要約 リンゴ作規模1ha以上層では、マルバ普通栽培体系のもとで労働集約的な管理を実現している。1ha未満層では、基本技術の手抜き化がみられるが、有袋栽培を維持していることから、4月以降の貯蔵リンゴ生産の担...
要約 産業用無人ヘリコプター(以下無人ヘリ)を利用し、粒径1~2mmの乾燥した粉炭を散布することにより消雪が5日~10日早まる。10a当たりの散布時間は約4分で、資材の使用量は手散布の約25%と大幅に削減でき...
要約 「道南29号」は四季なり性品種で、高設栽培において収量性が高い。果実は硬く、食味はやや優り、日持ち性も良いことから、夏秋期のケーキ用いちごに適しており、実需者の評価も高い。 キーワード イチゴ、夏...
ダイズリゾクトニア根腐病菌(AG-2-2)とイネ褐色紋枯病菌とは同一である
要約 ダイズリゾクトニア根腐病菌(菌糸融合群:AG-2-2)とイネ褐色紋枯病菌とは、交互接種でイネとダイズに病原性があり、かつ同様の病徴を呈することから、両菌は同一である。 キーワード ダイズ、ダイズリゾク...
要約 東京都内のエダマメ圃場で発生している葉の黄化や生育不良は、主にダイズシストセンチュウに起因している。生育不良が顕著な江東地域のエダマメ栽培圃場では、栽培前の土壌から乾土1gあたり平均85個の卵が...
紙ポットと拮抗微生物を用いたベニバナインゲンの2種土壌病害に対する生物防除
要約 トリコデルマ菌の拮抗性菌株の胞子資材を市販園芸培土に混和して紙ポットに詰め、ベニバナインゲンを播種・育苗して移植するとT-29菌株は白絹病に、T03890菌株はリゾクトニア根腐病に対して防除効果を示す。...
ギ酸カルシウム資材の葉面散布によるナシ「新高」の尻あざ症、裂皮の抑制
要約 ナシ「新高」にギ酸カルシウム資材(CaO:42%)の200倍液を満開20日後と30日後に2回散布するか、 500倍液を満開20日後から10日間隔で5回散布すると、尻あざ症、裂皮の抑制効果がある。 キーワード ナシ、裂...
要約 だいず「中育52号」は、百粒重が60g以上と「ユウヅル」よりかなり重く、裂皮の少ない晩生の白目極大粒系統である。加工適性は、納豆に好適で、煮豆等に適する。 キーワード ダイズ、極大粒、煮豆、納豆、煎...
要約 病原菌を特定できない原因不明のイチゴ芽枯れ症状の発症は、ポット育苗した苗を利用し、定植直後からビニール等で屋根を被覆して雨除けを行うことで軽減できる。 キーワード イチゴ、芽枯れ症状、ポット育苗...
道央水田転換畑における秋まき小麦「ホクシン」の大豆畦間ばらまき栽培法
要約 秋まき小麦の連作回避を目的とした大豆畦間ばらまき栽培技術について、道央地域の「ホクシン」に適応した栽培基準である。 キーワード 道央、転換畑、秋まき小麦、大豆畦間播種、連作 背景・ねらい 秋まき小...
セイヨウミツバチを利用した小ナスハウス栽培の着果管理作業の省力化
要約 小ナスハウス栽培において、授粉のために訪花昆虫のセイヨウミツバチを利用することにより、着果管理作業の大幅な省力化が可能となる。収穫物の品質もホルモン処理(慣行)とほぼ同等である。 キーワード セ...
要約 「トヨコマチ」並の熟期の白目中粒である。イソフラボン含量が「トヨコマチ」より1.5倍程度高い。低温抵抗性が強い。臍および臍周辺着色抵抗性が強く外観品質に優れる。遊離型全糖含量がやや低く、こく、甘...
非有機リン系アブラムシ防除用殺虫剤の利用による茎葉処理除草剤ベンタゾン薬害の軽減
要約 播種時に施用するアブラムシ殺虫剤をエチルチオメトン剤からチアメトキサム剤に替えると、北海道の主要ダイズ品種でもベンタゾン散布による薬害は低下し、かつ高温・強日射等の薬害発生を助長する条件下にお...
要約 畦表面硬化法は、降雨後の排水が迅速で、出芽率は安定して高い。生育量の多くなる播種期早進化での安定生産を図るには、播種深度を5~8cmとし、播種密度を8.9~13.3株/m2(1株2本立て)にするとことが効果的で...
大豆「サチユタカ」の高品質安定生産に向けたコンバイン収穫技術
要約 品質向上のための大豆「サチユタカ」のコンバイン収穫適期は、成熟期後7日から25日頃までである。収穫時刻は10時から16時、莢水分20%以下を目安とし、結露する日は、莢の露が消えて概ね2時間後に作業を開...
要約 ダイズわい化病に対して既存品種より極めて高い抵抗性を示す遺伝資源「WILIS」を選定し、これを母本に高度抵抗性の育種素材「植系32号」を選抜した。 キーワード ダイズわい化病、高度抵抗性、遺伝資源、育...
サツマイモ「ジェイレッド」は後作ニンジンのネコブ線虫害を抑える
要約 線虫抵抗性カンショ品種の「ジェイレッド」を栽培すると、畦間や土層の深さに関係なく、生育期間を通じてサツマイモネコブセンチュウの密度が低く抑えられる。後作としてニンジンを栽培すると、ニンジンの線...
カンショ「ジェイレッド」は後作ニンジンのネコブセンチュウ害を抑える
要約 線虫抵抗性カンショ品種の「ジェイレッド」を栽培すると、畦間や土層の深さに関係なく、生育期間を通じてサツマイモネコブセンチュウの密度が低く抑えられる。後作としてニンジンを栽培すると、ニンジンの線...
低温着色に強く機械収穫向きの大粒だいず新品種「トヨハルカ(十育237号)」
要約 「トヨムスメ」並の熟期の白目大粒系統である。低温抵抗性が強いうえ、臍および臍周辺着色粒の発生がなく外観品質の低下が少ない。倒伏抵抗性が強く、主茎型で最下着莢節位高が高いので、コンバイン収穫適性...
要約 「ミナミノカオリ」は「農林61号」に比べ2日早生で、タンパク質含有率が1.8ポイント高く、醤油醸造に適することから、平坦地向け醤油醸造用品種として奨励(認定)品種に採用する。 キーワード 奨励品種、ミ...