シロイヌナズナを用いた積雪下の病害抵抗性を分子生物学的に解析できるモデル実験系
要約 シロイヌナズナを用いて、コムギ等越冬性作物の重要病害である雪腐病に対する抵抗性を評価できる実験系である。本実験系とシロイヌナズナの変異体等豊富な実験リソースを用いることにより、品種改良に必要な...
最適な交配組み合わせを見つけゲノム選抜を行う自殖性作物の量的形質の改良方法
要約 シミュレーションで予測した交配後代の形質値に基づいて選定した、形質を大きく改良できる交配組み合わせのみを用いて、ゲノミックセレクションを行う方法である。本法は大豆の子実タンパク質含量など多数の...
要約 日本産高級マスクメロンの標準品種「アールスフェボリット春系3号」の全ゲノム情報を解読し、遺伝子情報をデータベース化して公開する。さらに複数のメロン系統のゲノム情報を解読して比較し、レトロトラン...
要約 qSOR1は根張りを制御するイネの新規遺伝子である。qSOR1は根を土壌表面に伸長させ、塩害水田で起こる土中の酸欠による被害の軽減に有効であり、塩害水田に適した品種の開発に利用できる。 キーワード 根系、...
要約 カキの甘渋性DNAマーカー領域の多型解析により甘渋性遺伝子型を推定することで、次世代で完全甘ガキ個体の獲得が期待できる非完全甘ガキ品種を選定できる。本法で選定した17品種を交雑親に用いることで、完...
要約 キク栽培品種「セイマリン」由来の発現遺伝子配列断片(expressed sequence tag、EST)情報の網羅的解析により構成された213,204個の相同連結配列(コンティグ)情報をキクのゲノム育種研究のための基盤情報とし...
要約 ヤマノイモ(Dioscorea)属作物の一種であるギニアヤム(D. rotundata)の全ゲノム配列を世界に先駆けて解読した。得られたゲノム情報からギニアヤムの性別を決定するゲノム領域を同定した。...
要約 大量のDNAマーカー情報から特性を予測する'ゲノミックセレクション'はカンキツの果実の重さ、果皮および果肉の色や果皮のむきやすさなどの重要な果実特性を芽生えの段階で高い精度で予測でき、品種改良に有...
要約 これまで青い花色のキクは作出されていない。遺伝子組換え技術を用い、フラボノイド3′,5′-水酸化酵素とアントシアニン3′,5′-グルコシル基転移酵素の遺伝子2つをキクに導入して花弁...
新たな無花粉スギ品種の開発と今後の品種改良を促進するDNA マーカーの開発
要約 初期成長に優れた新たな無花粉スギ品種「林育不稔1号」を開発しました。また、今後の無花粉スギの品種改良の促進につながる、高い精度で無花粉遺伝子...
ウンシュウミカンの親がキシュウミカンとクネンボであることをDNAマーカーで推定
要約 206種類のSNPマーカーを用いたカンキツ67品種系統のDNA鑑定により、ウンシュウミカンの種子親がキシュウミカン、花粉親がクネンボと推定される。
要約 倒伏しにくいソバ品種「にじゆたか」は、標準品種「階上早生」に比べて、一次側根数が多く、側根の硬い部分が長く、横への張り出し長も大きく、より水平方向に向いている。また、播種密度が低いほど、これら...
要約 分子レベルでの解析に適した遺伝的に均質なキヌアの標準自殖系統を開発し、キヌアのゲノム(生物の設計図)配列を世界に先駆けて解読した。これらの...
要約 スギの遺伝的改良に必要な、成長・材質等の特性を把握するにはこれまで数十年が必要でした。ゲノム情報を利用することその期間を大幅に短縮する手法を開発しました。 背景・ねらい スギをはじめとする林木の...
要約 我が国の林木育種で初となる、検定データを使用して優良系統を選抜する前方選抜により、スギのエリートツリーの中から初期成長に優れた品種を、これまでの手法と比べて極めて短時間で開発しました。 背景・...
要約 SSRマーカーFxaACA02I08Cは、イチゴ品種「サマーベリー」、「エバーベリー」、「Hecker」の四季成り性遺伝子座と連鎖し、四季成り性個体の選抜に利用可能である。 キーワード 栽培イチゴ、四季成り性、DNAマ...
要約 食品中の脂溶性機能成分には腸管吸収性が低いものが多いが、ヒト腸管モデル細胞系で吸収促進素材として複合脂質を見出している。複合脂質は細胞間の接着性に影響を与えてカロテノイドの吸収を促進する。 キ...
要約 心材含水率が遺伝的に少ない「材質優良トドマツ品種」5品種を開発しました。これらの品種を生産・普及することで、将来の乾燥等のコスト削減と材の高付加価値化が期待できます。 背景・ねらい トドマツは、...
要約 現在の大気CO2濃度(400ppm)から200ppmの上昇によって、ダイズの地上部重や稔実莢数が増加し、収量が増加する。その収量の品種間差は稔実莢数の増加率で主に説明され、早晩性や伸育型では説明され...