太陽熱土壌消毒を想定した高地温条件下における土壌有機態窒素の無機化促進
要約 太陽熱土壌消毒を想定される45℃ないし60℃の高い温度で土壌を培養すると、土壌有機態窒素の無機化が促進し、無機態窒素が生じる。培養後土壌の無機態窒素含量は、培養温度が高いほど、培養期間が長いほど高い...
土壌くん蒸効果を向上させ現場ニーズに応えるガスバリアー性フィルム
要約 土壌くん蒸消毒時用いられる作物栽培用の農ポリと同等の性状で、かつ生産現場のニーズに応じたガスバリアー機能を付与した新規フィルムを用いること...
要約 アミノ酸の一種であるL-ヒスチジンをトマトの根部に処理することにより、難防除病害である青枯病の発病が抑えられる。L-ヒスチジンは青枯病菌に対す...
要約 従来の「カレンダー防除」に代わる土壌病害対策として、病害発生のしやすさの診断と評価および対策を支援するためのマニュアル、「土壌の病害の発生ポテンシャルの評価に基づく土壌病害管理(ヘソディム)」...
ピーマンモザイク病を予防する生物農薬「弱毒ウイルスL3-163株」
要約 ピーマン・トウガラシ類のモザイク病を予防する弱毒ウイルスL3-163株は、臭化メチル剤が全廃された後も収量を損なうことなくピーマン・トウガラシ類を安定生産できる生物農薬である。 キーワード 弱毒ウイル...
要約 採苗ほではもみがら採苗法を行い、本ぽではほ場の汚染程度と品種の抵抗性に応じて、還元消毒を実施することで疫病の被害を回避できる。また、開発した疫病の抵抗性簡易検定法は育種に利用可能である。 キー...
要約 イチゴ疫病菌は本圃土壌中で越夏生存するとともに、苗によって本圃へ持ち込まれる。本伝染源に対し、クロルピクリンくん蒸剤(錠剤)、ダゾメット微粒剤、メチルイソチオシアネート・D-D油剤による土壌くん...
トマト萎凋病に対する熱水土壌消毒効果向上のための有用微生物の利用
要約 トマト萎凋病に対する熱水土壌消毒の効果は、シュードモナス・フルオレッセンス剤の育苗培土処理、または非病原性フザリウムF13菌株の本圃混和処理を組み合わせることで向上する。 キーワード トマト、萎凋...
施設トマトにおける線虫のリサージェンスを回避する微生物資材と植穴くん蒸の併用技術
要約 初作にパスツリア菌を全面処理し、次作以降クロルピクリン・D-Dくん蒸剤の植穴くん蒸処理およびパスツリア菌の植穴少量処理と菌根菌定着苗の定植を行う体系は、施設トマトの線虫害を速やかに終息させ、体系...
輪作およびヘアリーベッチのライブマルチを利用したカボチャ立枯病の耕種的防除
要約 カボチャ栽培においてトウモロコシやダイズ(エダマメ)を導入した輪作およびマメ科牧草の一種、ヘアリーベッチのライブマルチとして利用するとカボチャ立枯病発病抑制効果が得られる。 キーワード カボチャ...
トマト萎凋病に対する熱水土壌消毒効果向上のための有用微生物の利用
要約 トマト萎凋病に対する熱水土壌消毒の効果は、シュードモナス・フルオレッセンス剤の育苗培土処理、または非病原性フザリウムF13菌株の本圃混和処理を組み合わせることで向上する。 キーワード トマト、萎凋...
施設トマトにおける線虫のリサージェンスを回避する微生物資材と植穴くん蒸の併用技術
要約 初作にパスツリア菌を全面処理し、次作以降クロルピクリン・D-Dくん蒸剤の植穴くん蒸処理およびパスツリア菌の植穴少量処理と菌根菌定着苗の定植を行う体系は、施設トマトの線虫害を速やかに終息させ、体系...
対抗植物(ギニアグラス)を導入した輪作体系によるネコブセンチュウ被害回避技術
要約 秋冬ニンジン-春ダイコンの作付け体系の中で、ギニアグラス、秋冬ホウレンソウを導入した輪作体系を組むことで、秋冬ニンジンのサツマイモネコブセンチュウ被害を土壌くん蒸剤を使用した場合とほぼ同等に回...
土壌消毒とヤシ殻炭微生物資材施用の併用によるユウガオ台木スイカつる割病の防除
要約 土壌消毒後のヤシ殻炭微生物資材の育苗培土混用施用と定植時植穴施用を組み合わせた処理では、ユウガオ台木スイカつる割病の発病が抑制される。 キーワード 土壌消毒、ヤシ殻炭、微生物資材、ユウガオ台木、...
根域制限栽培と太陽熱土壌消毒を組み合わせた施設トマトの土壌病害虫防除
要約 防根透水シートを用い根域制限した施設半促成トマト栽培において,太陽熱土壌消毒を行うと,太陽熱土壌消毒中の地温は地床栽培より高くなり,ネコブセンチュウ及び褐色根腐病の防除効果が高く,地床栽培と同等以...
レタスビッグベイン病に対するアシベンゾラルSメチル剤とアゾキシストロビン剤の発病抑制効果 香川農試
要約 土壌伝染性病害であるレタスビックベイン病に対して、病害低抗性誘導化合物であるアシベンゾラルSメチル顆粒水和剤1,000ppm液の定植直前苗への散布、並びに殺菌剤であるアゾキシストロビンフロアブル剤200pp...
コマツナ萎黄病のリサイクル有機質堆肥及び非病原性Fusarium 菌を用いた防除
要約 コマツナ萎黄病に対して、クロルピクリンテープ剤は十分効果が認められ、また抵抗性品種としてあゆみ、楽天の発病が少なく、土壌へリサイクル有機質堆肥及び非病原性Fusarium 菌を添加すると発病抑制効果が...
露地トマト圃場における天敵出芽細菌のネコブセンチュウ抑制効果
要約 サツマイモネコブセンチュウの発生する露地トマト圃場へ天敵出芽細菌を土壌処理すると,同細菌の密度はトマトの連作とともに増加し,サツマイモネコブセンチュウ生息密度および根こぶの形成が抑制され,生育・...
施設トマト・キュウリ栽培における天敵出芽細菌のネコブセンチュウ防除効果
要約 施設トマト、キュウリ栽培において天敵出芽細菌を土壌施用するとサツマイモネコブセンチュウ密度は施用後2年、第4作ごろから無処理区と比較して減少し、収量は増加する。その効果は殺線虫粒剤と体系的に用い...
要約 露地ほ場における夏季の太陽熱土壌消毒は、ハクサイ黄化病の防除に高い効果を示した。また、太陽熱土壌消毒後のDCIP剤かん注処理は防除効果をさらに高める効果がある。 背景・ねらい 本県では、ナス、フキ、...