要約 イチゴの夏秋どり栽培には「なつあかり」の越年苗を利用した春定植が有利である。5月から11月までの商品果収量は株当たり600~700gで、越年苗の採苗時期は8月下旬から9月中旬が適する。 キーワード イチ...
抑制栽培における高温期の防虫網全面被覆によるトマト黄化葉巻病防除法
要約 抑制トマト栽培の高温期(定植~10月中旬)にポリプロピレン素材0.4mm目合い防虫網をハウス全面に被覆すると、タバココナジラミのハウス内への侵入が抑制され、トマト黄化葉巻病の発病が減少する。この場合...
要約 平張施設を利用したキク周年生産モデルを作成した。夏季は夏秋ギクを使用し、頭上散水、遮熱マルチ等の高温対策により8月出荷ができる。また、12月出荷後、伸長性に優れる秋ギク品種を用い、穂冷蔵、無摘心...
要約 水稲移植後において田面土壌からの溶出等により田面水の負荷物質濃度が高い場合、止め水かんがいは排出負荷量抑制効果を発揮する。有明海沿岸クリーク地帯における調査圃場では、田面で高濃度を示した全リ...
イチゴの越年苗を利用した長期どり栽培における適品種と定植苗の芽数
要約 一季成り性品種の越年苗を用い、4月下旬から40日程度の短日処理を行って、盛夏期から翌年の初夏まで収穫する長期どり栽培には「さちのか」が適し、夏秋期及び全期間の商品果収量が多い2芽立て苗を定植時ま...
要約 白未熟粒の発生要因となる同化産物の供給不足を相対的に評価するため、穂揃期の栄養状態と高温障害の危険期の気温日較差からなる玄米充填示数を設定すると、年次を越えて白未熟粒の発生率を推定できる。 キ...
要約 1990年代以降、気候温暖化による高温が原因と思われる果樹の生育障害の発生が多い。過去の気象推移から算出した気温上昇値をもとに、30年後の温度環境をシミュレーションすると、施設果樹での加温時期の遅れ...
要約 ヤマブドウを発芽期から収穫期まで雨除けすることで、殺菌剤無散布でもべと病、晩腐病の被害を大幅に軽減できる。これにより、十分成熟した果実が収穫でき、糖度が高く、酸含量が低く、果汁色の濃い加工用と...
要約 アスパラガスの半促成長期どり栽培では、親茎の2次分枝の除去を6月末までに完了すると上物収量および単価の高いL級以上の収量と割合が増加する。 背景・ねらい アスパラガスの半促成長期どり栽培では、夏秋...
要約 温暖化などの気象変動が我が国の農業生産に及ぼしている影響に関し、多くの現象があげられ、野菜・花きは9割、水稲は7割、麦類、大豆、飼料作物、家畜において4割前後の都道府県ですでに何らかの影響の発...
フルオープンハウスを用いた抑制トマト栽培での防虫ネット展張による上物果の増加
要約 フルオープンハウスの開口部に防虫ネットを展張すると、展張しない場合に比べて、ハウス内温度は2~3℃上昇する場合があり、日射量は20%低下する。トマトの上物収量および上物率は増加し、下物果のうち虫害...
要約 作型に応じて適切な不織布資材を「べたがけ」又は「浮きがけ」することにより、キャベツ栽培での虫害を軽減でき、また、盛夏期の太陽熱処理を併用することで生育・収量が安定する。 キーワード 不織布、被覆...
要約 水稲「関東209号」は本県において10月上旬に収穫する中生品種である。短稈で耐倒伏性が強く、粘りがあり良食味なので、奨励品種に採用する。 キーワード 水稲、奨励品種、関東209号、良食味、中生品種
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要約 兵庫県北部において「コシヒカリ」の夏季高温で発生する外観品質低下を軽減する対策としては、移植時期を従来の5月上旬より遅らせ、5月20日以降とすることが最も有効である。次に有効な対策は穂肥の減量1...
要約 オウトウ「佐藤錦」での加温施設栽培における高温対策として、着色始期から細霧冷房をおこなうことにより、施設内気温が低下し、着色阻害の軽減を図ることが出来る。 キーワード オウトウ、佐藤錦、加温施設...
要約 一番茶後に中切りや二番茶後に浅刈り更新する茶樹に1mm目合いの透明な防虫ネットを直がけすることで、チャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマ、チャノホソガ、ツマグロアオカスミカメの被害を軽...
要約 3枚の透明なプラスチックフィルムを積層してハウスの被覆資材として用い、空気膜構造の下層2枚の隙間は薄膜流水によって太陽熱の集熱あるいは夜間の放熱を行う熱交換器として機能し、省エネルギー効果の高...
要約 ズッキーニのハウス抑制栽培において、ハウス屋根面を外部遮光し、さらにマルチ資材として地温上昇抑制型フィルムを併用すると、規格外果の発生が少なく、8・9月の前期収量が安定する。 キーワード ズッキー...
要約 冷水で地温を下げる地中冷却技術を用いることで、春~夏作ハウス栽培ホウレンソウ、コマツナの有害成分である硝酸含量を低減できる。 キーワード 地中冷却、硝酸、ホウレンソウ、コマツナ、品質 背景・ねら...
要約 イネの出穂開花期における高温不受精では大気の湿度が高いほど、穂の温度が高くなるため葯における花粉発育が不充分となり、頴花の受精率が低下する。 キーワード イネ、出穂開花期、高温、受精、ファイトト...