要約 栽培ベッドに傾斜をつけて培養液を回収または循環することのできるイチゴの高設栽培装置を開発した。この方式は栽培槽の上層が培地用、下層が排水用の2層式で、給液側を低くすると培養液が下層を自然流下し...
還元消毒による施設土壌病害虫の防除と糖蜜を用いた下層土消毒法
要約 フスマ、米糠を用いた還元消毒により作土層が消毒され、イチゴ萎黄病、ホウレンソウ萎凋病の防除に有効である。糖蜜の土壌潅注で下層土の消毒も可能となり、トマト萎凋病、ナス半身萎凋病の防除に有効である...
カニ殻粉末施用と病原性喪失菌の前接種を併用したキャベツ萎黄病の発病抑制
要約 土壌へのカニ殻粉末施用により、キャベツ萎黄病の発病を抑制するが、病原性喪失菌のキャベツセル成型苗への前接種処理を併用すると発病抑制効果がより高くなる。 キーワード カニ殻粉末、病原性喪失菌、キャ...
Fusarium oxysporum用の3系統9種の選択培地
要約 Fusarium oxysporum用のFo-G系培地、同菌野生型菌株用のFo-W系培地と硝酸塩代謝能欠損菌(nit)株用のFo-N系培地各々3種を開発した。これらの培地は、通常の土壌、土壌消毒後の土壌、野生型菌株と硝酸塩代謝能...
要約 1999年10月から2000年1月に県内のソラマメ産地に多発した黄化萎縮症状の主因はMDVによるソラマメ萎黄病である。 キーワード ソラマメ、黄化萎縮症状、レンゲ萎縮ウイルス、萎黄病 背景・ねらい 1999年10月下...
要約 「久留米素材2号」は、イチゴ炭そ病に対して、抵抗性品種の「宝交早生」、「Dover」と同程度以上の強度抵抗性を有し、炭そ病抵抗性品種育成の交配親として利用できる。 キーワード イチゴ、中間母本、炭そ...
要約 prxC2(西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼ遺伝子)あるいはRCC2(イネ由来キチナーゼ遺伝子)をアグロバクテリウム法でイチゴ「アスカルビー」へ導入した個体を、イチゴ萎黄病菌汚染土壌で検定することによっ...
オガクズベンチ育苗における太陽熱処理によるイチゴ萎黄病の防除
要約 イチゴオガクズベンチ育苗において親株定植前5~6月の太陽熱処理によりイチゴ萎黄病の高い防除効果が認められる。 キーワード 太陽熱処理,オガクズ育苗,ベンチ育苗,イチゴ萎黄病 背景・ねらい 2005年の臭...
要約 イチゴ高設栽培にピートモス単体培地を用いる場合、粗めのピートモスを用いれば4年程度の連用が可能である。培地の消毒は、7月下旬から8月上旬の高温期に培地槽表面をフィルムで覆い、ハウスを数日間密閉す...
第2複葉展開期挿し苗育苗によるイチゴ萎黄病伝染防止法の主要品種への適用
要約 イチゴ萎黄病のランナー伝染を回避するためにランナー先端部が第2複葉展開期に達した時点で採苗し,挿し苗育苗する方法は,イチゴ品種の「女峰」,「さちのか」,「とちおとめ」に利用できる。 背景・ねら...
要約 高温期にみられるランナーの先端が変色、枯死する症状は、親株への多かん水により発生率は減少する。苗の葉柄中の硝酸態窒素濃度は、ランナー切断後4週目においても高い状態が続き、花芽分化は「女峰」より5...
要約 夏期に全開放型ハウスを利用してコマツナの減農薬栽培を行うと、開口部へ防虫ネットを展張しても連作を続けていくとキスジノミハムシ等の害虫の生息密度が高まり食害によって品質が低下する。これを軽減する...
要約 イチゴの育種選抜過程において、萎黄病抵抗性検定を水耕栽培により行う方法は、病原菌の接種量の均一化や発病に適した管理が容易であり、検定期間が約1か月と短い。土耕栽培による検定に比べ、高精度化、効...
要約 ファイトプラズマの検出と識別による遺伝子診断法を開発し、この方法を使ってホルトノキの衰弱枯死被害が新しい樹木ファイトプラズマの病であることおよびナツメてんぐ巣病がヒシモンヨコバイにより媒介され...
イチゴ高設・バッグ式養液栽培システムにおける培地の太陽熱消毒
要約 イチゴ高設・バッグ式養液栽培システムにおけるバッグ内の培地は,夏期高温時にハウス上部の被覆を行うとともに,0.02mm以上の厚さのフィルムでバッグを被覆することで,病原菌を死滅させるのに十分な温度が...
要約 いちご「エッチエス-138」は多収で果実の外観、硬度、日持ち性が優れ、業務用に適する四季成り性品種である。 背景・ねらい 「エッチエス-138」は北海三共株式会社において、夏秋どり作型において多収性であ...
要約 イチゴ品種‘とよのか,の葯培養系よりソマクローナル変異を誘発し、イチゴ萎黄病に対して強い「FR‐135」、「FR-136」及び「FR‐145」を圃場検定により選抜した。これらの3系統はイチゴ炭疽病にも耐病性を有...
イチゴ萎黄病に対するクロルピクリンテープ状製剤の低薬量処理法
要約 臭化メチル代替剤としてクロルピクリン剤のテープ状製剤(クロルピクリン55.0%)を畝内に処理する方法では、イチゴ萎黄病に対して防除効果は高く、しかも慣行の処理方法に比べ使用量も低減できる。また、...
要約 イチゴ萎黄病菌に汚染されたロックウール(粒状綿)の殺菌方法として、各種薫蒸剤、および45℃7日以上または40℃15日以上の温湯処理の殺菌効果が高い。 背景・ねらい イチゴでは高設ロックウール(粒状綿)栽...
要約 イチゴ新品種「サンチーゴ」は、炭そ病抵抗性を持ち、大果で収量が多く、果実品質が極めて優れた促成栽培用品種である。果実は、食味が良好で、ビタミンC含量が高く、「女峰」に匹敵する硬度を持ち、整った...