要約 小麦「ゆきはるか」は「キタカミコムギ」より、エキステンソグラムにおける生地の力の程度が弱く、スポンジケーキの比容積と官能評価点に優れ、製菓適性が高い薄力小麦品種である。穂発芽性がやや難で収量性...
要約 育苗箱全量施肥法において従来困難とされた多量施用(約1,500g/箱)が肥料位置を床土上から床土下に変えることで可能となる。これにより疎植栽培(条間30cm×株間30cm、移植箱数9~10箱/10a)に必要な窒素量...
飼料用稲「べこごのみ」の湛水直播栽培によるWCS全刈り乾物収量10t穫り体系
要約 寒冷地北部の日本海側に適した飼料用稲新品種「べこごのみ」を用いると、大区画圃場におけるWCS全刈り乾物収量は、湛水直播栽培技術による9月上旬から中旬の収穫で10t/haの生産を安定して得られる。 背...
ドリフト低減ノズル及び遮へい作物による農薬飛散低減と大豆病害虫防除効果
要約 ブームスプレーヤを用いた大豆の薬剤散布において、ドリフト低減ノズルを用い、「ゴールドソルゴー」を遮へい作物として栽培すると、防除効果はほぼ同等で薬剤の飛散量を慣行ノズル(遮へい作物なし)の10分...
エアロビック・ライスの連作による収量漸減現象に非生物的要因が関与する
要約 収量漸減現象が認められるエアロビック・ライス連作圃場からの採取土壌を用いたポット試験において、薬剤や熱処理によって生物的要因を排除してもイネの生育に有意な改善が見られないことから、この現象には...
要約 軟白みつば栽培に適する品種、播種期、窒素施肥量、播種量および播種後処理、根株の魚箱への詰め方、伏せ込み管理(魚箱、地床)の差異、病害虫発生実態とその対策を明らかにし、軟白みつばの栽培管理暦モデル...
要約 耕うん同時畝立て施肥播種機を基幹としたエダマメの省力機械化体系は、慣行体系と比較して播種工程で80%、作業全体で56%の省力化率となり、作業負担度が81%減少する。本体系の損益分岐点面積は5.7haと試算さ...
オゾンガス消毒が土壌化学性およびホウレンソウの生育へ及ぼす影響
要約 オゾン処理直後の土壌は、土壌の種類に拘わらずpHの急激な低下が起こり無機態窒素が増加する。特にアンモニア態窒素は処理前に比べておおよそ30倍増加するが、速やかに硝酸態窒素へと硝化されるため、ホウレ...
要約 早春まき栽培のかぶにおける標準窒素施肥量は、ハウス作型は12kg/10a、露地トンネル作型は11kg/10aである。両作型とも消毒済み種子の使用およびキスジトビハムシに対する粒剤施用1回で病害虫の被害を受ける...
要約 極早生大豆「ユキホマレ」、小麦「ネバリゴシ」を用いることにより、岩手県北地域でも大豆・小麦立毛間播種栽培の2年3作が可能である。 キーワード ダイズ、コムギ、立毛間播種 背景・ねらい 大豆・小麦立...
くん蒸処理が畑の土壌線虫の種数および密度に及ぼす影響と回復の内容
要約 クロルピクリン,D-D,臭化メチルによる土壌くん蒸処理後,約12ヵ月で土壌線虫の密度は処理前の水準に回復するが,種数は回復しない。くん蒸処理後は土壌線虫の群集構造が変化し,微生物食性で増殖率が高...
温室内の湿度制御によるキュウリの病害発生抑制と生育・収量の向上
要約 キュウリのハウス抑制栽培で、温室内の相対湿度を90%以下に制御すると多湿条件で発生するべと病、褐斑病の発生を大幅に抑制できる。健全葉が確保されて生育はやや旺盛になる。 キーワード キュウリ、湿度制...
温室内の湿度制御によるミニトマトの病害発生抑制と生育・収量の向上
要約 ミニトマトの促成栽培で温室内の相対湿度を90%以下に制御すると、葉カビ病等の多湿に起因する病害の発生が抑制できる。健全葉が確保され草勢が向上するため収量が増加し、裂果の発生も抑制され可販果率も向...
要約 暖地水田作経営において,打込式代かき同時土中点播直播を核とする新技術体系の導入は,最大年間約270万円所得が増大する。経営規模が20ha以下の場合,水稲移植をやめ,汎用型直播機による全作物の作付けを...
要約 水稲種子5~7粒を粘土で合着して球状に成形した複粒化種子を用いた水稲の直播栽培体系を確立した。造粒は専用の装置で行い、播種は汎用性のある傾斜ベルト式播種機を用いる。この体系は寒冷地でも良食味品種...
要約 水稲種子5~7粒を粘土で合着して球状に成形した複粒化種子を用いた水稲の直播栽培体系を確立した。造粒は専用の装置で行い、播種は汎用性のある傾斜ベルト式播種機を用いる。この体系は寒冷地でも良食味品種...
要約 水稲とのブロックローテーションを前提としただいず不耕起栽培では圃場排水対策が特に重要で、額縁明渠に加え播種溝に交差した弾丸暗渠を施工する。このことにより茎疫病発生も軽減される。また、雑草対策は...
要約 暖地水田作経営において,打込式代かき同時土中点播直播を核とする新技術体系の導入は,最大年間約270万円所得が増大する。経営規模が20ha以下の場合,水稲移植をやめ,汎用型直播機による全作物の作付けを行う...
要約 ウニコナゾールP液剤を催芽前24時間浸漬処理した種子は、箱当たり乾籾播種量で240gの密播稚苗育苗ができる。移植は田植機の苗掻き取り調整により、慣行と同じ株当たり4~5本で行え、苗箱使用量は慣行育苗に...
天北地域におけるアルファルファ単播草地の雑草軽減技術と堆肥利用効果
要約 造成時の雑草軽減法として、耕起前・播種床処理にグリホサート剤と定着後にギシギシ用薬剤を組合せると効果的であり、また、堆肥を維持肥料として利用することにより3年目以降購入肥料代が大幅に節減できる...