温暖地で栽培された大豆のイソフラボン含量及び組成の品種間差異
要約 温暖地で栽培された大豆の子実中イソフラボン含量及び組成には大きな品種間差異がある。含量は「新丹波黒」で低く、「伊予大豆」、「タマホマレ」、「四国5号」で高い。組成は「アキシロメ」でゲニステイン...
要約 バレイショの有機栽培では、疫病抵抗性品種を用い、窒素無機化の速い有機質肥料を施肥標準量で施用することが収量、品質の安定化に最も適している。 キーワード バレイショ、有機栽培、疫病、抵抗性品種、有...
高でん粉で醸造適性が優れる焼酎用カンショ新品種候補系統「ときまさり」
要約 カンショ「ときまさり」は原料当たりの純アルコール収得量が「コガネセンガン」より多く、焼酎は軽快な甘味とコク、いもの香りが強い特徴のある酒質である。サツマイモネコブ線虫抵抗性が優れ、でん粉歩留が...
要約 年間窒素施肥量40kg/10aの少肥栽培条件において、収量・品質からみて「やぶきた」より優れる品種は、煎茶では「みえうえじま」、「さえみどり」、「さやまかおり」であり、かぶせ茶では「みえうえじま」、「...
要約 果実画像を用いて新たに開発した「ロザリオ ビアンコ」専用カラーチャートは既存のカラーチャートより精度の高い判定が可能で、高品質果実収穫のための指標として利用できる。 背景・ねらい 黄緑色大粒品種...
良食味でいもの外観が優れる食用カンショ新品種候補系統「べにはるか」
要約 カンショ「べにはるか」は蒸しいもの糖度が高く、食味は良好である。いもの外観が優れ、線虫抵抗性を示す。 キーワード サツマイモ、食用、良食味、糖度、線虫抵抗性 背景・ねらい 食用カンショの主力品種「...
要約 トルコギキョウの1~3月出し栽培では、長日処理(深夜4時間の暗期中断)を行うことにより開花が促進する。暗期中断の効果は、定植から雌蕊形成期までの発育初期において高く、茎伸長後の花芽分化節位が低下...
スプラウト用だったんそば新品種候補系統「北海T9号」及び「北海T10号」
要約 スプラウト(発芽野菜)や乾燥粉末原料に適するだったんそば「北海T9号」は「北海T8号」に比べスプラウトのルチン含量がやや高く、また保存期間中にカビが生えにくい。「北海T10号」は「北海T8号」に比べス...
安定多収で、麺、茶に加工適性のあるだったんそば新品種新品種候補「北海T8号」
要約 子実用だったんそば品種「北海T8号」は、「道南産」と比較し耐倒伏性にやや優り、道内各地域で安定多収である。実需による官能評価で麺、茶への加工適性がある品種である。そばの主産地北海道で新たに優良品...
要約 高温登熟条件下における胴割れ米発生を軽減するためには、登熟初期の高気温を回避する作期選択や圃場内地温を下げる水管理が有効である。また、登熟期間の葉色値が高いと胴割れ率が低下する傾向にある。 キ...
タイの市販オオバンガジュツにおける機能性ポリフェノール含量の季節変化
要約 タイ国内の市場を流通するオオバンガジュツでは、主要な4つの機能性ポリフェノール成分の含量に一定の季節変化が観察される。その主な原因は、土中保留中におけるポリフェノール成分ごとの一定方向への含...
多窒素栽培の飼料イネ収穫の適否は籾黄化率または葉色値で判定できる
要約 飼料イネの出穂からダイレクトカット収穫に適する水分含量65%に低下するまでの積算気温は、多窒素栽培による窒素吸収量の増加に従い高くなる。極端な多窒素栽培でも籾黄化率60%以上、あるいは止め葉葉色値...
要約 ヒエの冬期世代促進においては、短日処理により播種から採種までの期間が短縮でき、一方、長日処理では十分な生育量を確保できる。占有面積をより少なくし、出穂個体数をより多く確保できる好適栽培条件は、...
要約 「ほしまる」は、出穂期が早生の早と早く、成熟期は早生の晩であり、北海道中央部での直播栽培も可能である。また、「ほしのゆめ」並の良食味で、さらに多収で耐冷性が強い。 キーワード イネ、早生、良食味...
サツマイモ蒸切干の中白障害発生に関わる塊根のでん粉及び水分含量
要約 サツマイモ蒸切干塊根片の一部分が白色不透明になり硬化する中白障害の原因は、でん粉の蓄積不足、ならびにでん粉の糊化不良である。「タマユタカ」では土壌の乾燥に伴う塊根水分の低下によるでん粉糊化不良...
スプレータイプ小ぎく品種「CM21」及び「CM28」の育成とその特性
要約 2005年度に育成を完了した黄色一重咲きの「CM21」及び赤紫色二重咲きの「CM28」は、冷涼な気象環境にある岩手県の立地条件に適合したスプレータイプの小ぎく品種である。 キーワード 品種、キク、小ギク、ス...
ダイズの無中耕無培土栽培における窒素固定能の変動要因と生育、収量との関係
要約 ダイズの窒素固定能は播種時期の早晩による影響を大きく受け、7月上旬播種で窒素固定能が高く、栽植密度の影響は認められない。また倒伏すると窒素固定能は低下し、窒素固定能と収量および地上部乾物重との...
要約 そば品種・系統の穂発芽耐性を、熟期の差異や天候に左右されずに検定する方法を開発した。成熟程度を揃えるために黒化粒や黒化中の充実した粒を採取し、直ちに濾紙を敷いたシャーレに並べ、加水して蓋を閉...
要約 そば品種・系統の穂発芽耐性を、熟期の差異や天候に左右されずに検定する方法を開発した。成熟程度を揃えるために黒化粒や黒化中の充実した粒を採取し、直ちに濾紙を敷いたシャーレに並べ、加水して蓋を閉め...
要約 畦表面硬化法は、降雨後の排水が迅速で、出芽率は安定して高い。生育量の多くなる播種期早進化での安定生産を図るには、播種深度を5~8cmとし、播種密度を8.9~13.3株/m2(1株2本立て)にするとことが効果的で...