成長ホルモン放出ホルモンの連続投与は黒毛和種牛の乳量を増加させる
要約 黒毛和種泌乳牛への成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)の連続注射は、内因性の成長ホルモン(GH)分泌を刺激して、血漿インスリン様成長因子-1(IGF-1)濃度の上昇及び増乳効果を発現させる。この時、インス...
イタリアンライグラス草地における輪換放牧を利用した黒毛和種雌子牛の育成
要約 イタリアンライグラス草地における輪換放牧を利用した黒毛和種雌子牛は、体重比0.9%の濃厚飼料給与の場合、TDN摂取量の約60%を粗飼料から摂取し、濃厚飼料の給与量が削減される可能性がある。また、全国...
優良シバ型草種の選定と吹付け法による法面等の簡易草地造成技術
要約 センチピードグラスやカーペットグラスは在来(育成)ノシバ等に比べ、広がりが速く早期造成が容易であり、かつ乾物消化率も高い。センチピードグラスは可消化収量が最も高い草種である。そして、法面等の条...
蒸気乾燥トウフ粕の飼料成分値および人工消化法による第一胃内消化特性
要約 蒸気乾燥トウフ粕の飼料成分値はDM97%・TDN94%、CP27%程度であり、密封状態で保存すると3ヵ月経過しても変化しない。また人工消化法によるDM・CPの消失率は大豆粕・加熱大豆と比べて低く、牛にとってルーメ...
要約 和子牛の価格形成には血統が大きな影響を与えており、種雄牛の違いによる価格差は大きい。胚移植には、市場評価の高い種雄牛が多く用いられ、遺伝資源の有効利用に寄与し、経済的効果が得られている。 キー...
要約 交雑種雌牛の肥育において粉砕丸粒トウモロコシと圧ぺんトウモロコシそれぞれの多給区を設定して、発育及び肉質への影響を調べた。増体及び肉質は両区に差がなかった。濃厚飼料単価は丸粒トウモロコシ区が安...
要約 肉牛の改良において、後代検定の代わりに受精卵クローンあるいは体細胞クローンを用いた検定を行うことにより、年あたり遺伝的改良量が増加するとともに検定に要するコストが減少して、育種の効率化が可能と...
要約 生後5ヶ月齢までおよび11~17ヶ月齢の2シーズン放牧と濃厚飼料を体重の1.1~1.3%に抑えた粗飼料多給型の肥育により、黒毛和種去勢牛を29ヶ月齢で650kgまで肥育できる。 キーワード 飼育管理、肉用牛、放...
要約 肥育牛の配合飼料にアマニ油由来の脂肪酸カルシウムを4%添加することにより、メタン発生量を乾物摂取量あたりで3~5%、増体あたりで14%程度削減することができる。また、増体、枝肉歩留、ロース中脂...
黒毛和種の子牛市場出荷時体重に対する母性遺伝効果の育種価と60日齢体重の関係
要約 子牛市場出荷時体重から推定した母性遺伝効果の育種価と子牛の60日齢体重との間に有意な関係が認められ、子牛市場出荷時体重に対する母性遺伝効果の育種価は泌乳能力の指標となる。 キーワード [キーワード...
脂肪含量の高い製造副産物の給与による肉用育成雌牛からのメタン産生抑制
要約 給与飼料中に脂肪含有率の高いビール粕、トウフ粕あるいは生米ヌカを適正に用いることにより、育成期の黒毛和種雌牛からのメタン産生を抑制することができる。 キーワード 動物栄養、肉用牛、脂肪質飼料、生...
九州の低標高地における周年放牧による低コスト肉用子牛(冬子) 生産
要約 九州の低標高地において、夏期は妊娠中の黒毛和種繁殖牛を暖地型牧草(バヒアグラス)放牧を行い、冬期は授乳中の繁殖牛を寒地型牧草(イタリアンライグラス)放牧を行う無畜舎・周年放牧により、舎飼牛と同...
要約 二軸式エクストルーダを使用することによりトウフ粕を利用した肉牛肥育用TMRをペレット化できる。カビの発生は酢酸を1%添加することで防止でき、2週間の保存が可能となる。TMRペレットの長期間給与...
要約 農産物価格変動波及モデルを利用することによって、為替変動や特定品目の輸入価格・国内価格の変動、在庫に伴う価格波及の遅延、特定品目の価格政策・在庫政策が農業生産・食料供給に及ぼすコスト面からの影...
要約 分娩後2日で母子分離すると、母牛の発情回帰が早くなり、分娩後早期からの授精により分娩間隔が短縮できる。子牛は、カーフハッチで管理し生後42日まで1日当たり600gの代用乳で哺乳育成することにより、白痢...
チモシー優占草地からケンタッキーブルーグラス優占草地への誘導法
要約 ケンタッキーブルーグラス(KB)優占草地を成立させる技術として、チモシー・KB混播草地を放牧しながらKB優占草地に誘導する方法を提示する。10cm程度の短い草丈で放牧する方法により造成後数年間でKB優占草地...
寒地型牧草の採草地を活用したウインターコントロールグレイジング
要約 オーチャードグラス及びトールフェスク主体の採草地において、12月の放牧開始時の備蓄草地の草量を360DM㎏/10a程度に高めることにより、1頭あたり約45aの面積で黒毛和種成雌牛を12~3月の冬期間、無畜舎、補...
肥育中期まで豆腐粕混合飼料により肥育した黒毛和種去勢牛における仕上げ飼料の効果
要約 黒毛和種去勢牛に豆腐粕混合飼料を給与し19ヶ月間肥育した場合、仕上げ期に市販後期用飼料を給与する場合に比べNDF摂取量は変わらないが、NFC摂取量は少ない傾向にあり、増体性は劣るが、枝肉成績は遜色ない...
チモシー優占草地からケンタッキーブルーグラス優占草地への誘導法
要約 ケンタッキーブルーグラス(KB)優占草地を成立させるための技術として、チモシー・KB混播草地を放牧しながらKB優占草地に誘導する方法を提案する。10cm程度の短い草丈で頻繁に放牧する方法により造成後数年間...
プロジェステロン膣内挿入製剤利用による一年一産の子牛生産技術
要約 分娩後の親子同居飼育下で、分娩後40日にプロジェステロン膣内挿入製剤(CIDR)を挿入し、45日目にエストラジオール(E)を投与、52日目にCIDRを抜去し発情回帰を促した結果、CIDR+E2mg区で一年一産を達成で...