要約 「あきあかね」は、食味が優れる水稲粳系統である。収量性に優れ、大粒で炊飯米の外観、なめらかさ、粘りにすぐれるため、中食・外食などへの利用が期待される。寒冷地南部では晩生に分類され、中生の主力品...
要約 「亜細亜のかおり」は、多収の高アミロース品種である。現在普及している「越のかおり」と同等の米麺加工適性を持ち、収量が3割程度多い。寒冷地南部では晩生に分類され、中生の主力品種「コシヒカリ」との...
要約 「つきあかり」は、極めて食味が優れる水稲粳品種である。収量性に優れ、炊飯米の外観が良いため、弁当等の用途への利用が期待される。寒冷地南部では早生に分類され、中生の主力品種「コシヒカリ」との作期...
「ふくひびき」利用による飼料用イネ地上部放射性セシウム濃度の低減効果
要約 飼料用イネ地上部の放射性セシウム濃度には品種間差がある。水田条件によって品種間差が判然としない場合もあるが、5水田の平均で「ふくひびき」はインド型品種「ハバタキ」より45%低く、放射性Cs濃度が低い...
飼料用米、稲発酵粗飼料及び米粉に適する多収水稲品種「モミロマン」
要約 水稲品種「モミロマン」は温暖地東部での出穂期が中生の晩に属する粳種である。直播栽培にも適し、玄米収量やTDN収量が多いことから飼料用水稲として栽培されている。また、米粉麺用にも適し、関東以西での...
要約 「なつあおば」は極早生の多収系統で、熟期の異なる稲発酵粗飼料用品種との作期分散による収穫期拡大により、刈り遅れによるサイレージ品質の低下を防ぐことができる。 キーワード イネ、飼料イネ、極早生、...
「べこあおば」は関東地域で飼料用米・稲発酵粗飼料兼用品種として利用できる
要約 茨城県南部で「べこあおば」を多肥条件で栽培すると、5月中旬移植で粗玄米重が800kg/10a以上となり、飼料用米として利用できる。6月上旬播種の湛水直播栽培では、黄熟期の地際刈り乾物重が1500kg/10a以上と...
いもち病圃場抵抗性遺伝子 pi21 を持つ極良食味の新品種候補系統「中部125号」
要約 「中部125号」は温暖地東部では中生の早に属する、中間型の水稲粳種である。陸稲「戦捷」からいもち病圃場抵抗性遺伝子 pi21 を導入する際に、 pi21 座と密接に連鎖する不良形質をDNAマーカー選抜によって除...
東北地域向けの紫穂観賞用水稲新品種候補系統「奥羽観379号」
要約 水稲「奥羽観379号」は、東北地域に適する晩生の紫穂系統である。穂に紫褐色の長い芒を有し穎花も紫色を呈するため、穂揃い期には穂全体が紫色に見える。短稈で倒伏に強く、栽培しやすい。観賞用として、切...
要約 水稲新品種「モミロマン」は温暖地東部での出穂期が中生の晩に属する粳種である。玄米収量が多く飼料米として期待できる。また、黄熟期のTDN収量も高い。直播栽培にも適し、関東以西向け飼料米・稲発酵粗...
要約 水稲新品種「たちすがた」は温暖地東部での熟期が中生の中に属する粳種である。長稈で主に茎葉重が大きく、可消化養分総量(TDN)含量が高い。また、耐倒伏性に優れ、直播栽培にも適し、関東以西向けの稲発...
要約 「北陸酒206号」は寒冷地南部では晩生の早に属する粳種で、長稈、中間型の系統である。醸造時のアルコール収率および生成酒のアミノ酸度は「山田錦」並であり、やわらかさと深みのある酒質を示すことから、...
いもち病抵抗性が強く、極良食味の新品種候補系統「中部111号」
要約 「中部111号」は温暖地東部では中生の中に属し、いもち病抵抗性が強く、「ミネアサヒ」「コシヒカリ」並みの極良食味のうるち系統である。いもち病防除を省けることで消費者ニーズに応えることができる。 キ...
要約 水稲「むさしの飼9号」は、「はまさり」より出穂期や成熟期が10日前後早く、10%程度多収な飼料イネである。 キーワード 飼料イネ、むさしの飼9号、晩生、多収 背景・ねらい 埼玉県は、全国に先駆けて飼料イ...
良質・良食味で病害虫複合抵抗性の水稲新品種「むさしの1号」、「むさしの2号」
要約 水稲「むさしの1号」、「むさしの2号」は「コシヒカリ」並の良食味で縞葉枯病、ツマグロヨコバイ抵抗性をもち、いもち病にも強い病害虫複合抵抗性を兼ね備えた品種である。外観品質も優れ、また、耐倒伏性は...
要約 水稲不耕起直播を立毛中の小麦条間に行う場合、シイグモイド溶出型100日タイプ及び同120日タイプ被覆尿素を4:6に配合した肥料を種もみと同条施用する全量基肥体系において、小麦の品質に影響することなく、...
要約 水稲「あさひの夢」は耐倒伏性が強く、多収、良質・良食味の中晩生種であり、縞葉枯病抵抗性を有することにより認定品種に採用する。 背景・ねらい 本県東部地域の主力品種である「月の光」は栽培性・収量・...
要約 水稲「群馬14号」は、「朝の光」並の収量性を持つ、アミロース含量が10%程度の低アミロース系統で、「朝の光」よりやや早い中生の早の熟期で、縞葉枯病抵抗性である。 背景・ねらい 群馬県の平坦地域は米麦...
要約 愛知式不耕起播種機により小麦立毛中の2月中下旬に水稲を播種する「小麦立毛中水稲不耕起乾田直播」は、麦に傷害を与えず、水稲の高い苗立ち率を確保できる。この方法による稲麦二毛作は大豆などの転作との...
要約 「モチミノリ」は、早生の偏穂重型品種で、縞葉枯病抵抗性などの耐病性を備えている。「アキシノモチ」に比較して、早熟で倒伏に強く、収量性はやや高く、品質も安定し、食味が優るので、府下全域を対象に奨...