
透水性改善による熱水土壌消毒と耐病性台木を組み合わせたトマト青枯病の防除
要約 透水性が悪い黒ボク土からなる圃場では、籾殻の大量投入と深耕による透水性改善で熱水土壌消毒の効果が高められ、抵抗性台木との組み合わせにより、トマト青枯病の被害を低減できる。 キーワード 透水性改善...

放牧後のイタリアンライグラスを利用した大豆のリビングマルチ栽培
要約 放牧に用いた晩生のイタリアンライグラスの再生草を、枯殺せずにリビングマルチとして大豆を不耕起栽培する方法は、大豆の初期生育時の雑草発生を抑えることができ、除草剤を用いる不耕起栽培法と同程度の収...

要約 暖地の新規需要米向けイネ品種「ミズホチカラ」「モミロマン」および「ルリアオバ」は、ベンゾビシクロンやテフリルトリオンにより、甚大な生育抑制と白化症状が生じるので、絶対に使用しない。「ミナミユタ...

農薬自動混合装置付防除機を活用した少量散布によるバレイショ防除の省力化
要約 農薬散布後の洗浄が簡単な自動混合装置は最大12%以内の誤差で薬剤を希釈できる。バレイショの少量散布防除を7ha規模で試算すると慣行防除の年間作業時間を67%に短縮できる。 キーワード バレイショ防除、自...

飼料用トウモロコシの有機栽培に活用できるシロクローバのリビングマルチ
要約 シロクローバのリビングマルチにより、飼料用トウモロコシを無農薬で栽培することができる。また、トウモロコシの播種の前に、シロクローバの上から堆肥を表面施用することで、トウモロコシの収量がさらに増...

要約 ライグラスいもち病は温暖な気候で発生が増加し、気温25~31℃で病斑拡大速度および胞子形成数が最大となり、発生北限は9月の日平均気温22℃境界線とほぼ一致する。オリサストロビン剤などの種子粉衣により、...

要約 高温により引き起こされるレタスの茎伸長には、茎中の内生ジベレリンの増加が関与しており、これは特定のジベレリン代謝酵素遺伝子LsGA3ox1の発現上昇による。 キーワード 高温、レタス、茎伸長、ジ...

製粉によって小麦粉とふすまに配分されるデオキシニバレノールの濃度
要約 赤かび病発生圃場産の小麦は、ブラベンダーテストミル製粉によって、小麦粉では原料小麦の約半分、ふすまでは約2倍のデオキシニバレノール濃度を示す。 キーワード 小麦、赤かび病、デオキシニバレノール、...

要約 カボチャのヘプタクロル類汚染対策として、ウリ科以外の作物への転換、低吸収性品種の利用、および活性炭資材の土壌混和等、キュウリのディルドリン対策で用いた技術が適用可能であることを明らかにしました...

リンドウの定植30 日後ジベレリン処理による越冬芽の高位着生抑制技術
要約 リンドウの5~7月定植の作型において、定植30 日後の苗にジベレリン溶液の茎葉散布を行うことにより越冬芽の高位着生が抑制され、同時に、より太く充実した越冬芽が得られる。 キーワード リンドウ、ジベ...

要約 リンゴ園で採集したナミハダニをインゲンマメ葉に接種して、実用濃度の薬液に浸漬すると、殺ダニ剤に対する感受性の園地間および薬剤間の差異を検出できる。検定結果は、共同防除組合や園地ごとに適切な薬剤...

要約 「巾着」の黒星病抵抗性に連鎖したマーカーとなるDNA配列を持たない個体は黒星病接種試験により全て著しい病徴を示したため、幼苗時のマーカー選抜により1次選抜を効率的に実施することができる。 キーワー...

病虫害複合抵抗性品種「みなみさやか」を利用した減化学農薬防除体系
要約 病虫害複合抵抗性品種である「みなみさやか」とBT水和剤、チャハマキ顆粒病ウイルス・リンゴコカクモンハマキ顆粒病ウイルスを組み合わせた防除体系では、化学農薬の年間使用回数は6回程度でよく、10aあたり...

要約 夏秋系一輪ギクの新品種「愛知夏黄1号(仮称)」を育成した。本品種は対照品種より生育が旺盛で、満開時の花径が大きく、無側枝性を持つ。切り花の外観は茎葉にボリューム感があり、葉は光沢のある立葉で草...

茨城県の特別栽培農産物認証制度に適合するカンショ病害虫防除体系
要約 カンショの土壌害虫に対するD-D剤(全面処理)と殺虫剤(作条処理)による防除は、カズサホスマイクロカプセル剤(全面土壌混和)による防除に替えることができる。さらに、食葉性ガ類の防除を省略するこ...

Oidium 属 Reticuloidium 亜属うどんこ病菌に対するキュウリ10品種の感受性
要約 近年発生が確認された Oidium 属 Reticuloidium 亜属うどんこ病菌に対する東京都でのキュウリ主要10品種の感受性は、従来のウリ類うどんこ病菌とほぼ同様である。両亜属が混発している圃場でも、本病の防除...

要約 単為結果性ナス「あのみのり」を防虫ネット被覆ハウス内で栽培すると、ミツバチによる着果管理を行わなくても、露地と比較して可販果収量が増加する。この可販果収量は、普及品種「くろべえ」(ミツバチ放飼...

ドリフト低減ノズル及び遮へい作物による農薬飛散低減と大豆病害虫防除効果
要約 ブームスプレーヤを用いた大豆の薬剤散布において、ドリフト低減ノズルを用い、「ゴールドソルゴー」を遮へい作物として栽培すると、防除効果はほぼ同等で薬剤の飛散量を慣行ノズル(遮へい作物なし)の10分...

要約 茨城県のキュウリ抑制栽培で多発生する褐斑病に対し、重要防除時期、薬剤の防除効果とその効果持続期間に基づいて構築した防除体系は、高い防除効果と収量の向上が図られる。 キーワード キュウリ褐斑病、抑...

要約 促成栽培に適するトマト黄化葉巻病抵抗性品種として、収量性および食味に優れる「TY桃太郎さくら」、「秀麗」を選定した。 キーワード トマト、トマト黄化葉巻病、抵抗性、品種、食味 背景・ねらい