イネとノビエの出芽特性からみた水稲直播栽培の播種後落水期間と除草剤散布適期
要約 ノビエとイネ種子の温度に対する出芽特性から、播種後10日間の気温を12度C、14度C、16度Cに設定した場合の落水期間と除草剤散布適期の基本的な考え方を明らかにした。 背景・ねらい 水稲の直播栽培では出芽...
秋田農試改良型播種機を用いた乾田土中条播早期湛水直播の栽培マニュアル
要約 代かきをしないことから、湛水直播より省力的で田畑輪換に適した乾田土中条播湛水直播(折衷直播)栽培について、その導入・普及に役立つ栽培マニュアルを作成した。 背景・ねらい 乾田土中条播早期湛水直播(...
要約 落水出芽法では、乾籾重量比100%の過酸化石灰粉粒剤コーティング種子を、代かきした水田に播種深度10㎜程度に播種後、出芽始めまで10~15日間落水管理を行う。従来の5㎜以内の浅播き・播種後湛水栽培の問題...
要約 稲収穫後から播種までの間に土壌表層2~3cmを削耕・整地し播種する、三重式不耕起播種機を用いた水稲の直播栽培技術を開発した。播種・覆土精度が高く安定した苗立ちが得られ、条間を25cmとし側条施肥とイネ...
要約 汎用乗用管理機を利用した水稲湛水直播栽培では、耐倒伏性の高い「岐108号」用い、カルパー粉衣種子を落水直後に播種し、播種後落水管理とすることで苗立が安定し、被覆尿素の全量基肥施肥により移植栽培と...
要約 散播方式の湛水直播の整地法は、荒代時に全層施肥し、代かき時の田面水の面積は30~40%程度とし、これに間隔10cm、深さ4cm程度の作溝を行うことで出芽苗が集条化し、浮苗軽減に有効である。 背...
要約 湛水直播栽培における雑草防除は、単用処理では、一発剤の処理適期晩限での使用が効果的である。なお、一発剤の処理適期晩限のノビエ2葉期は、代かき後の日平均気温積算値270℃が指標となる。 背景・ねらい ...
要約 不耕起乾田直播栽培では、被覆肥料を播種と同時に播種溝に施用することにより、施 肥窒素の利用率を高め、施肥量を削減することができる。 背景・ねらい 不耕起乾田直播栽培にける施肥法は、被覆尿素入り...
セルトレイ底面給液によるハクサイ根こぶ病菌密度の簡易生物検定法
要約 ハクサイ根こぶ病菌による汚染土壌の菌密度を推定するため、従来の生物検定法を改善したセルトレイ底面給液法を考案した。この方法は検定場所が少面積となり、管理作業も省力化でき、抵抗性品種簡易選抜や病...
要約 熱画像から求めた苗の表面温度から含水率を推定する手法を明らかにした。 また、CWSI(Crop Water Stress Index)値を用いることによって、測定条件が異なっても普遍的に水分状態が診断でき、苗質が向上...
要約 水稲の乳苗移植直後から、落水し潤土状態の水管理を行うことで、苗の活着を向上安定させ、安定多収が得られる。 背景・ねらい 冷温被害の受けやすい高標高地域の水稲栽培は、ポットまたは型枠条播き、あるい...
要約 10ha以上の大規模稲作に対応し、湛水直播より省力的でかつ耐倒伏性が向上し生育の安定化が図れる無代かき作溝直播について、その導入、普及に役立つ栽培マニュアルを作成した。 背景・ねらい 無代かき作溝直...
水稲「キヌヒカリ」、「あかね空」の大麦あと6月中旬散播湛直の安定栽培法
要約 大麦あと6月中旬播の散播湛直に適応する「キヌヒカリ」、「あかね空」の適正苗立数は100本/㎡程度、施肥は基肥0.4kg/a+出穂20日前穂肥0.3kg/aを基本とし、 苗立不足の場合には3葉期追肥0.2kg/aを行う。水管...
要約 島根県平坦部において、「ときめき35」を3月下旬~4月上旬に移植することにより、8月中に安定して収穫でき、早場米として出荷することが可能となる。 背景・ねらい 本県で育成した「ときめき35」は...
要約 水稲不耕起乾田直播栽培技術の大区画水田での3年間の実証を通して、延べ作業時間は10a当たり平均5.4時間となり、労働時間が著しく短縮され、しかも慣行栽培並みの収量が得られた。 背景・ねらい 稲作の...
要約 温暖地西部では、カルパー無粉衣潤土土中散播は6月播種に、また、無粉衣湛水土中散播は4~6月播種に適している。無粉衣潤土土中散播は細粒灰色低地土の水田に適している。苗立ち率は、粉衣種子に比べて低...
要約 再生紙マルチに不織布とホットメルト接着剤を用いて水稲種子を固定し、代かき直後の水田に敷設することにより、点播直播が可能となる。 背景・ねらい 国際競争力の強化のため稲作の低コスト化、省力化、高...
要約 水稲中生品種の湛水散播直播の水管理体系は、播種直前~出芽始め落水、出芽期湛水、幼穂形成期前20~30日間中干しとする。これにより、出芽苗立の安定、雀害回避、初期生育の促進、耐倒伏性強化に効果があり...
要約 麦あと湛直栽培での初期水管理方法に応じた雑草の効果的防除法は、播種後落水管理では稲1葉期に入水しノビエ 2.5葉期まで適用する薬剤を処理し、浅水継続管理では播種後から稲2葉期までの間でノビエの葉令に...
要約 「コシヒカリ」の湛水土中直播栽培に節水栽培を導入することにより、倒伏を軽減し栽培を安定化することが可能である。節水栽培は4月下旬に播種した場合、6月上旬の分げつ始期から間断灌漑を行い、6月中旬に...