開発したDAS-ELISA検定試薬は、メロン、キュウリ、スイカの各種罹病葉を的確に診断できる。 キーワード CCYV、クリニウイルス、DAS-ELISA、高感度検出、...

タバココナジラミ幼虫が成虫まで発育できる寄主植物はバイオタイプBとQで異なる
要約 タバココナジラミは様々な植物を寄主とするが、バイオタイプBはインゲン(「ケンタッキー101」、「ナガウズラ」、「モロッコ」、「本金時」)では幼虫が羽化するまでに死亡する。しかし、バイオタイプQはこれ...

キュウリ黄化えそ病中程度抵抗性のキュウリ系統27028930と山胡瓜~1
要約 キュウリ系統27028930および山胡瓜~1は、メロン黄化えそウイルス(MYSV)を病原とするキュウリ黄化えそ病に対して中程度抵抗性を示す。本抵抗性は温度依存型で、ウイルス分離株に特異的である。 キーワード ...

要約 病原菌を持たない原種種子を用いた採種栽培、Sweat-bag seedling法による種子検査および銅水和剤・酢酸混合液浸漬と乾熱処理の組合せ処理により病原菌非汚染種子を供給する。さらに育苗期に重点をおいた防除...

要約 茨城県のキュウリ抑制栽培で多発生する褐斑病に対し、重要防除時期、薬剤の防除効果とその効果持続期間に基づいて構築した防除体系は、高い防除効果と収量の向上が図られる。 キーワード キュウリ褐斑病、抑...

要約 世界各地で重要害虫として問題になっているタバココナジラミバイオタイプQは、日本国内で少なくとも30科64種類の植物を寄主として利用する。このうち、バイオタイプBと共通するものは少なくとも19科40種類に...

要約 高知県のウリ科作物に発生するMYSVには病原性の異なる複数ウイルス株が存在するが、原寄主植物、発生年、発生地域との関連性はない。分離株間でヌクレオキャプシドタンパク質のアミノ酸配列の相同性は極めて...

ズッキーニを利用した土壌残留ディルドリンのファイトレメディエーション
要約 ディルドリン高吸収植物ズッキーニによる土壌浄化の効果をポット栽培実験によって検討した結果、処理土壌で栽培したキュウリの果実中濃度を40~60%低減させました。ズッキーニによるファイトレメディエーシ...

要約 カボチャのヘプタクロル類汚染対策として、ウリ科以外の作物への転換、低吸収性品種の利用、および活性炭資材の土壌混和等、キュウリのディルドリン対策で用いた技術が適用可能であることを明らかにしました...

要約 クロルピクリンくん蒸剤を用いた土壌消毒により本病の根部の病斑形成は軽減され、消毒した土壌内に根域を長期間留める栽培法でその効果は向上する。これらの対策を実施した場合、栽培期間中に根部病斑が進展...

ダイズ褐斑粒原因ウイルスの感染時期と褐斑粒発生率、種子伝染率との関係
要約 褐斑粒原因ウイルス(CMV、SMV、PSV)は生育初期に感染すると高率で褐斑粒を発生させ、種子伝染する。褐斑粒率はウイルスの種類によらず開花期4~5週間後の感染でほぼ0%となる。種子伝染率は、SMVとPSVでは...

被覆周縁部固定による土壌還元消毒のホウレンソウ萎凋病に対する防除効果向上
要約 土壌還元消毒中、ポリフィルム被覆周縁部に水を封入したポリダクト(折幅20cm)、または、単管パイプを設置し固定すると、被覆周縁部でのホウレンソウ萎凋病の防除効果が高まる。 キーワード 土壌還元消毒、...

少量土壌培地耕における無加温半促成アムスメロンの培養液濃度管理
要約
アムスメロンを少量土壌培地耕で山崎処方メロン用培養液を用いて無加温半促成栽培する場合、給液濃度を定植から開花までの期間はEC2.0dS/m、開花後30日間はEC1.5dS/mとし、それ...

要約 トルコギキョウのウイルス病対策マニュアルを活用することで長野県内に発生しているトルコギキョウの主要なウイルス病害が防除できる。 キーワード トルコギキョウ、ウイルス病、防除マニュアル 背景・ねら...

Oidium 属 Reticuloidium 亜属うどんこ病菌に対するキュウリ10品種の感受性
要約 近年発生が確認された Oidium 属 Reticuloidium 亜属うどんこ病菌に対する東京都でのキュウリ主要10品種の感受性は、従来のウリ類うどんこ病菌とほぼ同様である。両亜属が混発している圃場でも、本病の防除...

東京都におけるOidium 属Reticuloidium 亜属菌によるキュウリうどんこ病の発生実態
要約 Oidium属Reticuloidium亜属菌(OR菌)によるキュウリうどんこ病は、東京都の広い範囲で防除が必要な程度にまで発生している。本菌の発生盛期は5月~6月中旬で、葉位によっては6月下旬まで蔓延する。7月...

京都府における果菜類及び豆類のLiriomyza属ハモグリバエの発生種構成
要約 京都府におけるトマト、キュウリなどに発生するLiriomyza属ハモグリバエは、トマトハモグリバエ、マメハモグリバエ及びナスハモグリバエの3種である。トマトハモグリバエが我が国に侵入・定着した2000年以...

F(ab')2フラグメントを用いたTAS-ELISA法によるメロン黄化えそウイルスの検出
要約 コーティング抗体にF(ab')2フラグメント、2次抗体にIgG、3次抗体に酵素標識プロテインAを使用したTAS(三重抗体)-ELISA法は、DAS-ELISA法より高感度で、メロン黄化えそウイルスを媒介するミナミキイロアザミ...

要約 防虫ネット被覆ハウス内では、露地と比較して風速が顕著に低下する。このハウスで夏秋ナスを栽培することにより、傷果、すれ果の発生が軽減され、商品化率、収量が向上する。 キーワード 防虫ネット、気温、...