春作バレイショ栽培におけるスリット入りマルチの芽出し作業の省力化と適用時期
要約 春作マルチ栽培バレイショの芽出し作業はスリット入りマルチフィルムの使用により省力できる。スリット入りマルチ下で多収を得るための適用時期は2月中旬植付け、5月末~6月始め収穫となる作型とする。長崎...
要約 バレイショ春作・秋作時のウイルス病様症状株から検出されるジャガイモウイルスは、単独感染ではPVYが、2種以上のウイルスによる混合感染ではPVY+PVSが検出頻度が高い。長崎県総合農林試験場・環境部・病害...
要約 トラクタ装着型の空気・静電散布防除機での散布による薬剤の付着は、作物の繁茂が少ない状態では従来型の機種より優れる。一方、畦間を覆った状態の群落では、作物下部への付着が劣る。 背景・ねらい 静電散...
ジャガイモシストセンチュウの植え付け前土壌中卵密度と収量の関係
要約 バレイショ(品種「ニシユタカ」)の収量が10%減収となるジャガイモシストセンチュウの植え付け前土壌中卵数は、春作では生土1g当たり32個、秋作では同36個と推定される。 背景・ねらい ジャガイモシストセ...
要約 ばれいしょ健全苗の紙筒移植栽培により、そうか病汚染土での発病が回避される。本手法は、病原菌に感受性の高い、初期の未熟新塊茎を紙筒により隔離し、その後は塊茎肥大に伴う抵抗力の増加を利用するもので...
要約 RIPA法(迅速免疫ろ紙検定法)は、ばれいしょのYモザイク病及び野菜類のモザイク病を簡易(約10分、圃場で実施可能)かつ高精度(ELISA法とほぼ同等)に診断できる。 背景・ねらい ばれいしょのYモザイク病T系統は...
クロルピクリンくん蒸剤のジャガイモ植付け同時処理によるジャガイモそうか病の防除
要約 ジャガイモそうか病は、低濃度のクロルピクリンくん蒸剤テープ状製剤を使い、ジャガイモの植付け時に同時処理後、ポリフィルムで被覆することで、慣行の1/10量(3L/10a)で効果的に防除できる。長崎県総合農...
要約 露地野菜に対して、家畜ふん堆肥の窒素肥効率を考慮して、化学肥料相当量を施用すると、化学肥料栽培並の収量が得られる。 背景・ねらい 有機物利用法は地力維持の観点に立ったものが多く、施肥基準の上乗せ...
要約 開発機は、バレイショの植付けと培土作業に兼用できる乗用型の半自動プランタで、畦幅120cm、条間25cmの2条植栽培に適応する。本機の植付け作業は、基肥散布-基肥攪拌・走行跡耕耘-作条-植付け-覆土-鎮圧を...
要約 カンショ直播栽培に使用する種いもを調製するために、150g以下のいもを中央で二つに輪切りにする切断機である。コンベヤ上を移送されてきたいもをノコギリ回転刃で切断する機構で、切断いもはキュアリングの...
アスパラガス及びトルコギキョウの新生産技術を導入した中山間地域の営農類型モデル
要約 中山間地域の複合経営確立のための簡易施設を利用した野菜花きの生産技術であるアスパラガス半促成長期どり栽培と冷房育苗トルコギキョウ栽培の経営評価として、水稲またはバレイショ主体の経営にこれらの新...
バレイショと根菜類の輪作体系における緑肥ソルガムの鋤込み効果
要約 春バレイショとニンジンまたはダイコンの輪作におけるソルガムの作付・生鋤込みは、ニンジン、ダイコン良品収量を向上させる。また、バレイショのそうか病は、厩肥施用に比較して増加しない。ソルガムの播種...
露地野菜栽培において肥料や堆肥施用量を削減できる可給態窒素の目安
要約 家畜ふん堆肥の露地野菜畑への連用により、可給態窒素が3~4mg/乾土100g以上になった場合は、化学肥料だけでなく、堆肥施用量も削減できる。 背景・ねらい 現行の施肥基準では堆肥の施用量は明記されている...
要約 カンショ経営への輪作体系の導入条件を一対比較分析と線形計画法により検討し、地力維持効果の付加やカンショ価格低下時に輪作作物の導入が進むこと、また小規模集約経営の規模拡大過程において、耕地面積9h...
要約 軽石流堆積物の客土は物理性の劣る土壌に対して単独でも効果がある。客土単独では減収した圃場でも堆肥8tの併用で増収が得られ、その効果は3年間以上持続する。緑肥(エンバク)の効果は短期的である。 背...
ジャガイモ半身萎ちょう病の発生状況と土壌中の微小菌核密度に基づく当面の作付け指針
要約 ジャガイモ半身萎ちょう病の発生状況と土壌中の微小菌核密度から本病発生ほ場を程度別に区分した。また、Verticillium各菌種に対する各種作物の感受性程度を明らかにした以上に基づいて、菌種別および発生程...
要約 てんさいを移植栽培体系から移植直播併用栽培体系、直播栽培体系に移行することにより、小規模階層では省力化、大規模階層、畑野菜作経営においては、所得向上と省力化の可能性が高い。 背景・ねらい てんさ...
要約 基幹畑作物(てんさい、ばれいしょ、小麦)のあとに直播きされたキャベツの出芽、初期生育並びに収量に対する前作物の種類や前作物残さのすき込みの有無の影響は小さい。北海道農業試験場・畑作研究センター...
要約 ラッカセイ跡での青果用カンショ「ベニオトメ」の栽培が、収量だけでなく、形状、皮色など外観品質面からも優れており、バレイショ跡とキャベツ跡では劣る。これには、ミナミネグサレセンチュウの密度と跡地...
要約 ばれいしょ「キタアカリ」は早生で、「男爵薯」に比べ多収性で、澱粉価が高い。塊茎は「男爵薯」より大きく、肉色は淡黄である。施肥条件では、多肥(1.5倍肥)より標肥で上いも収量が優る。早期肥大性を有...