要約 愛知式不耕起播種機により小麦立毛中の2月中下旬に水稲を播種する「小麦立毛中水稲不耕起乾田直播」は、麦に傷害を与えず、水稲の高い苗立ち率を確保できる。この方法による稲麦二毛作は大豆などの転作との...
要約 水稲「飛系酒61号」は「ひだみのり」と「ひだほまれ」の交配から育成した系統である。熟期は「ひだみのり」並の晩生で、「ひだほまれ」より心白が小さく高精白に適し、酒造適性が優れる。 背景・ねらい 岐阜...
水稲St No.1由来の穂いもち圃場抵抗性遺伝子Pb-st(t)の染色体上座乗位置の特定
要約 水稲系統St No.1に由来する穂いもち圃場抵抗性は、単一の優性主働遺伝子によって発現する。この抵抗性遺伝子をPb-st(t)と仮称する。Pb-st(t)は第11染色体の上腕部に座乗し、イネ縞葉枯病抵抗性遺伝子Stv-bi...
要約 水稲不耕起乾田直播において、薬剤種子粉衣処理およびコーティング処理により、害虫(ウンカ類、ヨコバイ類)の密度を抑えることができた。 背景・ねらい 現在、本県においても水稲不耕起乾田直播栽培が検討...
要約 イネ縞葉枯病の発生は、ヒメトビウンカの保毒虫率と発生数の積との相関が高い。縞葉枯病抵抗性品種の導入効果により縞葉枯病の発生は減少し、保毒虫率も低下した。さらにヒメトビウンカの発生数が低く推移し...
「St No.1」由来のイネ穂いもち圃場抵抗性の特性とその遺伝様式
要約 「St No.1」由来の高度な穂いもち圃場抵抗性を有するイネ品種の葉いもち圃場抵抗性はイネの生育が進むにつれ強くなる。また、本穂いもち圃場抵抗性は1個の優性主働遺伝子によって支配される。 背景・ねらい ...
要約 「ヒノヒカリ」は「金南風」より成熟期はやや遅く、収量性はやや劣るが、強稈で外観品質が良く、食味も良好であることから、兵庫県南部向けの中生品種として認定品種に採用した。 背景・ねらい 兵庫県南部...
要約 「兵系紫51号」は玄米色が黒紫色の紫黒米品種で、赤い酒を作る等、着色原料としての利用が見込まれている。長粒の粳種で、千粒重は25g程度である。色素はアントシアン系色素で、玄米果皮にのみ集積している...
要約 「祭り晴」は、収量、品質の安定した良食味の早生品種である。耐倒伏性及び縞葉枯病抵抗性、耐いもち病などの耐病性を備えているので、「晴々」の食味改善品種として中山間部から平坦部対象に奨励品種に採用...
要約 強稈、良質・多収の水稲うるち種「愛知93号」を育成した。熟期は「日本晴」並で、育成地における熟期区分では早生に属する。縞葉枯病抵抗性で、穂いもちに強く、ごく良食味である。本種を県平たん部早植ない...
要約 インド型イネModanに由来するイネ縞葉枯病抵抗性遺伝子(Stv-bi)はイネ第11染色体上腕部に座乗し、分子マーカーであるST10と密接に連鎖している。ST10の塩基配列をもとに設定したST10プライマーによって、PCR...
要約 水稲「南海131号」は、西海199号/ヒノヒカリの組合せから育成された粳系統で、早生、極良食味、強稈、草姿良の特徴がある。このため早生の「日本晴」、「ミネアサヒ」等の品種に替わって、熊本県の高冷地で...
要約 「モチミノリ」は、早生の偏穂重型品種で、縞葉枯病抵抗性などの耐病性を備えている。「アキシノモチ」に比較して、早熟で倒伏に強く、収量性はやや高く、品質も安定し、食味が優るので、府下全域を対象に奨...
要約 縞葉枯病、ツマグロヨコバイ、トビイロウンカ(Bph-1)及び穂いもちに抵抗性の病害虫複合抵抗性系統「愛知97号」を育成した。熟期は「葵の風」並で育成地の熟期区分では中生で収量性が高く、外観品質、食味...
要約 倒伏や縞葉枯病・いもち病に強く、良質で良食味の水稲新品種「岐系108号」を育成した。本品種の普及により、生産安定と作期の拡大により低コスト化が図られ、一方で、減農薬により環境に優しく安全な食品の...
良食味水稲新品種「玉系91号(彩の光)」の育成と準奨励品種採用(予定)
要約 麦あと栽培に適し、良食味・良質で対倒伏性強、縞葉枯病抵抗性で、脱粒性を有し普通型コンバイン収穫容易な中晩生の水稲新品種「玉系91号(彩の光)」を育成した。普通型・汎用型コンバイン収穫向けとして準奨...
水稲複合抵抗性新品種「玉系88号(彩の夢)」の育成と準奨励品種採用(予定)
要約 耐倒伏性極強、縞葉枯病抵抗性、ツマグロヨコバイ・萎縮病抵抗性、良質多収で減農薬栽培が可能な晩生の水稲新品種「玉系88号(彩の夢)」を育成した。野菜あと等の肥沃地や小麦あと栽培を対象に準奨励品種に...
良食味強稈多収水稲新品種「玉系95号」の育成と奨励品種採用(予定)
要約 良食味・良質、縞葉枯病抵抗性、耐倒伏性極強、中晩生で多収の水稲新品種「玉系95号」を育成した。中山間・山添地域を除く県下全域に適する。埼玉県のブランド米向けとして奨励品種に採用する。 背景・ねら...
要約 水稲「越南149号」は「黄金晴」と「ササニシキ」の交配により育成された。「越南149号」は極良食味で穂発芽難の"中生の早"の粳系統である。佐賀県では普通期の「日本晴」に替えて 2,500haの普及を予定してお...
要約 水稲「南海127号」は、西海186号/南海102号の組合せから育成された粳系統で、晩生、極良食味、強稈、やや大粒、多収の特徴がある。このため晩生「ユメヒカリ」等の品種に替わって、長崎、宮崎、鹿児島で普及...