アカスジカスミカメとアカヒゲホソミドリカスミカメの混合誘引剤の開発
要約 2種斑点米カメムシ、アカスジカスミカメとアカヒゲホソミドリカスミカメのフェロモン成分を混合しても雄に対する誘引活性は低下しないことから、フェロモン成分の混合誘引剤を用いることにより、2種をひとつ...
要約 津波被災により疲弊した農業農村の再構築を図るため、地方行政の能力向上や住民組織の強化等の手法を検証し、得られた成果や教訓を現地語(シンハラ語)のガイドラインとしてまとめている。このガイドラインは...
有機・減農薬栽培は水田の水生昆虫にプラスの効果があり、その効果は周辺の環境によって違う
要約 有機栽培および殺虫剤を使わない減農薬栽培は、水田に生息する水生昆虫の種数を増やす効果がありました。その効果の大きさは、水田周辺の環境によって違い、周辺にため池など水生昆虫の生息場所が多く、種が...
水田で使用する農薬の河川における濃度変化を予測し地図上に表示するシミュレーションモデルの開発
要約 水田で使用する農薬の物理化学性や環境条件などの情報を用いて、河川水中の農薬濃度を精度良く予測し、地図上に濃度分布を表示するシミュレーションモデル(GIS結合型PADDY-Largeモデル)を開発しました。 ...
要約 ニホンジカによる水稲ヒコバエの採食は、ヒコバエの分げつが旺盛になる頃から始まり、分げつ終期には急激に増加し、茎葉が枯死するとともに終息する。また、滋賀県におけるコシヒカリのヒコバエでは、最高約...
要約 水田転換畑でのヒマワリ栽培において、既存の麦・大豆用播種機に密植を防ぐヒマワリ種子用ロールを装着し、湿害を回避できる簡易畝立て同時播種方式と組み合わせることにより、適切な苗立間隔を確保でき、子...
飼料用稲「べこごのみ」の湛水直播栽培によるWCS全刈り乾物収量10t穫り体系
要約 寒冷地北部の日本海側に適した飼料用稲新品種「べこごのみ」を用いると、大区画圃場におけるWCS全刈り乾物収量は、湛水直播栽培技術による9月上旬から中旬の収穫で10t/haの生産を安定して得られる。 背...
要約 総兼業地域のぐるみ参加型集落営農において合理的な管理運営を実施していくためには、1)作業マニュアルの作成・利用を通じた作業の標準化と効率化、2)圃場別品質管理、3)OJTの仕組みを取り入れた職能別の...
斑点米カメムシ抵抗性牧草の育種に活用できるエンドファイト「Neotyphodium occultans」
要約 エンドファイトの一種Neotyphodium occultansが感染したイタリアンライグラスは、斑点米カメムシ抵抗性物質であるN-フォルミルロリンを蓄積し、摂食したアカヒゲホソミドリカスミカメの生存率を低下させる。...
エンドファイトが植物体内で産生するN-フォルミルロリンが感染牧草の斑点米カメムシ抵抗性を向上させる
要約 Neotyphodium属のエンドファイトが感染した牧草から精製したN-フォルミルロリンをアカヒゲホソミドリカスミカメに経口投与すると、孵化幼虫では50ppm以上で、成虫では500ppmで生存率が低下する。また、N-フ...
水稲湛水土中直播栽培におけるピラゾレート粒剤の減量使用による雑草防除体系
要約 水稲湛水直播栽培において、落水出芽後の湛水時に、ピラゾレート粒剤を減量使用(1.5kg/10a)してノビエの発生を遅らせることで、一発処理除草剤の使用可能期間が拡大し、より十分な除草効果が得られる。 キ...
アカヒゲホソミドリカスミカメの性フェロモントラップによる斑点米の要防除水準
要約 北海道で開発した本カメムシの性フェロモントラップによる捕獲虫数と斑点米率の関係から、斑点米率0.1%以下に抑えるための追加防除の要否は、防除間隔の7日間の積算捕獲虫数によって判断できる。 キーワー...
要約
水田内を移動しながらスクミリンゴガイを拾い取る捕獲方法に比べ、水田内や水田周囲に設置した野菜トラップに集まった貝を拾い取る方法は、短時間で貝を捕獲でき効率的である。
...
飼料イネ湛水直播栽培におけるアメリカセンダングサとタカサブロウの防除
要約 飼料イネ湛水直播栽培で発生したアメリカセンダングサとタカサブロウは、イネ1葉期以降にピラゾスルフロンエチル・フェントラザミド粒剤を処理することで、アメリカセンダングサでは2葉期、タカサブロウでは...
要約 アカヒゲホソミドリカスミカメによる斑点米は水田内で集中分布する。斑点米率が0.1%の圃場で穂または株を採る場合、相対精度0.25のもとで408穂または50株必要である。相対精度0.3~0.4でよければ、作業時間...
要約 1ha程度の大区画圃場で、出穂期6日前頃の畦畔にジノテフラン剤を1回散布すると、カスミカメムシ類成虫の水田内への侵入を抑制し、斑点米被害を回避できる。本防除法によるジノテフラン剤散布量は、通常量を...
斑点米カメムシ類畦畔防除における農薬飛散防止カバーによる飛散リスク低減
要約 斑点米カメムシ類の水田畦畔防除において、ジノテフラン液剤散布時にノズルに飛散防止カバーをつけることにより、隣接圃場のアスパラガスにおける残留基準値超過のリスクを低減することができる。 キーワー...
要約 出穂期以降の水田内におけるアカヒゲホソミドリカスミカメ幼虫の発生には割れ籾の発生量が関与しており、割れ籾が多い水田では少ない水田と比較して、すくい取り幼虫数が多くなって斑点米率が高まる。また、...
要約 水稲移植直後に物理的障壁として畦畔板(波板、平板)を水田内の畦畔際に設置することにより、イネミズゾウムシ越冬成虫の水田内部への侵入を抑制し、成虫寄生密度と食害度を低く抑えることが可能である。 ...
ナシ「幸水」の萎縮病軽症樹に対する土壌改良による樹勢低下の軽減効果
要約 粘質な水田転換ナシ園において、主幹周囲へ土壌改良資材を混合する部分深耕は、土壌物理性の向上等により、100cm以上の枝発生や着果を促し、樹勢低下の軽減に有効である。混合する土壌改良資材は腐植酸資材...