背景・ねらい 近年,磯焼け地帯(図-1)において,これまで見られなかったホンダワラ属が確認され,所によっては藻場を形成するに至っている。このホンダワラ属は,熱帯,亜熱帯で見られる種が多く,温暖化などと...
背景・ねらい 親潮水と黒潮水が混合域で混合して、亜熱帯循環中層の塩分極小層で特徴付けられる北太平洋中層水(NPIW)が形成される。この形成過程を通じて亜寒帯域から亜熱帯域中層へ大量の水と物質が輸送される...
要約 飼養者を刺傷することはないハリナシミツバチ類をわが国に導入し、施設栽培作物の授粉に利用する方法を確立した。 キーワード ハリナシミツバチ、施設園芸、授粉、飼養技術 背景・ねらい 熱帯・亜熱帯地域で...
背景・ねらい 水産研究の多くの場面で、対象生物の体長や個体数などの変数が魚種や季節などの項目の組み合わせごとに分類され、平均値などの統計値が行×列の形式で出力される(「クロス集計」)。しかし、既存の...
背景・ねらい シラヒゲウニは,殻径10cm以上になる亜熱帯系のウニで,奄美や沖縄海域の重要な磯根資源である。その生殖腺は本土域の代表的なウニ(アカウニ,ムラサキウニ,バフンウニ等)と比べて柔らかく,水分...
永年ギニアグラス「ナツユタカ」草地へのイタリアンライグラスの追播
要約 亜熱帯地域のギニアグラス永年草地にイタリアンライグラスの極早生品種「さちあおば」を追播することで冬期の収量を確保できる。気温が摂氏20度以下に下がる12月上旬以降にギニアグラスを刈取り、イタリアン...
要約 隔離ベッド方式の養液土耕でパッションフルーツの栽培が可能で夏実、冬実とも収穫でき、土壌病害の発生もみられない。 キーワード パッションフルーツ、養液土耕栽培、土壌病害 背景・ねらい パッションフル...
要約 ミクロネシアと東南アジアでマングローブ林の炭素蓄積量と蓄積速度を調べたところ、この林では陸上の森林に負けない大きさ、速さでしかも湿った地下部には泥炭として多量の炭素を貯えていることがわかりまし...
要約 亜熱帯性果樹アテモヤは、受粉からの樹上着生日数が「ピンクス・マンモス」で130日以降、「ヒラリー・ホワイト」で140日以降に収穫でき正常に追熟する。なお、それ以降も樹上におくと、果実重が増すなど商品...
要約 亜熱帯性果樹アテモヤの平棚栽培におけるせん定方法は、省力的に作業ができ発芽率や着花率が高いなど効率的な短梢せん定が利用できる。また、結果母枝の切り返し程度は結実や果実品質には影響がない。 キー...
Competitive PCRによるカンキツグリーニング病の病原体DNAの定量
要約 カンキツグリーニング病に感染した植物組織中の病原体に由来するDNAをCompetitive PCR(競合PCR)により定量することで、病原体の増殖量を推定できる。 背景・ねらい カンキツグリーニング病は、熱帯・亜熱...
要約 イネの出穂開花期における高温不受精では大気の湿度が高いほど、穂の温度が高くなるため葯における花粉発育が不充分となり、頴花の受精率が低下する。 キーワード イネ、出穂開花期、高温、受精、ファイトト...
要約 従来漠然と言葉により定義されていた栽培地帯区分を最寒月の日最低気温の月平均値を用いて明確な区分地図を作製した。これを利用することで地帯区分が正確になり、気候温暖化に伴う区分の変化を予測できる。...
野生種を含む寄主植物の違いによるアカホシカメムシの発育特性の違い
要約 生存率や発育速度が異なる。 背景・ねらい アカホシカメムシDysdercus cingulatus(ホシカメムシ科)は、アジアの熱帯・亜熱帯の棉作地域に広く分布し、ワタやオクラの果実や種子を吸汁加害する。本種は寄主...
アズキ近縁野生種Vigna hirtella に見出されたアズキうどんこ病抵抗性
要約 Vigna hirtella はを示す。本種は栽培アズキと交配可能で、F1 は本菌に対し抵抗性を示す。また、戻し交配第1 世代(BC1)では感受性反応とが1:1 背景・ねらい アズキうどんこ病は熱帯・亜熱帯地域における...
肥効調節型肥料の施用によりサトウキビの窒素施肥量を4 割節減できる
要約 サトウキビの春植え栽培において、慣行栽培の追肥窒素分を4 割節減が高くなり、未利用分が慣行より著しく少なくなる。 背景・ねらい 我が国の亜熱帯島嶼地域では、地下ダムの硝酸濃度が8mg/L 前後で環境基準...
要約 が重要であることが示唆された。 背景・ねらい 東南アジアは、エビ類の世界有数の養殖地帯であるが、マングローブ汽水域の養殖産業の一層の発展を図るため、エビ類に代わりうる経済価値の高いフエダイ類やハ...
要約 イネの出穂開花期における高温不受精では大気の湿度が高いほど、穂の温度が高くなるため葯における花粉発育が不充分となり、頴花の受精率が低下する。 キーワード イネ、出穂開花期、高温、受精、ファイトト...
イオウを貯める土・貯めない土−イオウが多い日本の土壌のナゾ−
要約 酸性雨に含まれるイオウは土壌中でどのような運命をたどるのか。我が国に広く分布する火山灰土壌は欧米の土壌に比べ著しく多量のイオウを貯め込んでいた。その現状と貯める仕組みを明らかにした。 背景・ね...
背景・ねらい