要約 播種前に土塊・石礫を除去することで、収穫時の培土内の土塊・石礫は皆無となり、2畦収穫機の利用が可能となる。収穫作業能率は0.26ha/hで、慣行の約3倍である。作業体系全体の投下労働量は、慣行の72.9人...
販売乾草生産の導入による畑作・野菜作経営の規模拡大と地域土地資源の保全
要約 上川北部の畑作・酪農複合地域に展開する中小規模畑作・野菜作経営では、小麦とばれいしょの作付けを欠くものの、土地利用に販売乾草の生産を導入することにより、経営規模と農業所得の拡大を同時に達成する...
ジャガイモの生理障害(イモ芯部の空洞・褐変)の発生要因と対策
要約 春作ジャガイモにおいて空洞や褐変等の生理障害が、大きな塊茎の内髄部に発 生する。茎葉が黄変する前の段階では、収穫約10日前までの日照不足や高温が障害の発生を助長する。対策としては、早掘りを避ける...
土壌くん蒸剤と土壌混和殺菌剤(粉剤)の体系処理によるジャガイモそうか病の防除法
要約 暖地バレイショ連作栽培地帯では,土壌くん蒸剤(クロルピクリンくん蒸剤)と土壌混和殺菌剤(フルスルファミド粉剤,フルアジナム粉剤)の体系処理でそうか病の発生を効果的に制御できる。長崎県総合農林試験...
青果用カンショを主軸作物とする作付体系における窒素収支と減肥栽培
要約 カンショーダイコン、カンショーイタリアンの体系では窒素負荷はみられないが、カンショーキャベツ、カンショーバレイショ、カンショーゴボウ体系では7~15kg/10aの窒素負荷が認められる。カンショーキャベ...
暖地バレイショ二期作栽培条件下でのジャガイモ青枯病菌biovarの動態
要約 バレイショの暖地二期連作下では、青枯病菌は年間を通じ約104~106cfu/g乾土の密度で存在し、根圏土壌中では108~1010cfu/g乾土にまで増殖する。各種biovar(Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ)を等量混合接種し、...
要約 8月下旬以降にキャベツ残さを鍬込んだ後で秋まき小麦を栽培する場合の窒素減肥可能量は2~4kg/10aであり、降雨量によって増減する。9月下旬以降にキャベツを収穫し翌年てんさいを作付けする際の窒素減肥可能...
要約 ばれいしょ「北海83号」は、強度のそうか病抵抗性を示し、そうか病発生地帯でも栽培可能な生食用ばれいしょである。いもは楕円体でラセット皮を有し、粒揃いが良い。目が浅く、変色が少ないので一次加工に適...
要約 土壌酸度調整資材をばれいしょ植付け前に表面散布すれば表層10cmをpH5.0に調整する従来法の半量でジャガイモそうか病に対する同等の防除効果が得られる。また酸度調整資材と硫安作条施用を併用すれば防除効...
クロルピクリンくん蒸剤によるジャガイモそうか病防除の限界と効果の高い種いも消毒剤
要約 クロルピクリンくん蒸剤のそうか病菌に対する殺菌効果は高いが、圃場レベルでは汚染土壌の混入や残存した病原菌の回復などにより十分な防除効果は得られない。オキシテトラサイクリン・ストレプトマイシン水...
畑作経営への野菜導入に向けた収穫作業省力化技術等の経営的評価
要約 てん菜の直播栽培、小豆のピックアップ収穫などの畑作省力化技術等は、中規模畑作経営への野菜導入・所得拡大を可能とするが、他の畑作物・作業との労働競合のため、効果は制限されている。 背景・ねらい 畑...
要約 ごぼうに対する浅層施肥混和装置・播種機付きホイール型トレンチャによる浅層施肥混和は全層混和より2割程度増収する。自走3輪型ビーンカッタの改造によりばれいしょやにんじんの茎葉切断作業が可能であり、...
要約 前作が豆類・スイートコーンの場合、後作の根菜類にさまざまな生育障害が発生する。前作の野菜の違いが後作の畑作物の生理障害や病害発生に与える影響は認められない。現地における根菜類のリゾクトニア病は...
要約 「ワセシロ」、「男爵薯」、「とうや」を利用した秋作によるばれいしょの採種栽培体系では、全粒植え可能なS、2S規格のいも数は春作採種栽培より多く生産できる。秋作で生産された種いもの塊茎肥大は春作種...
要約 長崎県下のバレイショ栽培圃場からメタラキシル剤に耐性のジャガイモ疫病菌が分離された。県下各地より得た疫病菌は17菌株中12菌株が耐性を示し、耐性菌に対するメタラキシルのMIC値はいずれも200μg/ml以上...
要約 バレイショ品種'デジマ'の春作マルチ栽培(2月下旬植付)において、 畦立て・マルチ後に野菜用半自動移植機を用いた植付けは、芽出し作業の省力化ができ、生育・収量は、慣行栽培の植付け後畦立て・マルチ栽...
重粘土畑基盤整備圃場におけるバレイショ春作マルチ栽培の高性能機械化体系
要約 重粘土畑の基盤整備圃場におけるバレイショ春作マルチ栽培は、歩行型植付機、乗用管理機、自走式バレイショハーベスタ等の高性能農業機械を用いることにより、作業時間は10a当たり約45時間と、慣行に比べ約3...
重粘土畑基盤整備地域での春バレイショを中心とした省機械化体系営農モデル力
要約 重粘土基盤整備地域の春バレイショ、冬ニンジン、秋冬ダイコンを組み合わせた輪作体系に、異なる2つの省力機械化体系を導入した営農モデルを策定した。経営規模5haで高性能機械化体系を導入する大規模経営モ...
要約 カンショ作経営の規模別輪作体系及び特徴を線形計画法により明らかにした。小規模では土地生産性の高い加工ダイコン、中規模では労働生産性の高いカンショ作付が合理的で、大規模では加工バレイショとギニア...
要約 ジャガイモ粉状そうか病の罹病塊茎表皮を接種源とし,この粉砕物の懸濁液に健全種いもを浸漬接種後,滅菌土壌を充填したポットに植付けて栽培し,子いもの発病程度を調査することにより,温室内でジャガイモ品種...