0.6mm目合いネットによるアブラナ科野菜害虫の侵入阻止効果
要約 0.6mm目合いの防虫ネット被覆はアブラナ科野菜を加害する害虫のほとんどに侵入阻止効果がある。しかし、アブラムシ類や孵化直後のチョウ目幼虫の侵入を完全に阻止することはできない。アザミウマ類、ハダニ...
無エルシン酸で低グルコシノレートのなたね新品種「キラリボシ」
要約 なたね「キラリボシ」は子実中にエルシン酸を含まず、かつ低グルコシノレートの品種である。成熟期は「アサカノナタネ」並の中生で、「アサカノナタネ」に比べて多収で、菌核病抵抗性、耐倒伏性および寒雪害...
キャベツにおけるフルスルファミド粉剤局所施用による根こぶ病防除効果
要約 キャベツ栽培において、フルスルファミド粉剤をセル苗定植前の定植部周辺の土壌に混和させる植穴施用あるいは、同剤を畝の中央に条施用することにより、施用量を1/2~1/8程度まで減少させても慣行とほぼ同等...
要約 岩手県西根町のキャベツ連作圃場において根こぶ病の発病度とキャベツ調整重の関係を調査した結果、発病度30以下の株は目標の調整重を確保できる。 キーワード キャベツ、根こぶ病、発病度、調整重 背景・ね...
要約 ヒロシマナ「CR広島1号」は、根こぶ病抵抗性のアブラナ科近縁種とヒロシマナの交雑雑種にヒロシマナを戻し交配して育成した根こぶ病抵抗性品種で、根こぶ病常発地域での栽培が可能である。 キーワード ア...
要約 無農薬ハウス栽培でのコマツナの周年安定生産には、収穫量の多くなる3~9月に、輪作や太陽熱処理を組み込み、ハウス毎にコマツナを作付けしない期間を設けることで、害虫による食害が軽減され、出荷量も安定...
要約 施設内のキャベツでコナガ成虫侵入時期・産卵期間に併せて、コナガ卵密度に合わせた密度の卵寄生蜂メアカタマゴバチを複数回放飼すればコナガに対する高い密度抑制効果が期待できる。 キーワード コナガ、メ...
要約 簡易ネットハウスは、高温期に難しいとされるアブラナ科野菜の無農薬栽培や減農薬栽培の生産安定化に有効である。冬季はネットハウスの上から外張りフィルムを被覆し、マルチを併用することで葉根菜類の生産...
西ジャワ高原野菜地帯における1年3作の短期輪作によるキャベツ根こぶ病の抑制〔国際〕
要約 西ジャワ高原野菜地帯の主要作物であるキャベツに多発する根こぶ病被害は、ニンジン、ジャガイモを組み込んだ1年3作の輪作により、初期生育が順調に保たれ、実用的に被害の無い程度の収量が得られるまで制...
還元消毒による施設土壌病害虫の防除と糖蜜を用いた下層土消毒法
要約 フスマ、米糠を用いた還元消毒により作土層が消毒され、イチゴ萎黄病、ホウレンソウ萎凋病の防除に有効である。糖蜜の土壌潅注で下層土の消毒も可能となり、トマト萎凋病、ナス半身萎凋病の防除に有効である...
要約 ‘はくさい中間母本農7号’は、小胞子からの植物体再分化能が高く、しかも再分化個体には高頻度で半数体倍加個体が含まれる。本系統を片親に用いた交雑後代を小胞子培養することにより、短期間に...
C3植物とC3-C4中間植物との属間交雑による光呼吸の抑制とその機構の解明
要約 C3植物のダイコンとアブラナ科のC3-C4中間植物Diplotaxis tenuifoliaから作出した属間交雑植物では、葉の内部構造や光呼吸鍵酵素の細胞特異的な発現パターンは、両親からのゲノムの構成比に従い遺伝し、光呼...
フルスルファミド粉剤を施用した圃場ではおとり植物による根こぶ病菌密度低減効果は得られない
要約 アブラナ科野菜の栽培時にフルスルファミド粉剤を施用した圃場では、その感染抑制効果が輪作するおとり植物(葉ダイコン)の作付け時にも持続しているため、アブラナ科野菜根こぶ病の病原菌密度(休眠胞子密...
要約 なたね「菜々みどり」は熟期が「キザキノナタネ」と同じ中の晩で、耐寒雪性が強く、子実中にエルシン酸を含まない。野菜用なばなとして多収で、一本重が重い。収穫期間は「かぶれ菜」に比べて一週間程度早い...
要約 施設栽培アブラナ科野菜のコナガに対して、卵寄生蜂タマゴバチと被覆資材(べたがけ)の併用で密度を抑制することが可能である。 キーワード コナガ、タマゴバチ、被覆資材、べたがけ 背景・ねらい アブラナ...
要約 粉砕籾殻とピートモスを容積比6:4で混合し、1リットル当たりの施肥窒素量を400mgとした培地の利用により慣行培地と同等の野菜苗を安定的に生産できる。この培地は慣行培地と比べ重量が33~63%と軽く、価格は...
要約 「はるの輝」などのワックスレス型ナタネ品種は、無農薬露地栽培の場合、ワックスブルームを有する従来型品種に比べて、コナガ、モンシロチョウ、モモアカアブラムシの発生量が少なく、被害も軽微である。 ...
要約 キャベツのハイマダラノメイガに対して、育苗期ではネット被覆による防除効果が高い。定植時処理薬剤ではカルタップ剤、ベンフラカルブ剤、アセタミプリド剤が優れた効果を示し、定植後はPAP剤、ルフェヌロ...
育苗中のナスに発生したPseudomonas viridiflava による立枯症
要約 育苗中のナスに発生した立枯症は、Pseudomonas viridiflava によるものである。 背景・ねらい
2000年3月、育苗中の露地用ナス(台木:トルバムビガー、穂木:筑陽)の接木部から上2~3cm位の茎が褐変...
アブラナ科野菜根こぶ病の病原菌密度ー発病度曲線(DRC)診断法の策定とその利用
要約 農家圃場において土壌中のアブラナ科野菜根こぶ病菌菌密度と発病との関係を病原菌密度ー発病度曲線(DRC)として診断することにより、栽培時の病原菌密度から発病度を簡易に推定可能で、各種防除技術の効果...