非天然型アミノ酸を効率的にフィブロインに導入できる遺伝子組換えカイコの開発
要約 非天然型アミノ酸を効率良く認識するフェニルアラニル-tRNA合成酵素変異体を発現する遺伝子組換えカイコ系統を作出。従来よりも約30倍の効率でフィブロイン中に非天然型アミノ酸が導入でき、生産コストの低...
遺伝子組換えカイコを用いた蛍光色を持つ高機能絹糸の開発とその利用
要約 遺伝子組換えカイコの作出技術を利用して、緑、赤、オレンジ色等の蛍光を持つ絹糸を始めとして、極細の繭糸、細胞接着性を高めた絹糸を作る実用系統を育成した。次いで、導入した遺伝子産物の性質を残したま...
要約 凍結真空乾燥した桑葉をヘキサン等で脱脂後、気流粉砕機等で微粉砕とすることにより、従来の通風乾燥法に比し有効成分を多く含み食品への利用性の高い桑葉粉末が調製できる。 キーワード 桑葉、凍結真空乾燥...
桑新芽は血糖値改善物質1-デオキシノジリマイシンを高含有する
要約 桑葉に存在する血糖値改善物質として知られる1-デオキシノジリマイシン(DNJ)は新芽に最も多く含まれる。新芽を利用することで従来製品に対し、DNJをおよそ5倍含有する桑葉商品の開発が期待できる。 キーワー...
要約 昆虫工場から廃棄物として出るカイコ幼虫死骸を温風乾燥処理し、その固形物を選別する装置を考案した。この装置によって、カイコ幼虫死骸は効率的にクチクラ、絹糸腺、残渣粉末の3形態に選別・回収される。 ...
要約 「昆虫工場」から廃棄物として出るカイコ幼虫死骸を滅菌処理した後、温風乾燥式により処理する装置を考案した。この装置によって、カイコ幼虫死骸はクチクラ、絹糸腺、その他残渣粉末に分別され、その回収率...
要約 藍の葉を乾燥させ粉末化することにより、簡易に藍染めができる。これにより、屑繭等を活用した絹紡糸の付加価値を高めることができる。 背景・ねらい
養蚕農家が生産する繭のうち商品価値が少なく未利用...
要約 飼育現場で自給可能な4齢蚕用および5齢蚕用人工飼料を試作した。その飼料と当場で開発した簡易稚蚕人工飼料育装置を用いた全齢人工飼料育では、1年を通し安定した繭生産が可能である。 背景・ねらい 繭生産...
要約 小笠原諸島に固有の絶滅危惧種オガサワラグワの繁殖動態を調べた。遺伝マーカーを使って、成木では、父島の73%、母島では48%が導入種シマグワとの雑種、弟島の1集団のみ純血、と判定した。また、母島の実...
要約 鉢物花き栽培において、繭層、蚕蛹はシクラメンの肥料として、精錬した繭層や毛羽はシンビジュームの培地として利用できる可能性がある。 背景・ねらい 繭生産の過程では、中繭・下繭、毛羽や蚕糞などの副産...
要約 飼育現場で自給可能な4齢蚕用人工飼料の製造法を確立した。その飼料を用いた飼育では、桑葉育よりやや劣るが、ほぼ良好な成績が得られる。 背景・ねらい 繭生産の大幅な生産性の向上および規模拡大には、人...
要約 アブラムシの天敵であるナミテントウについて、孵化直後から成虫までの全齢期間に飼育の可能な飼料は、各種カイコ資源の中で蚕蛹の凍結乾燥粉末である。これは、ナミテントウの代替飼料として活用の可能性が...
要約 カイコ体液から酸メタノール抽出とTSKゲルODS-80Tsを用いたHPLCにより得られる画分と、その一部を模倣したトリフルオロアセチル化アミノ酸は、数種の農作物病原糸状菌に対して高い抗カビ活性を示す。 背景・...
要約 飼料のpH調整した4齢蚕用人工飼料を試作し、その飼料を用いて飼育試験を実施したところ桑葉育並の良好な成績が得られたので、さらに改良することで4齢人工飼料育の実用化が可能である。 背景・ねらい 養蚕施...
要約 稚蚕期の無菌人工飼料の飼育は、無停食で稚蚕飼育中に生育の乱れが生じるため4・5齢中に遅蚕を排除しながら飼育する必要がある。本飼育法は、結繭中はやや劣るが、繭質に遜色無く、現行の稚蚕飼育と比較して...
要約 古条をジフィーポットに挿し木して育成した桑苗をタバコ移植機を利用してビニールマルチをした圃場に植付けることにより,1年で桑園造成が可能となった。この技術は従来の手作業に比較して労働時間が1/5に省...
要約 こうじかび病菌分生胞子を付着させた培地吸着ろ紙を用いて、カイコへの添食試験を行うことなしに、カイコ核多角体病ウィルスに対するホルマリン消毒効果を簡易に判定する。 背景・ねらい 養蚕農家で発生する...
要約 簡易無菌飼育装置を用いた全齢人工飼料育について検討した結果、全齢を通じて3回の給餌で省力的に飼育ができ、このため、年間を通じて安定した繭生産の実現と省力化による生産工程の効率化を図ることができ...
要約 改良型蚕飼育装置および無蒸煮人工飼料を用いた全齢人工飼料育の上蔟時に循環扇による通風と回転蔟を横置きにすることにより必要回転蔟数を3/4に減らすことが可能であることが明らかになった。 背景・ねらい...
要約 カツオブシムシ類による被害は製糸工場での乾繭保管中だけでなく、生繭を生産している養蚕農家段階でもその棲息が、又繭検定供用繭にもその被害が確認され、繭質の低下を招いている。 背景・ねらい 最近、製...