気象情報とICTを活用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援API
背景・ねらい 近年の地球温暖化にともなう水稲の高温障害などの農業気象災害、年々変動する気象によって生じる栽培暦の変動、さらに国内の農業で急速に進行している経営規模の拡大に対応するため、複雑化している...
水稲幼穂発育ステージを定量的に記述する新指標Floral Stage (FS) と幼穂発育予測モデル
要約 FSは、ステージの進行が日数に対して直線的になるようにスケーリングされている。そのため、FSによって幼穂発育ステージを定量的に扱えるとともに、FSと既存の発育予測モデルを活用し、気象情報から詳細な幼...
高精度水田用除草機と米ぬか散布を中核技術とする水稲の有機栽培体系
要約 有機栽培圃場において、高精度水田用除草機による除草作業と移植時の米ぬか散布等を組み合わせることにより雑草を顕著に抑制できる。本技術を中心とした水稲有機栽培体系では、慣行栽培に比べて穂数は減少す...
アミロース含有率が適度に低い極良食味水稲新品種候補「上育453号」
要約 「上育453号」は出穂期が“中生の早”であり収量性が高く、アミロース含有率が適度に低いため食味が「ほしのゆめ」に明らかに優り「おぼろづき」並かやや優り良好である。 キーワード イネ、粳、アミロース含...
要約 水稲「まっしぐら」は、青森県では「中生の早」に属する粳品種で、「ゆめあかり」・「むつほまれ」より良食味でいもち病抵抗性が強く、「むつほまれ」より障害型耐冷性が強く、「ゆめあかり」より収量性が高い...
要約 「まっしぐら」は、“中生の早”の粳種で、耐冷性が“やや強”、いもち病抵抗性が“強”、食味は「つがるロマン」並の“上中”である。「ゆめあかり」よりいもち病抵抗性が強く、「むつほまれ」より耐冷性が強く、食...
要約 兵庫県南部での栽培に適する「日本晴」よりやや晩熟の良質・良食味品種「ゆめおとめ」を育成し、認定品種に採用した。 キーワード イネ、認定品種、ゆめおとめ、中生、良質、良食味 背景・ねらい 兵庫県南部...
後期重点の摘果と開花後の弱せん定は早生ウンシュウの高品質果実連年安定生産を実現
要約 早生ウンシュウで摘果を遅らせ、樹体に強い着果負担をかけておき、9月に葉果比20~30に仕上げ摘果し、樹冠の外周部近くに下垂するようにならせると着色が早くなり、果皮色が濃く、浮皮が少なく、糖度の高い...
要約 水稲「渡育240号」は道南地域向けの良質・良食味の晩生種で、「きらら397」の一部に替えて作付けする。「きらら397」と比較して食味に優れ、耐冷性が強く、同程度の収量性がある。 キーワード 水稲、晩生種...
要約 福岡県の水稲準奨励品種候補「西海230号」は「ユメヒカリ」に比べて、成熟期が2日程度遅い晩生種である。穂数は多く、やや長稈であるが、耐倒伏性は優れる。いもち病は同程度にやや弱い。収量性は優れる。理...
要約 水稲「山形71号」は熟期が極早生の良質、良食味の粳種である。品質は「みちのくわせ」より明らかに優り、食味は「ササニシキ」に近い良食味である。平成12年度から山形県で「みちのくわせ」に代えて山間部対...
要約 極早生で耐冷性強く、良食味で安定多収の水稲「信交488号」を育成し、長野県で奨励品種に採用予定である。良食味の特性を生かし、高位良質安定生産を行うためには、作期・栽植密度とも標準植がよく、基肥量...
代かき同時土中点播直播による水稲品種「ヒノヒカリ」の安定栽培技術
要約 水稲品種「ヒノヒカリ」の代かき同時土中点播直播栽培において、播種量10a当たり乾籾で約3kg、条間30cm、株間20cmとし、過酸化石灰被覆籾を代かきと同時に点状に打込み、約1週間落水管理を行うと苗立ち率や...
シラス水田における麦用施肥播種機を利用した水稲の代かき同時施肥播種法
要約 麦用施肥播種機は一部改良することで,水稲の代かき同時播種に使用でき,植代・施肥・播種を一工程で行えるため,作業時間を短縮できる。落水出芽法で播種深度が確保でき,生育及び収量・品質も慣行播種法と同程...
要約 稲収穫後から播種までの間に土壌表層2~3cmを削耕・整地し播種する、三重式不耕起播種機を用いた水稲の直播栽培技術を開発した。播種・覆土精度が高く安定した苗立ちが得られ、条間を25cmとし側条施肥とイネ...
秋田農試改良型播種機を用いた乾田土中条播早期湛水直播の栽培マニュアル
要約 代かきをしないことから、湛水直播より省力的で田畑輪換に適した乾田土中条播湛水直播(折衷直播)栽培について、その導入・普及に役立つ栽培マニュアルを作成した。 背景・ねらい 乾田土中条播早期湛水直播(...
要約 水稲新奨励品種「信交485号」の良質良食味・安定多収栽培のためには、「コイヒメ」の基肥水準よりやや減肥し、密植を避けて倒伏を抑え、幼穂10mm期に穂肥を施用するのがよい。 背景・ねらい 早生・良食味品...
要約 心白発現率高く、醸造適性の高い酒造好適米水稲「ひとごこち」を育成し、奨励品種に採用した。大粒で醸造適性の高い高品質米の安定生産には、基肥を抑え幼穂長5~10mm期に追肥を行う。 背景・ねらい 本県の...
要約 乗用管理機を用いて水稲湛直の播種ができる。乗用管理機はこの他、施肥、除草剤散布、病害虫防除作業に利用でき、いづれも一人作業化と軽労働化ができる。省力化による規模拡大で、収益の向上が可能である。...
要約 大区画圃場において、播種時に田面の用排水溝を同時施工して畦上に播種をする作溝同時播種機を開発し、迅速な水管理と安定した苗立ち及び耐倒伏性強化に効果があるM字型潤土直播播種技術を開発した。 背景...