ホールクロップサイレージ用大豆栽培には耐倒伏性極強の晩生品種が適している
要約 リビングマルチ栽培における大豆ホールクロップ収量は晩生になるほど高いが、倒伏は大きな収穫ロスを引き起こす可能性があるため、高い耐倒伏性を備えた晩生品種が望ましい。また、早晩性に関係なく、タンパ...
要約 「くらのぬし」は、温暖地東部において出穂期が"やや晩"、成熟期が"晩"に属する粳系統で、温暖地東部の主食用品種との作期分散が可能である。粗玄米収量が高く、葉いもちに強いため、飼料用米の低コスト安定...
要約 イタリアンライグラス「九州1号」は極早生で、いもち病抵抗性が既存の抵抗性品種「さちあおば」より強い。暖地で9月播種した場合の年内草と春1番草の...
多収でそばかす病に強く、耐倒伏性に優れるアルファルファ品種「ウシモスキー」
要約 アルファルファ「ウシモスキー」は北海道および北東北において多収で、2、3番草にその傾向が強い。「ハルワカバ」よりそばかす病罹病程度および倒伏程度は小さい。寒地・寒冷地のアルファルフの安定栽培に利...
要約 DNAマーカーHIS28DELを用いることで、新規需要米向け水稲品種「モミロマン」「ハバタキ」などに由来する4-HPPD阻害型除草剤感受性の選抜が可能となり、抵抗性と感受性を容易に判別することができる。 キーワ...
寒地向けでやや早熟期の極多収飼料用米水稲新品種候補系統「北海327号」
要約 「北海327号」は北海道での出穂期が"やや早" に属する粳種である。粗玄米収量が多く、穂ばらみ期耐冷性が強いため飼料用米の安定生産に適する。 キーワード イネ、多収、耐冷性、耐倒伏性 背景・ねらい 北海...
パスタ適性に優れる日本初のデュラム小麦新品種候補「セトデュール」
要約 「セトデュール」は、日本で初めて育成されたデュラム小麦品種である。普通系小麦よりも良質のセモリナがとれ、スパゲッティの食感に優れる。成熟期は「農林61号」並の中生で、短稈で耐倒伏性に優れ、収量性...
シハロホップブチル抵抗性ヒメタイヌビエにおける多除草剤抵抗性と有効な除草剤
要約 岡山県の水稲乾田直播栽培で確認されたシハロホップブチル抵抗性ヒメタイヌビエには、代替除草剤として使用されるペノキススラムにも抵抗性を示す系統がある。その防除にはビスピリバックナトリウム塩などが...
北部九州におけるべんがらとモリブデン化合物で種子を被覆した水稲湛水直播
要約 北部九州において、べんがらとモリブデン化合物などの混合粉を被覆した水稲種子を湛水土壌中に直播することで、従来法に劣らない十分な苗立ちと収量が得られる。従来法に比べて被覆資材量が少ないため、被覆...
関東地域のダイズ有機栽培には「フクユタカ」の7月上~中旬播種が適している
要約 関東地域におけるダイズ有機栽培には、中~晩生の品種が適している。「フクユタカ」は関東地域の一般的な標準播種期よりやや遅い7月上~中旬に播種することで、カメムシ等による吸汁害が軽減され、200kg/10a...
要約 水稲の催芽種子を代かきと同時に浅層土中に散播することにより、無コーティングでも十分な苗立率が得られる。播種作業は一人で可能であり、播種時間は30aが約1時間である。全刈収量は同地域の鉄コーティング...
難防除雑草マルバルコウ防除のための大豆品種「あきまろ」狭畦晩播栽培体系
要約 マルバルコウ多発圃場でも晩播適性大豆品種「あきまろ」の30cm狭畦の晩播栽培を行い、FOEASにより苗立ちを確保し、適期に土壌処理剤、選択性茎葉処理剤の全面散布、非選択性茎葉処理剤の畦間株間散布を実施...
短稈で耐倒伏性に優れ飼料用米生産に適した水稲新品種候補系統「みなちから」
要約 水稲「みなちから」は、温暖地西部において出穂期は"中生"、成熟期は"やや晩生"に属する縞葉枯病抵抗性の粳系統である。大粒で玄米外観品質が劣り、一般食用品種との識別性がある。短稈で耐倒伏性に優れ、粗...
研究者と生産現場が相互に情報を発信、共有できる雑草生物情報データベース
要約 雑草生物情報データベースは雑草情報検索システム、除草剤抵抗性雑草検索システム、外来雑草早期警戒システムの3システムにより構成され、発生、被害、防除法などの国内の雑草に関する最新情報を研究者と農...
要約 大豆品種「シュウリュウ」は、東北地域における成熟期が中生の早でダイズモザイクウイルスに強く、収量が安定して多く、しわ粒が少ない白目大粒で豆腐などの加工に適する。 キーワード ダイズ、中生の早、ダ...
二毛作トウモロコシの播種作業時間を大幅に削減可能な耕うん同時播種技術
要約 トウモロコシ-イタリアンライグラスの作付体系で、トウモロコシ播種時に縦軸型ハローと真空播種機を複合した耕うん同時播種機を用いれば、慣行と同等のトウモロコシ収量が得られ、耕うんから除草剤散布まで...
「タカナリ」の脱粒性を改善した中生の多収性水稲新品種「オオナリ」
要約 「オオナリ」は多収性品種「タカナリ」の突然変異系統で、温暖地東部では熟期が"中生の早"に属する粳種である。原品種「タカナリ」に比べて脱粒性が改良されているため、収穫時の収量損失が少なく、粗玄米収...
要約 水稲「とよめき」は温暖地東部における出穂期が早生に属する粳種である。収量性が極めて高く、冷凍米飯などへの加工適性が高く、加工・業務用米としての利用が期待される。 キーワード イネ、加工用米、業務...
要約 標的遺伝子のピンポイント改変を普遍的に行える技術を、高等植物で初めて確立した。ポジティブ・ネガティブ選抜法を利用したジーンターゲッティングの後に、動く遺伝子(piggyBacトランスポゾン)...
細菌間での除草剤分布遺伝子群の伝播に関与すると考えられる大型プラスミド
要約 日本各地の水田土壌由来の様々な細菌に共通して見いだされた除草剤 2,4-D の分解遺伝子群を有する大型プラスミドの全塩基配列を解析し、その構造を明らかにした結果、細菌間の遺伝子伝播に関わる既知のプラ...