トマトのジャガイモシストセンチュウ抵抗性遺伝子を判定するDNAマーカー
要約 国内のジャガイモシストセンチュウ抵抗性トマト品種は抵抗性遺伝子Hero Aを持ち、新規作成PCR-RFLP DNAマーカーによって明確に判定できる。 キーワード ジャガイモシストセンチュウ、トマト、抵抗性...
「Modan」以外のインド型品種に由来するイネ縞葉枯病抵抗性選抜マーカー
要約 DNAマーカーST48およびST64を用いることで、飼料用稲品種の縞葉枯病抵抗性選抜が可能となり、抵抗性遺伝子Stvb-iの由来を「Modan」と「Modan以外の品種」に判別することができる。 キーワード イネ、...
トマトにおける特定の遺伝子発現はネコブセンチュウの侵入を抑制する
要約 ナス科植物のトマトにジャスモン酸メチルを噴霧処理した後、3日以内にネコブセンチュウを接種すると、根内部へ侵入する線虫数が減少する。侵入数の抑制効果は約1週間持続し、効果が消える頃のジャスモン酸メ...
要約 いもち病ほ場抵抗性遺伝子pi21を単離し、既知の抵抗性遺伝子とは異なる構造と機能を持つこと、この遺伝子は我が国の陸稲など、ごく一部のイネのみが持つことを明らかにした。また、pi21は食味...
だいず「フクユタカ」よりハスモンヨトウ抵抗性が強い新品種「フクミノリ」
要約 だいず「フクミノリ」は、ハスモンヨトウ抵抗性遺伝子をDNAマーカーを利用して「フクユタカ」に導入した系統である。成熟期、収量、子実の外観、成分は「フクユタカ」と同等であり、豆腐に適する。 キーワー...
要約 DNAマーカー(ST48、ST49、ST64、ST72、ST82、ST89)は、それぞれイネ縞葉枯病抵抗性と感受性品種間において異なるDNA断片を増幅する共優性マーカーで、インド型イネ品種「Modan」由来の縞葉枯病抵抗性イネ個...
要約 水稲「コシヒカリ新潟BL11号」は、いもち病真性抵抗性以外の品種特性が「コシヒカリ」と同質である。「コシヒカリBL」の新たな構成品種とする。 キーワード イネ、いもち病真性抵抗性遺伝子、コシヒカリBL ...
イネ抵抗性遺伝子解析に利用できる品種加害性の異なるイネウンカ類飼育系統
要約 1966年~2005年に採集したトビイロウンカ飼育系統は、それぞれ採集時における品種加害特性を保持している。セジロウンカ飼育系統の品種加害特性も採集年次によって異なる。これらのイネウンカ系統はイネ抵抗...
いもち病圃場抵抗性遺伝子 pi21 を持つ極良食味の新品種候補系統「中部125号」
要約 「中部125号」は温暖地東部では中生の早に属する、中間型の水稲粳種である。陸稲「戦捷」からいもち病圃場抵抗性遺伝子 pi21 を導入する際に、 pi21 座と密接に連鎖する不良形質をDNAマーカー選抜によって除...
ブラジルと日本のダイズさび病菌に対するダイズ品種の反応の違い
要約 ブラジル及び日本のダイズさび病菌に対するダイズの抵抗性反応は、抵抗性遺伝子や品種によって著しく異なる。また、ブラジルの菌に抵抗性の品種は少なく、その抵抗性の程度も低い。ブラジルで育種に利用でき...
抵抗性品種に対するツマグロヨコバイの加害性獲得に適応度低下は認められない
要約 抵抗性イネ品種を加害するツマグロヨコバイのバイオタイプは、抵抗性品種に対する加害性の獲得によって、幼虫生存率、幼虫発育期間、成虫の生存日数、産卵前期間および総産卵数などの生活史形質に関して適応...
ワセシロゲ由来のダイズ茎疫病抵抗性遺伝子に連鎖するSSRマーカーの開発とその利用
要約
ワセシロゲ由来の茎疫病抵抗性遺伝子を持った黒ダイズ個体を2種類のSSRマーカーによって高精度で選抜でき、その後代系統は茎疫病多発圃場において本病に対して強い抵抗性を示す。
宮城県におけるキク白さび病レースの存在と抵抗性遺伝子の遺伝様式
要約 宮城県内で発生するキク白さび病菌には少なくとも10以上のレースが存在する。「精海」は、多くのレースに抵抗性を示し、単因子優性の抵抗性遺伝子を有していると考えられる。抵抗性品種間の交配から、より多...
DNAマーカーによるイチゴの連鎖地図作製とイチゴうどんこ病抵抗性に関するQTL解析
要約 イチゴ(Fragaria × ananassa)品種「さちのか」とFragaria virginiana交配集団を供試材料としたイチゴうどんこ病抵抗性に関するQTL解析(量的形質遺伝子座解析)の結果、量的形質遺伝子座は連鎖地図上の3...
水稲新奨励品種「コシヒカリ新潟BL9号」、「コシヒカリ新潟BL10号」の選定
要約 水稲「コシヒカリ新潟BL9号」、「コシヒカリ新潟BL10号」は、いもち病真性抵抗性以外の品種特性が「コシヒカリ」と変わらない。現在の「コシヒカリBL」の構成品種の一つに加える。 キーワード イネ、コシヒ...
冠さび病抵抗性遺伝子をホモに持つイタリアンライグラス中間母本候補「Hm3Pc」
要約 イタリアンライグラス「Hm3Pc」は、DNAマーカーを用いて特定された冠さび病抵抗性主働遺伝子LmPc3をホモに持つ。冠さび病抵抗性が極強であり、遺伝子頻度が100%であるため、交雑次代が全て抵抗性になり、抵...
要約 イネ遺伝資源におけるいもち病抵抗性には幅広い多様性があるが、地域によって遺伝変異には偏りがある。特に南アジアやインド型の品種は多様性である一方、日本型品種の多い日本や東アジアでは感受性の品種が...
要約
水稲「ヒノヒカリ」のトビイロウンカ抵抗性同質遺伝子系統新品種「関東BPH1号」
要約 水稲品種「関東BPH1号」は、インド型系統IR54742(GSK178-2)が持つO.officinalis由来のトビイロウンカ抵抗性遺伝子bph11を、戻し交配とDNAマーカー選抜により「ヒノヒカリ」に導入したトビイロ...
新型トウガラシマイルドモットルウイルス系統のトバモウイルス抵抗性遺伝子L4を打破する因子
要約 新型トウガラシマイルドモットルウイルス(PMMoV)系統の外被タンパク質に認められる2残基の変異アミノ酸は、Capsicum 属植物が保有する既知のトバモウイルス抵抗性遺伝子L1~L4の機能を打破する因子であ...