鹿児島県の秋作カボチャにおける花粉媒介昆虫の貢献と人工授粉に依らない栽培の可能性
要約 鹿児島県ではカボチャの播種時期を遅らせる抑制栽培(秋作)が行われている。その訪花昆虫の中ではトラマルハナバチの送粉効率が最も高い。ミツバチの送粉効率は劣るが、訪花頻度が高いことで受粉に役立ってい...
ニューラルネットワークモデルによるイアコーンサイレージのTDN含量の推定
要約 自給濃厚飼料として期待されるイアコーンサイレージのTDN含量は、ADLおよびデンプンの含量を説明変数としたとき、重回帰式では推定できないが、ニューラルネットワークモデルによる推定式で比較的高い精度で...
要約 山羊関節炎・脳脊髄炎ウイルスの抗体検査および疫学調査の結果は、山羊の用途、飼養頭数や導入の有無が本ウイルスの感染リスクに影響する可能性を示唆している。 キーワード 山羊関節炎・脳脊髄炎ウイルス、...
黄赤色の花色を持つアルストロメリア新品種候補「羊ヶ丘1号」、「羊ヶ丘2号」
要約 種間交雑、胚珠培養により育成した黄赤色の花色を持つアルストロメリア「羊ヶ丘1号」は4~6月の採花本数が多く、「羊ヶ丘2号」は3~5月の採花本数が多いほか7月以降の夏秋期にも採花が可能である。いずれも...
要約 紫イネは、良好なサイレージ発酵品質を示し、抗酸化物質のアントシアニンを多く含む。その家畜への給与は抗酸化酵素の活性を上昇させることから、機能性物質の供給源として有効である。 キーワード ウシ、紫...
省力栽培が可能な短側枝性・雌雄同株型メロンF1品種「フェーリア」
要約 「フェーリア」は、短側枝性で雌雄同株型のF1品種であり、側枝の摘除と余剰果の摘果のための作業を大幅に短縮できる。 キーワード 雌雄同株型、省力、短側枝性、メロン 背景・ねらい わが国のメ...
要約 羊スクレイピーは不均一な異常プリオン蛋白質(PrPSc)の集合体によって起きる疾病であり、プリオンの選択的増幅は、異種動物のみならず同種動物間の伝達でも生じる。この潜伏しているプリオンの選...
要約 フェストロリウムサイレージのTDN含量は成分分析によるリグニン含量、脂肪含量、灰分含量の値から推定できる。推定式はTDN含量=-3.397×リグニン+2.860×脂肪-1.552×灰分+80.133であり、既存のイネ科牧草向け...
大果で北海道向きのブルーベリー新品種「CW1」および「CW7」
要約 ブルーベリー新品種「CW1」および「CW7」は、「コビル」と「ウェイマウス」の交雑品種である。「CW1」は8月上中旬、「CW7」は8月中下旬が収穫期で、いずれも大果で、圃場での耐寒性がやや強または中で、北海...
要約 単為結果性ナス「あのみのり」を防虫ネット被覆ハウス内で栽培すると、ミツバチによる着果管理を行わなくても、露地と比較して可販果収量が増加する。この可販果収量は、普及品種「くろべえ」(ミツバチ放飼...
要約 加工・業務用カボチャにおける直まき、自然受粉、着果節位以上の側枝を放任する省力整枝栽培の生育・収量は、慣行栽培と同等である。一斉収穫を組み合わせると管理作業時間は慣行栽培の約5割に削減され、大...
要約 「ふじ」および「つがる」の単植園で結実を確保するためには、「ドルゴ」、「メイポール」、「スノードリフト」等の中から開花期の異なる2品種を選択し、ポット大苗等の苗木移植や樹冠頂部への高接ぎによ...
要約 種子の発芽促進のためにはジベレリン200ppm液に48時間浸漬後、播種する。また、挿し芽は、開花4~5日前の茎葉を用いて、キク用水揚げ剤に挿し穂を浸漬した後に、発根剤処理をして、最低気温を25℃としたト...
要約 「Malus baccata 79091」、「Makamik Crab」、「Sentinel Crab」、「M.×atrosanguinea 20004522」、「Redbud Crab」、「Snowdrift Crab」の6品種は、「ふじ」及び「つがる」と交雑親和性が高く、開花期が...
要約 サトウキビ搾汁液と乳原料とを含有する培地に乳酸菌を接種して乳酸発酵させることにより、サトウキビ由来のポリフェノールや抗酸化能を活かし、かつ、血圧降下作用が期待できるGABAを豊富に含んだサトウキビ...
とうもろこしサイレージ多給・配合飼料無給与による授乳期の母子羊の飼養法
要約 チモシー主体乾草不断給与下において、とうもろこしサイレージ+アルファルファ乾草給与により、単子の75%、双子の25%が発育標準の平均離乳時体重を超える。母羊の体重減少も日本飼養標準の基準内であり、...
要約 夏秋キュウリの有機栽培において、0.4mm目合いの防虫ネット被覆資材を活用すると、生育が促進され、アブラムシの発生が抑制され、収量が多くなる。 キーワード キュウリ、有機栽培、防虫ネット、アブラムシ ...
萎凋細菌病に強いスターチス新品種「紀州ファインホワイト」および「紀州ファインイエロー」の育成
要約 萎凋細菌病に強く、花房が大きくてボリュームがあり、2L率が高いスターチス2品種を育成した。「紀州ファインホワイト」は、がくの色が純白に近い品種で、「紀州ファインイエロー」は、切り花長が長く、が...
要約 夏秋どりイチゴ「エラン」の栽培では、ハウスの天井部フィルムを開放してハウス内に遮光資材を展張すると、ハウス内の気温、培地温および葉温が下がり、収量が高い。高設栽培槽に通気性のある資材を用いると...
要約 ダイズわい化ウイルス保毒ジャガイモヒゲナガアブラムシのダイズ圃場への飛来個体数は飛来初期に多く、その後急速に減少する。田植え後播種では早播きや標準播きよりも遅く出芽して保毒虫飛来のピークを回避...