多収で紫肉色の安定した加工用カンショ新品種候補系統「沖育96-1-15」
要約 「沖育96-1-15」は、いもの変形が少なく外観の良い多収系統である。紫肉色が濃く均一で安定しているため、加熱後の発色が良く加工用に適している。 キーワード サツマイモ、紫肉色、沖育96-1-15、多収、加工...
品質分析データを活用した秋まき小麦子実タンパク含有率の変動解析と分布図
要約 秋まき小麦の集荷時検査における複数年の子実タンパク含有率データを圃場図GISと結合する等の解析手法により年次変動と空間変動の実態が明らかとなり、地域レベルでの品質変動対策に活用できる。 キーワード...
製粉性と製めん適性の優れる日本めん用硬質小麦新品種「ふくはるか」
要約 小麦「ふくはるか」は温暖地・暖地に適する早生・短稈の硬質小麦で、小麦粉の粒度が大きいため製粉しやすく、また製粉歩留も高い。やや低アミロースで、生地物性が適度に強く、粉の色が明るく黄色みを帯びて...
要約 「トマト桔梗交44号」はリコペン含量、糖度が安定して高く、色調にも優れる。また大果で、心止まり性およびジョイントレス果柄を有し、高品質ジュース用原料生産のための無支柱栽培に適する。 キーワード ト...
八重咲きトルコギキョウの出蕾期以降の遮光はブラスチング小花率を高くする
要約
八重咲きトルコギキョウは、夏秋季に出蕾期以降を遮光率27%以上で栽培するとブラスチング小花数が増加するとともに、2~5次の総小花数が減少するため、ブラスチング小花率が高く...
要約
要約 冬どり栽培のブロッコリーの花蕾に発症するブロッコリーべと病の防除には、耐病性品種を利用し、堆肥や窒素の多量施用を避けた施肥を行い、べと病に感染しやすい10月~11月にマンゼブ・メタラキシル水和剤を...
要約 パン用小麦品種「ニシノカオリ」において、「25~30日タイプ」の被覆尿素50%配合の複合肥料を慣行施肥体系(開花期追肥施用)と窒素同量、基肥施用することにより、収量、子実タンパク質含有率は慣行と同程...
要約 茎葉部にでん粉を蓄積した出穂期または成熟期の稲わら(葉鞘および稈)を原料として、100℃での加熱処理後に酵素糖化を行うことにより、迅速にグルコースやフラクトースを得られる。これらの糖の最大収率は、...
酒造好適米「三重酒18号」の奨励品種採用(予定)と多収・高品質栽培法
要約 早生で多収の酒造好適米品種「三重酒18号」を奨励品種に採用する(予定)。本品種の高品質米生産のための適移植時期は4月下旬から5月上旬である。また基肥を窒素成分で0.5kg/a程度施用することで、60kg/a程...
要約 加工用キャベツの冬どりに適する品種として、芯の結球重に対する重量割合が小さく、芯の長さが短い「夢舞台」と「彩音」を選定した。これら品種の芯の重量割合は、結球重約2kg以上で概ね3%以下となる。 キ...
要約 コマツナの養分含有率は夏作ではK、Ca、冬作ではFeが高くなる。また、土壌が乾燥条件下ではKやFe、Mnの含有率は増加する。 背景・ねらい 国民栄養調査(2002年)によると、日本人が摂取している必須元素の野...
要約 ブドウ「巨峰」の無核果実は、有核果実に比べて着色始めが早いものの、その後は着色の進行や糖度の増加は劣る。成熟期における無核果実の着色、糖度は天候や果房重に左右される。 キーワード ブドウ、巨峰、...
要約 リンゴ品種の果皮アントシアニン含量は、赤色の品種間で5倍程度の差が認められる。黄・緑色品種は、無袋栽培ではアントシアニンをほとんど蓄積しないが、有袋栽培するとアントシアニン含量が増加し、赤色品...
要約 ダダチャ豆系の品種の多くは生エダマメの葉酸(5-メチル-テトラヒドロ葉酸)含量が高く、100g当たり500μgを超える品種がある。収穫後に適切な鮮度保持処理し、新鮮な状態で加熱調理することでより多くの葉...
覆輪花色トルコギキョウの冬季における「色流れ」を防止する栽培温度条件
要約 トルコギキョウ花弁の覆輪着色面積率は、冬季の慣行栽培温度である20℃付近の日較差の小さい条件で最も増加し、品質が顕著に低下する。一方、日最高気温35℃、日最低気温5℃と日較差が大きい温度条件下では...
青果用サツマイモ「ベニサツマ」の食味(甘さ)に及ぼす増肥の効果
要約 いものβ-アミラーゼ活性が高いとマルトース含量が増加し、食味(甘さ)が向上する。施肥量が増加するとβ-アミラーゼ活性は高まる。また、生いものでん粉含量が高いと蒸しいものマルトース含量が増加する。...
幼果期の気温の上昇はモモ「あかつき」果実の発育期間を短縮する
要約 モモ「あかつき」において、幼果期の気温の上昇は硬核開始日までの日数を短縮させ、果実発育期間を短縮する。 キーワード 温暖化、果実発育、気温、モモ 背景・ねらい
果樹の生育は気温によって大...
温暖地で栽培された大豆のイソフラボン含量及び組成の品種間差異
要約 温暖地で栽培された大豆の子実中イソフラボン含量及び組成には大きな品種間差異がある。含量は「新丹波黒」で低く、「伊予大豆」、「タマホマレ」、「四国5号」で高い。組成は「アキシロメ」でゲニステイン...
日日射量と日平均気温、栽植密度に基づく冬どりキャベツの生育モデル
要約 日日射量と日平均気温、栽植密度を入力条件とし、乾物生産や結球部への分配率および乾物重増加量あたりの生体重増加量を気温の関数で推定する冬どりキャベツ生育モデルは、地上部乾物重の増加を相対誤差5...