要約 5~6月の露地レタスに用いる生分解性マルチ資材の種類では、ビオノーレ・透明、ビオノーレ・黒、やしろ・透明の分解性が優れる。このうち、ビオノーレ・黒はレタスの収量も多く最も有望である。宮崎県総合農...
ケンタッキーブルーグラス・シロクローバ混播草地の放牧条件における植生の安定性と牧草生産性
要約 ケンタッキーブルーグラス(KB)とシロクローバ(WC)の混播草地は、定置放牧条件で、(1)季節生産性が平準であること、(2)WCの乾物重構成割合が10-40%の良好な水準で推移し、草種構成も長期にわたり安定である...
要約 日本ナシ「幸水」の地上部新生器官における窒素吸収量は、満開期から収穫期にかけて、ほぼ直線的に増加する。この特性に基づき、総窒素施肥量の3割を果実肥大期に追肥することにより、現在の基準である基肥...
要約 サイレージ用とうもろこしを早播きした時のマルチ栽培では、収穫までの日数が7日短縮し、極早生・早生品種では増収する。雑草の抑制には白マルチよりも黒マルチで効果が高い。 背景・ねらい サイレージ用と...
要約 愛知式不耕起播種機を用いて、11月下旬から12月上旬に小麦と水稲種子を同じ播種溝へ同時播種する。水稲出芽時には小麦との水分競合によって水稲の夭折が発生し苗立率が低下するため、小麦成熟後期に明きょ通...
要約 遺伝子組換え農産物とその食品に対する表示制度に併せて必要となる遺伝子組換え大豆、トウモロコシの高感度検知法として定性的にはMultiplex PCR法が、定量的にはreal time-PCR法が用いられる。
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要約 早生品種において、カメムシ類による斑点米発生を防止するための薬剤散布適期はカスミカメムシ類では穂揃期、ホソハリカメムシ、トゲシラホシカメムシなどでは糊熟初期以降である。 背景・ねらい 米の品質検...
秋収穫が株出しサトウキビの初期生育改善・茎収量増加に及ぼす効果
要約 サトウキビを秋収穫すると、現行の冬収穫に比べ、萌芽が促進され初期生育が大幅に改善されて翌年の梅雨までに大きく生長する。茎数が増え、一茎重も増えるため株出し栽培の茎収量は大幅に向上する。九州農業...
水稲品種のタイヌビエ抑草力は空間占有体積によって評価ができる
要約 タイヌビエに対する水稲の抑草力には品種間差異がある。水稲品種の抑草力は、移植約40日後の株の草冠短径・長径および草高から算出する水稲の空間占有体積によって評価できる。 背景・ねらい 水稲作の除草剤...
高温登熟時の用水掛け流し処理による水田地温の低下と玄米品質の向上
要約 高温登熟時の用水掛け流し処理(用水温18.5~20.0℃)を出穂始から20日間実施することにより、水田地温の低下と玄米品質の向上がはかられる。 背景・ねらい 平成12年度は、幼穂形成期以降高温で経過したこと...
要約 サトウキビ側枝苗栽培(NiF8春・夏植え、Ni9夏植え)の雑草防除は、活着後に除草剤DCMU50g/10aを土壌処理することで、除草効果が高く、薬害による生育阻害はほとんどみられなかった。沖縄県農業試験場八重山...
要約 アメリカにおいては広範囲に遺伝子組換え農産物が作付けられているものの、気象条件や病害虫密度の差異から地域性が存在している。また輸出需要が増大している非遺伝子組換え農産物に関しては、情報技術の開...
ミニマムティレッジによるイタリアン・トウモロコシの周年省力多収栽培法
要約 部分耕と浅耕によるイタリアンライグラス・トウモロコシのミニマムティレッジ栽培は、全面ロータリ耕耘を行う慣行栽培法に比べ省力的であり乾物収量も同等以上である。ミニマムティレッジ栽培では、慣行耕耘...
要約 山口県阿武郡旭村由来のエコタイプから栄養系選抜によって育成した「方便山4」は、芝密度が高く雑草が侵入しにくいことが特長である。この特性は芝地の早期造成に有効である。 背景・ねらい シバは放牧用の...
要約 水稲の不耕起乾田直播栽培(以下、不耕起直播栽培)を継続すると、作土表層に有機物が集積する。不耕起栽培を耕起栽培に転換する時、作土に混和された有機物から窒素が発現し、慣行の窒素施肥量では水稲の生...
要約 岡山県南部の水稲乾田直播栽培で脱粒性イネの雑草化が確認された。この脱粒性イネは年々増殖して減収による被害につながることがある。そのため,乾田直播栽培では落ち生えの多発を防ぐようにし、被害の多い...
要約 10月から3月に切り花用ハナナ(Brassica campestris )、カラシナ(B. juncea )、アブラナ(B.napus )を順次直播すると、放任で1月から5月まで景観を形成維持できる。 背景・ねらい 近年、公園や道路端...
水稲の打込み式湛水土中点播栽培における出芽・苗立ち向上のための初期管理技術
要約 水稲の打込み式湛水土中点播栽培では、播種当日に代かきを行い、打込み速度8~14m/sで播種することにより、出芽深度が確保できる。さらに播種後から出芽揃い期までの落水管理によって浮苗が防止され、苗立ち...
要約 水稲越冬直播栽培における出芽状況は、条播栽培では、出芽が散播に比べて斉一である。このため、乾田期間の除草体系は水稲出芽前と出芽後1回処理の2回体系で除草効果は高い。一方、散播栽培では、出芽始期は...
要約 水稲「キヌヒカリ」の無代かき直播においては、播種前に耕耘を行い、乾土状態で酸素供給剤粉衣種子を散播する。播種後1日間湛水することで土塊が崩壊し、種子が覆土され、その後落水を8日間行うことで苗立が...