要約 有機農業に取り組む生産者等が活用できる、麦作適期除草技術を導入した暖地水田二毛作体系、生物的土壌消毒を導入したホウレンソウ施設栽培体系、不織布浮きがけ法を導入した高冷地露地レタス栽培体系等をわ...
縞葉枯病抵抗性で糖含量が高い稲発酵粗飼料専用品種「つきすずか」
要約 「つきすずか」は、「たちすずか」と同様に牛に消化されやすい茎葉の割合が高く、サイレージ発酵に必要な糖含量が高い。縞葉枯病に抵抗性であるため、稲麦二毛作地帯などの縞葉枯病が発生しやすい地域での稲...
要約 「ほしみのり」は温暖地東部における熟期が早生のうるち米品種である。「コシヒカリ」並の良食味で、収量および玄米品質は「コシヒカリ」より優る。縞葉枯病抵抗性を有し、稲麦二毛作地帯等で普及が期待され...
ダイコン‐サツマイモ畦連続使用有機栽培体系の収益性及び環境負荷の評価
要約 南九州畑作経営において収益性と環境負荷を評価できる営農計画モデルを構築し、ダイコン‐サツマイモ畦連続使用有機栽培体系の導入効果を評価すると、農業所得は向上し、経営レベルでの農薬使用量、エネルギ...
茎葉多収型イネWCS用品種「たちはやて」は飼料用稲麦二毛作体系に適する
要約 飼料用稲麦二毛作体系にイネWCS向け茎葉多収型早生品種「たちはやて」を導入すると、オオムギWCS収穫後の6月中旬に移植しても、9月中旬に黄熟期収穫が可能で、出穂期が近い穂重型品種と同等の乾物収量、TDN...
関東地域におけるトウモロコシ二期作栽培に適した品種の早晩性及び栽培適地
要約 関東地域では関東中部(栃木県南部)を北限として飼料用トウモロコシの二期作が可能であり、4月上旬~7月下旬の1作目には極早生~早生品種が、8月上旬~11月あるいは12月までの2作目に中生から晩生品種が適す...
二毛作トウモロコシの播種作業時間を大幅に削減可能な耕うん同時播種技術
要約 トウモロコシ-イタリアンライグラスの作付体系で、トウモロコシ播種時に縦軸型ハローと真空播種機を複合した耕うん同時播種機を用いれば、慣行と同等のトウモロコシ収量が得られ、耕うんから除草剤散布まで...
晩植したWCS用飼料イネ品種におけるイチモンジセセリ幼虫の発生と被害
要約 晩植した飼料イネ品種におけるイチモンジセセリ幼虫の発生は、8月中旬には「たちはやて」や「ホシアオバ」で多くなるが、乾物重の有意な差は認められない。 キーワード 飼料イネ、二毛作、イチモンジセセリ(...
要約 冬作ライムギ後の二毛作トウモロコシの播種ではディスク耕と不耕起播種機を組み合わせた簡易耕播種により安定した苗立率や乾物収量が得られ、耕起播種と比較して燃料消費量、作業時間の大幅な低減と生産コス...
二毛作トウモロコシの耕うん畝立て播種に適した作業工程とその湿害軽減効果
要約 二毛作トウモロコシの湿害軽減のために耕うん畝立て播種を行う場合、事前耕うんを行わず、冬作収穫後に直接畝立て播種を行う作業工程が適する。圃場が過湿となる期間が長いほど、畝立て播種による増収効果が...
埋土種子の耕種的低減技術を活用した除草剤抵抗性スズメノテッポウの総合防除技術
要約 麦播種前に出芽している個体を非選択性除草剤で防除することで土壌表層の埋土種子が減少し、浅耕播種もしくは不耕起播種するとスズメノテッポウの発生数を低減できる。晩播、大豆との輪作で発生数はさらに減...
六条大麦を用いた飼料用イネ−飼料用大麦の周年多収粗飼料生産技術
要約 関東地方の平坦地水田において、六条大麦を11月上旬に播種すると、5月中旬には発酵粗飼料としての収穫・調製が可能で、収穫機械を飼料用イネと共用可能な周年粗飼料生産体系を構築できる。年間の全刈り乾物...
飼料用水稲大麦二毛作における牛糞堆肥の窒素肥効と窒素溶脱に影響する要因
要約 水稲作での牛糞堆肥の窒素肥効は腐熟が進んだ堆肥や早期の施用で低下するが、大麦作ではあまり低下しない。両作とも施用後に鋤込まないと窒素の肥効が低下する。窒素の残効は大麦作で低く水稲作で高い。二毛...
要約 「なつあおば」は極早生の多収系統で、熟期の異なる稲発酵粗飼料用品種との作期分散による収穫期拡大により、刈り遅れによるサイレージ品質の低下を防ぐことができる。 キーワード イネ、飼料イネ、極早生、...
要約 前作物収穫後不耕起圃場において、浅いチゼル耕と同時に肥料・種子を落下散布することにより、高能率な作目切替作業が1行程でできる。小麦・ソバの他、大豆・ナタネにも適用可能である。ロータリ耕方式と比...
早生で幅広い作期に適する暖地向き稲発酵粗飼料用水稲新品種「まきみずほ」
要約 水稲新品種「まきみずほ」は暖地で早生の晩に属する粳種である。稲発酵粗飼料用として全重が多く強稈であり、普通期栽培では暖地の主食用基幹品種「ヒノヒカリ」より早く収穫でき、晩植栽培でも地上部乾物収...
温暖地の稲麦二毛作向き多収低アミロース米水稲新品種候補系統「関東224号」
要約 水稲新品種候補系統「関東224号」は温暖地東部での熟期が早生の晩に属する低アミロース米系統である。良食味で縞葉枯病抵抗性を有し、晩植で多収である。麦跡栽培向けの品種として期待できる。 キーワード ...
米麦二毛作地域向けの病害虫複合抵抗性・極良食味水稲新品種「むさしの13号」
要約 水稲「むさしの13号」は、埼玉県では中生の晩に属する粳種である。縞葉枯病抵抗性、ツマグロヨコバイ抵抗性を有し、かつ「コシヒカリ」並の極良食味である。 キーワード 縞葉枯病、ツマグロヨコバイ、良食味...
アカヒゲホソミドリカスミカメの増殖を抑制する転作牧草地の草種および作付体系
要約 アカヒゲホソミドリカスミカメの羽化率はイタリアンライグラスで飼育した場合に高く、夏作牧草のスーダングラスやソルガムで低い。本種の増殖は夏作牧草の単作またはイタリアンライグラスの1番草の刈取り後...
作業工程の削減と作期分散が可能な温暖地向け不耕起-夏秋二毛作体系
要約 早春にトウモロコシ極早生品種を秋作エンバク跡地に不耕起播種することにより作業工程数の少ない温暖地向けの夏秋二毛作体系が実現できる。この作付体系は慣行栽培(耕起-夏作トウモロコシ+冬作体系)と同...