要約 小ギク(8月咲き~12月咲き)では定植3週間後に摘心をすると、慣行の定植1週間後の摘心と同等以上の切り花品質が得られ、労力分散が図られる。 背景・ねらい 滋賀県の小ギクは、8月咲きと12月咲きを中心に作...
カンキツ「天草」の加温ハウス栽培における適正着果量は葉果比80〜100
要約 「天草」の加温ハウス栽培では、着果量を葉果比80~100(1立方メートル当り14果)にすることで、細根活性や葉色が良好となり、樹勢の維持が図られ、翌年の着花が適量確保でき、高品質果実が安定生産できる。 ...
要約 日本ナシ「筑水」の自然条件下での自発休眠覚醒に必要な7.2℃以下の低温要求量は700~750時間である。 キーワード 日本ナシ、筑水、自発休眠覚醒、低温要求量 背景・ねらい 日本ナシ「筑水」は、成熟期が早く...
要約 施設栽培アブラナ科野菜のコナガに対して、卵寄生蜂タマゴバチと被覆資材(べたがけ)の併用で密度を抑制することが可能である。 キーワード コナガ、タマゴバチ、被覆資材、べたがけ 背景・ねらい アブラナ...
ハイブッシュブルーベリーの施設コンテナ栽培における被覆開始時期と生育
要約 ハイブッシュブルーベリーは、無加温ハウス内でコンテナ栽培すると、地植え栽培で問題となる樹勢の衰えはなく、露地でのコンテナ栽培以上の収穫量が得られる。3月上旬に被覆を行えばそれ以前に被覆した場合...
2種ツヤコバチの利用による促成栽培トマトのコナジラミ類の防除
要約 促成栽培トマトに発生するコナジラミ類の防除に天敵昆虫を利用する場合、秋期にオンシツツヤコバチを、春期にサバクツヤコバチを放飼すれば高い密度抑制効果が期待できる。 キーワード 促成栽培トマト、オン...
PMMoV(P1,2)モザイク病抵抗性シシトウ「土佐じしビューティー」の育成
要約 シシトウ「土佐じしビューティー」 は、ペッパーマイルドモットルウイルス (PMMoV(P1,2))モザイク病に抵抗性をもち、促成栽培適性が高く、収量、品質にすぐれるF1品種である。 キーワード シシトウ、土佐...
要約 ブドウ「ピオーネ」における7月上旬以降の着色期の土壌乾燥処理(pF3.3でかん水)は、果実の着色を向上させ、収穫時期をやや早める。処理による枝の生育に対する影響はほとんど認められず、着色向上対策と...
果肉が軟らかく、甘味の多い早生のビワ新品種「麗月」(ビワ長崎7号)
要約 ビワ新品種「麗月」は、「森尾早生」に「広東」を交雑して育成した早生系統である。果形が円形、果皮色及び果肉色が黄白色で、果肉が緻密で軟らかく、甘味が多く食味良好な、がんしゅ病(A、B系統)抵抗性系統...
要約 施設(ガラス温室)栽培の長段トマトの日吸水量は、葉面積指数が1.5以上では、気象要素(飽差、日射、気温、)を説明変数とする重回帰式で精度良く推定できる。 キーワード 施設栽培、長段トマト、吸水量、...
要約 夏キュウリの施設栽培において、45℃が1時間持続するように温室密閉処理を行うと病害虫の発生抑制ならびに草勢維持に効果がある。品種は耐暑性の強い「大将」などが適し、10日当たり2~3回程度処理する。ダニ...
施設栽培ビワ「長崎早生」の簡易な葉面積算出方法及び葉面積指数と収量との関係
要約 施設ビワ「長崎早生」の個葉の葉面積(y)は、葉長と葉幅の積(x)との相関が高く(r=0.995)、y=0.6599xの式で精度よく推定できる。2段盃状形で仕立てた樹では、葉面積指数2.6以上の樹で、高収量となる場合が多...
要約 我が国の施設栽培におけるポリネーターとして有望視されるハリナシミツバチ類(Meliponinae)を周年飼養し、併せて群殖(コロニーの増殖)が行える加温式水平分離式巣箱を提供する。 背景・ねらい 熱帯・亜...
抑制栽培キュウリのワタアブラムシに対するナミテントウの利用方法
要約 抑制栽培キュウリにおいて、ワタアブラムシの発生初期に、人為的に飛べない処理をしたナミテントウ成虫放飼では5頭/株を約7日間隔で3回放飼することにより約2ヶ月間低密度に抑制できる。卵塊放飼では5卵塊/...
トマトのシルバーリーフコナジラミに対する病原糸状菌製剤による防除効果
要約 Verticillium lecaniiおよびPaecilomyces humosoroseasはシルバーリーフコナジラミに対して寄生性を有し、密度抑制効果がある。長崎県総合農林試験場・環境部・病害虫科 背景・ねらい 施設トマトにおいては...
要約 ヒラナスプロトプラストの細胞選抜再生系統は、青枯病の発病を遅延する抵抗性を示す。青枯病菌の培養ろ液を選抜物質に用いた場合に得られる系統の自殖第一代の中から、罹病性品種(筑陽)を接ぎ木しても青枯...
ビワ「涼風」「陽玉」の施設栽培における成熟日数、積算温度及び肥大特性
要約 ビワ施設栽培では、果実の成熟に要する日数と積算温度(開花から成熟までの日平均温度の積算値)は、「涼風」が136日、摂氏2137度、「陽玉」が142日、摂氏2266度である。果実肥大と温度との関係については、...
要約 無核化栽培された「紫玉」は、「巨峰」に比べ糖度が高く、着色が良好で「巨峰」より20日程度早く収穫できる。また、1房450~500gの果実生産が可能であり、10a当たり収量は1.7t程度である。 背景・ねらい 佐...
施設栽培カンキツ「天草」の根域制御と透湿性シートマルチによる品質向上
要約 黒ボク土壌の施設内に栽植された「天草」は、根域を制御する高畝び高畝根域制限栽培に透湿性シートマルチを併用することで、適度な水分ストレスが付与され糖度が上昇するとともに着色が促進され品質が向上す...
要約 葉柄汁液を用いたトマトの窒素栄養診断における採取部位は第1果房直下葉の先端小葉葉柄が最適である。収量、施肥効率および跡地の残存窒素を考慮して栄養診断基準値を葉柄硝酸濃度4000~7000ppmとし、診断...