要約 環境保全型養液栽培システムは、クリプトモス培地の下に培養液を貯える毛管吸水槽を有する栽培槽および自動給液装置等で構成される。給液ECは1.2~1.6dS/m、毛管吸水槽の水位は培地下2~6cmで管理する。...
要約 肥効調節型肥料のロングトータル313-180日タイプ及び270日タイプを窒素で株当たり各々2.0g、計4.0g、珪酸加里肥料を加里で1.0g、ようりんを5.0g定植時に培地上へ施肥する全量基肥高設ベンチ栽培は、液肥...
要約 かけ流し式養液栽培で、給液および排液中の各無機成分の収支から開発した改良処方は、大塚A処方より生育後半でも草勢が維持され、収量、1果重、品質が優れ、培地内養液ECが安定し、バランスよく無機成分...
要約 トマトの地上3.0mのハイワイヤー誘引は、地上1.8mの慣行誘引に比べて受光体勢が優れ、糖度が高く空どう果が少ないなど品質が向上し、促成長期どり栽培では、加えて果実の小玉化が軽減される。また、収穫・...
塩化ナトリウム添加及び遮根シート利用による良食味トマトの養液栽培
要約 やし殻繊維を培地において、培養液に塩化ナトリウムを添加してEC3.0dS/mとすると、収量は慣行の65%前後、糖度(Brix値)7程度の果実が生産できる。また、栽培ベッド内の株元容積を1リットル程度に制限する...
要約 バラの「リトルマーベル」のロックウール栽培における欠乏症は多量要素の各成分、鉄およびホウ素、過剰症は微量要素の各成分で発現する。また要素間に相助作用・拮抗作用があり、品種により発現に遅速がある...
要約 バラのロックウール栽培システムの液肥混入機を活用し、ボラ土を培地として1タンクの養液循環方式により、ロックウールかけ流し栽培と同等の収量・品質が得られる。 キーワード バラ、循環型養液栽培、ボラ...
要約 本システムのバラ栽培は、専用養液組成を用い、培地内の養液濃度が3dS/mを超えた場合に除塩処理を行う。慣行のかけ流し栽培に比べ年間の切り花本数はほぼ同じとなり、品質の低下は小さい。また、給液量は60...
要約 低温催芽育苗したシュンギク幼植物は、高温催芽育苗したものよりも枯死しにくく生育が安定し、定植時における耐暑性が高い。また、シュンギク種子に対して低温処理を行っても同様に耐暑性が向上する。 キー...
高知方式養液栽培システムによる有機質成型培地を用いたナスの促成栽培
要約 高知方式湛液型養液栽培システムにおける有機質成型培地を用いたナスの促成栽培では、ロックウールと同等の上品収量が得られる。また、有機質成型培地は3年連用が可能である。 キーワード 有機質成型培地、...
要約 根域を遮根透水性の不織布で深さ15cm、幅30cmに制限した地床に、トマトをa当たり550株定植し、上位葉の萎れと葉柄中硝酸濃度を指標に給液の量、濃度を調整しながら点滴自動給液することによって、糖度9以...
ピートモス・ヤシガラチップ混合培地を用いたイチゴのバッグ式養液栽培
要約 イチゴのバッグ式養液栽培における培地の有機質化により、低コスト化および連用による使用済み培地の排出削減と有効利用が容易になる。 キーワード イチゴ、高設栽培、有機質培地、低コスト 背景・ねらい 香...
ケイ酸質肥料の培地施用による養液栽培イチゴのうどんこ病発病抑制
要約 ヤシ殻などの有機質培地を用いたイチゴの養液栽培において、ケイ酸質肥料(シリカゲル肥料)を基肥として培地に施用すると、葉、果実ともにうどんこ病の発病が顕著に抑制される。 キーワード イチゴ、有機質...
要約 バラ養液栽培において底面給水法を利用し排液を再利用することで、排液を施設外に排出しない栽培が可能になる。その際、培地の上からと排液溝へ同時に給液することで培地内の培養液濃度が安定し、増収する。...
要約 バラの少量土壌培地耕は、1株あたり2l程度の土壌を培地に使用する養液耕の一種で、品種に応じた苗の種類や仕立て方を選択することで、ロックウール耕と同等以上の収量や品質が得られる。また、養液を循環利...
要約 愛媛農試方式による簡易高設栽培は、ピートモスともみがらくん炭を等量混合した培地に緩効性肥料での全量基肥とし、点滴チューブで適宜給水した後、排液を給水タンクに戻し循環させる安価な循環型ハンモック...
バラ養液栽培のアーチング法における同化専用枝の最適葉面積指数
要約 バラ養液栽培のアーチング法において、同化専用枝の葉面積指数が増加するに伴い収量、切り花品質が向上し、最適葉面積指数は1.8~2.0と推察された。 キーワード バラ、養液栽培、アーチング、同化専用枝、葉...
要約 夏秋イチゴの養液栽培において、ロックウールを使用しない有機質培地として、ヤシガラ培地の利用が可能であり、ヤシガラ培地に替えることで、土壌へのすき込み処理が容易になり、収量も増加する。 キーワー...
レタス品種のレタスビッグベイン病耐病性の簡易検定法【香川県農試】
要約 〔レタスビッグベイン病罹病株根部を混入した養液でレタスを栽培すると発病が継続的に再現できる。レタス品種が養液栽培で示す発病株率は発病ほ場と同様な傾向であることから、養液栽培によるレタスビッグベ...
要約 高温期におけるコマツナの養液栽培において、NaClを培養液の0.2%程度添加すると、葉色、葉の厚さ、日持ち性、アミノ酸含量、ビタミンC含量、食味等の品質が向上する。 キーワード コマツナ、養液栽培、NaCl...