要約 高級酒用酒米新品種「佐香錦」を育成した。「五百万石」よりも5日程度晩生で、多収である。玄米品質は「五百万石」並みで良質である。醸造適性は「五百万石」を上回り、きき酒評価は「山田錦」と同程度であ...
高品質・低蛋白の酒造好適米水稲新品種候補「美郷錦」の育成と採用
要約 水稲「美郷錦」は中生の中の酒米品種である。本品種は高品質で玄米の粗蛋白質が少なく醸造特性が良好であるため、酒造用原料米として、秋田県で認定品種に採用を予定している。 背景・ねらい 高品質な酒米と...
要約 水稲「空育158号」は寒地では中生の大粒系統であり、玄米に酒造好適米特有の心白を発現し、酒造適性が高い。 背景・ねらい 北海道にはこれまで心白を多く発現する酒造好適米品種がなかった。しかし、近年の...
福島県における良質な酒造好適米新品種候補「夢の香(福島酒2号)」の採用
要約 水稲「夢の香」は、熟期が"中生の早"の良質な酒造好適米である。耐倒伏性がやや強く、心白の発現が良好であり、品質、障害型耐冷性、醸造特性は「五百万石」に優る。2000年から福島県で奨励品種に採用する。...
早生、大粒、多収の酒造好適米水稲新品種系統「岩手酒52号」の育成
要約 水稲「岩手酒52号」は、早生、大粒、多収の酒造好適米系統である。本系統の醸造特性及び酒質は「美山錦」と同等であり、酒用原料米として有望である。岩手県で奨励品種に採用した。 背景・ねらい 岩手県中北...
要約 水稲「南海145号」は、南海113号/山田錦の組合せから育成された醸造用系統で、強稈、多収である。心白の発現、タンパク質含量は「山田錦」に近く、醸造適性が高い。宮崎県総合農業試験場・作物部・育種科 背...
要約 水稲「岩南酒13号」は、岩手県では中性の晩の酒造好適米である。障害型耐冷性が強く、大粒で心白の発現が多く、醸造特性は「美山錦」に優る。1999年から岩手県で奨励品種として採用された。 背景・ねらい 岩...
要約 「吟吹雪」は「日本晴」より晩熟の中生の晩熟期の酒造用品種である。良質多収で、山田錦と遜色ない酒造適性を有し、特に吟醸酒用として需要が見込まれる。地力中庸以上の県下中南部の平坦地への普及を図る。...
要約 葯培養により、大吟醸用酒米新品種候補「広系酒29号」を育成した。「山田錦」よりも5日程度早生で、短稈化して耐倒伏性を強化した。県内の内陸冷涼~温暖地帯に適する。品質・醸造特性は「山田錦」に類似し...
要約 水稲「北海278号」は寒地では中生の早に属し、耐冷性が極強、葉いもち耐病性がやや強の酒造用系統であり、やや大粒・低蛋白で製麹性がすぐれ、酒造に適する。 背景・ねらい 北海道には酒米品種がなく、酒造...
要約 心白発現率高く、醸造適性の高い酒造好適米水稲「ひとごこち」を育成し、奨励品種に採用した。大粒で醸造適性の高い高品質米の安定生産には、基肥を抑え幼穂長5~10mm期に追肥を行う。 背景・ねらい 本県の...
宮城県における安定多収,酒造好適水稲新品種候補「東北154号」の採用
要約 水稲奨励品種候補「東北154号」は、中生、穂いもち及び耐冷性が強い多収の酒造好適粳種である。宮城県における酒造好適米生産の安定化と特産酒の生産を図るため奨励品種に採用する。 背景・ねらい 酒造好適...
要約 水稲「東北154号」は、東北中南部では中正の晩の酒造好適米である。障害型耐冷性が強く、収量性が高く、大粒で醸造特性は「美山錦」と同等に良好であり、宮城県で「美山錦」の一部に代えて奨励品種に採用さ...
要約 水稲「飛系酒61号」は「ひだみのり」と「ひだほまれ」の交配から育成した系統である。熟期は「ひだみのり」並の晩生で、「ひだほまれ」より心白が小さく高精白に適し、酒造適性が優れる。 背景・ねらい 岐阜...
要約 水稲「東北154号」は,東北中南部では中生の晩の酒造好適米である。障害型耐冷性が強く,収量性が高く,大粒で醸造特性は「美山錦」と同等に良好であり,宮城県で「美山錦」の一部に代えて奨励品種に採用される...
要約 「兵系紫51号」は玄米色が黒紫色の紫黒米品種で、赤い酒を作る等、着色原料としての利用が見込まれている。長粒の粳種で、千粒重は25g程度である。色素はアントシアン系色素で、玄米果皮にのみ集積している...
要約 水稲「山形酒49号」は中生の大粒で心白の多い酒米品種であり、「美山錦」より耐冷性、耐倒伏性が強く、収量・品質が安定している。蒸米吸水率などの醸造特性も良く、酒造好適米として、平成7年に山形県の優...
要約 水稲「吟の精」は早生の晩・大粒・安定多収の酒造好適米粳品種であり、平成4年度から奨励品種に採用された。この品種は吟醸酒用の専用品種として醸造試験場及び酒造組合との共同研究によって開発を進めて来...