水稲の麦後湛水直播における「夢いずみ(熊本3号)」の安定栽培法
要約 水稲晩生種「夢いずみ(熊本3号)」の麦後湛水直播(散播、条播)における播種適期は5月下旬から6月上旬である。平方メートル当たり適正苗立本数は80本程度である。この場合の施肥体系は慣行移植に準じ、追...
要約 水稲の移植栽培と直播栽培を組み合わせて作業が可能かどうかを、簡易な入力データを用いて作業シミュレーションし、日別作業計画表にも利用できるプログラムを表計算ソフトにて作成した。 背景・ねらい 水田...
要約 水稲湛水直播栽培におけるカモ類の食害に対しては落水処理が有効で、スズメの食害は確実に土中播種することと湛水処理が有効である。 背景・ねらい 水稲湛水直播栽培を実施した場合、鳥害により壊滅的被害を...
要約 M字型潤土直播栽培体系は、大区画水田を対象とした乗用管理機によるワンマンオペレータを前提とする機械化一貫栽培体系で、投下労働時間は73.5h/haと省力的であり、かつ収量の安定した栽培体系である。 背...
要約 スクミリンゴガイに対して効果の高いメタアルデヒド剤の湛水直播栽培における処理適期は、散播(播種深度0mm)で播種直後~1日後、条播(播種深度5mm)で播種直後~2日後である。熊本県農業研究センター・農...
水稲品種「つくし早生」の湛水直播栽培における被覆尿素肥料による全量基肥施用法
要約 水稲品種「つくし早生」の湛水直播栽培において、被覆尿素肥料(シグモイド型100日、120日もしくはリニア型100日タイプ)の全量基肥施用法では、化成肥料を分施する場合に比べ、10%減肥しても分施並の収量が...
暖地における水稲品種「ヒノヒカリ」の湛水土中点播直播栽培に適する肥効調節型肥料
要約 暖地における水稲「ヒノヒカリ」の湛水土中点播直播栽培に用いる肥効調節型肥料は,シグモイド型・100日タイプおよびシグモイド型とリニア型・50日タイプを配合したものが適する。九州農業試験場・水田利用部...
要約 開発機は、水田用乗用管理機を利用した作溝無覆土播種同時施肥方式の湛水直播機で、繰り出し量自動制御装置により、作業速度に連動した肥料と種子の繰り出しが可能であり、施肥・播種量をそれぞれダイヤルに...
要約 水稲の再生紙マルチ直播シートを水田に展開する敷設機を開発した。本機は歩行用管理機に装着し、ゴムスポンジ付鎮圧ローラ、車輪・足跡消し装置等を装備しており、代かき後自然落水し表面水がほぼなくなった...
要約 湛水直播栽培において生育前半に溶出する被覆尿素を用いることにより、窒素施用量を削減できる。また、施肥位置で比べると、側条施肥は全層施肥、表層施肥または接触施肥より施肥窒素の利用率が高く、最も窒...
大規模水稲経営へのトラムライン潤土直播栽培技術導入による省力・コスト削減効果
要約 大規模水稲経営モデルへトラムライン潤土直播栽培技術を導入した場合,その導入効果は,①超省力化による労働費削減によって低コスト化が図られる,②春作業における補助労働力削減効果が著しい,③少人数によ...
要約 特別調整水稲カウントを前提とし,兼業農家層に直播を導入する場合,湛水直播では減収率10%以下,不耕起乾田直播(播種作業委託)では減収率15%以下を確保できれば,稲作部門所得が低下せず,しかも生産費が...
潤土直播栽培の出芽・苗立ち期における鳥害を想定した被害許容苗立ち数
要約 潤土直播栽培では播種後の鳥害によって苗立ち数の減少が問題となるが、1㎡当たり20本以上の苗立ち数が確保されると大きな減収とはならない。 背景・ねらい 水田に直接種籾を播く直播栽培は、省力・低コスト...
水稲の無粉衣種子を用いた作溝無代かき湛水表面散播直播作業体系
要約 水稲の無粉衣種子を用いた作溝無代かき湛水表面散播直播栽培を体系化した。10a当たりの延べ労働時間は、乗用管理機を利用した作業体系の場合、10時間程度となる。 背景・ねらい 水稲栽培の低コスト技術とし...
要約 最大分げつ数(理論値)にもとづく散播直播水稲の苗立密度の下限値は、穂数500本/㎡、有効茎歩合65%とした場合、24~46本/㎡となる。また、最高分げつ期の茎数は、一次分げつの最下出現節位の異なる個体...
要約 湛水表面散播直播栽培において産業用無人ヘリコプターを利用して、播種、溝切り、初期除草剤散布、病害虫防除液剤散布、倒伏軽減剤散布を行う省力的な一貫体系を確立した。 背景・ねらい 水稲の省力・低コス...
要約 水稲の乳苗移植直後から、落水し潤土状態の水管理を行うことで、苗の活着を向上安定させ、安定多収が得られる。 背景・ねらい 冷温被害の受けやすい高標高地域の水稲栽培は、ポットまたは型枠条播き、あるい...
東北水田地帯における湛水直播栽培技術導入に関する経営間格差とその要因
要約 水稲直播栽培の地域的な導入・定着には、経営改善意向が強く若い農業労働力のある経営を主な対象とするとともに、芽干し、作溝などの重要な栽培管理を確実に実施していくこと、さらにそのための圃場巡回指導...
要約 落水出芽法では、乾籾重量比100%の過酸化石灰粉粒剤コーティング種子を、代かきした水田に播種深度10㎜程度に播種後、出芽始めまで10~15日間落水管理を行う。従来の5㎜以内の浅播き・播種後湛水栽培の問題...
要約 乾田直播、湛水直播栽培における無栽植条件下での土壌養分溶脱量は、イオン交換樹脂を下部に入れた円筒管を水田作土に直接埋設する手法で評価できる。 背景・ねらい 乾田直播栽培は、発芽・苗立ちは良好で...