580から595nmの波長ピークを有するLEDはバレイショの緑化を軽減する
要約 収穫後のバレイショ塊茎を光が当たる場所で取り扱う必要がある場合、580から595nmの範囲内に波長ピークを有するLEDを用いることで色素の生成を軽微に抑えることが可能であり、外観品質の劣化を軽減できる。 ...
多数の系譜図を含みセキュリティが高い静的コンテンツの作成支援
要約 品目全体の系譜図を含む品目ページ、および3世代系譜図を含む品種ページの2種類のHTMLページを自動生成するシステムを開発した。本システムの利用により、多数の系譜図を含みセキュリティが高い静的コンテン...
多収で高リン・低離水率のでん粉を有するばれいしょ新品種候補「北海105号」
要約 「北海105号」はでん粉原料用の主要品種である「コナフブキ」と比較して、でん粉重が多く、精製したでん粉はリン含量が高いが、離水率が低く従来と異なる特徴を持ち、新規用途の開発が期待される。また、ジ...
要約 生食用バレイショでは2°C貯蔵により糖が増加し、270日後には特に「インカのひとみ」「インカのめざめ」で「キタアカリ」の2倍量となる。「インカのめざめ」において増加した糖量は室温で減少するが、低...
要約 ナスの全ゲノムを解読して得られた8.33億塩基のDNA配列は42,035個の遺伝子を含み、そのうち7,614個はナスに特徴的である。これらの配列や連鎖地図上の位置などの詳細情報をデータベースとして公開している。...
要約 ジャガイモやせいもウイロイドおよびトマト黄化萎縮ウイロイド、トマトアピカルスタントウイロイド、コルムネアラテントウイロイドは主にナス科およびキク科の野菜と花き類に感染する。 キーワード 園芸植物...
要約 飼料用トウモロコシF1品種の根腐病抵抗性は、絹糸抽出期のトウモロコシ株元に菌培養した爪楊枝を接種することで安定的に評価できる。接種部直上の稈断面を0~4で評点し、評点2以上発病個体率の逆...
要約 「からゆたか」は、いもの肥大が早く、青果用カンショとしてはごく多収である。いもの外皮はやや滑らかで条溝がなく外観が良い。蒸しいもの食味や糖度は「高系14号」並みで肉質は粘である。 キーワード サツ...
3種のジャガイモシストセンチュウ抵抗性遺伝子の同時検出と遺伝資源の評価
要約 3種のジャガイモシストセンチュウ抵抗性遺伝子に連鎖するDNAマーカーの同時検出が可能であり、抵抗性遺伝子の有無が効率的に評価できる。遺伝資源の評価結果は新たな抵抗性系統の選定に活用できる。 キーワ...
NMRメタボロミクスによるジャガイモ疫病抵抗性品種・系統の識別マーカーの同定
要約 圃場で栽培した疫病発症前のバレイショ健全葉抽出物の1H-NMRスペクトルは、疫病抵抗性の程度に応じて異なる代謝物プロファイルを示す。この違いを反映するマーカー代謝物の一つはL-リンゴ酸であ...
要約 ガラス室内で主茎を生育させた穂ばらみ期のイネ葉鞘に、液体培養で得たイネ稲こうじ病菌の分生子懸濁液を注射接種し、発病した病粒数を調査し、基準品種と比較することで、品種の抵抗性程度を評価できる。 ...
品種特性データの操作性が向上した系譜図作成ソフトウェア;EvoTree PLUS
要約 系譜図自動作成ソフトウェア;EvoTreeを多種類の品種特性データ(文字列・数値)に対応できるデータ構造へ改変し、データの操作性・汎用性を高めた。改良したEvoTree PLUSはマニュアル・作物系譜データ等と共に...
畑地における作物由来炭素投入量の推定および土壌炭素貯留量の将来予測
要約 北海道の畑作地帯では、作物純一次生産量の38%が作物残さや緑肥として土壌に還元されている。RothCによる将来予測では、現状のままでは土壌炭素貯留量は緩やかに減少し、畑全体への堆肥施用により緩やかに増...
ブドウ晩腐病菌(Colletotrichum gloeosporioides)の効率的な分生胞子形成法
要約 ブドウ晩腐病菌(Colletotrichum gloeosporioides)の分生胞子形成には希釈したオートミール寒天培地(希釈OMA培地)が適しており、菌糸の細かい断片を希釈OMA培地上に塗布して培養することで、安定的...
衛星画像を利用した小麦収穫作業システムは主要秋播き品種への適用が可能
要約 小麦の穂含水率と圃場試験より得られた正規化植生指数の間には、品種に関わらず正の一次相関があり、衛星画像を利用した小麦収穫作業システムは現行の主要秋播き品種へ適用が可能である。 キーワード 小麦、...
トマトのジャガイモシストセンチュウ抵抗性遺伝子を判定するDNAマーカー
要約 国内のジャガイモシストセンチュウ抵抗性トマト品種は抵抗性遺伝子Hero Aを持ち、新規作成PCR-RFLP DNAマーカーによって明確に判定できる。 キーワード ジャガイモシストセンチュウ、トマト、抵抗性...
外観形質が良好で収量性の高いヤーコンの新品種候補系統「アンデスの乙女(旧系統名 SY237)」
要約 ヤーコン「アンデスの乙女」は株当たりの塊根数が多く、単根重も大きいため、収量性が極めて高い。また、従来品種と比べて裂根が生じにくい。塊根の皮色は従来品種にない濃い赤紫色で、表面は非常に滑らかで...
北海道におけるジャガイモ塊茎褐色輪紋病の発生実態と当面の防除対策
要約 ジャガイモ塊茎褐色輪紋病の病原ウイルスであるジャガイモモップトップウイルス(PMTV)は北海道内に広く分布している。ばれいしょ主要品種の塊茎褐色輪紋病抵抗性には明確な品種間差があり、フルアジナム水和...
要約 2010年のバレイショ塊茎内部に生じる中心空洞の発生は、従来の発生程度を大きく上回る。中心空洞の発生率は、高い品種では30%以上から、低い品種では全く発生しないなど大きな品種間差がある。また、大きな...
農薬自動混合装置付防除機を活用した少量散布によるバレイショ防除の省力化
要約 農薬散布後の洗浄が簡単な自動混合装置は最大12%以内の誤差で薬剤を希釈できる。バレイショの少量散布防除を7ha規模で試算すると慣行防除の年間作業時間を67%に短縮できる。 キーワード バレイショ防除、自...