要約 BOD(生物化学的酸素要求量)を迅速に測定するBOD監視システムを使用して、多量の電力を消費する浄化槽の曝気を必要最小限に制御する。これにより曝気にかかる消費電力量を最大で約32%削減でき、電気代を肥育...
要約 養豚における飼料用米と酒粕の利用により、肥育豚の低コスト生産が可能となり、特色ある豚肉を生産することで高付加価値化が可能となる。また、トコトリエノールを多く含む飼料用米「オオナリ」の給与で、脂...
3種のアミノ酸を強化した飼料の給与が暑熱環境下の肥育豚の血しょう遊離アミノ酸濃度に及ぼす影響
要約 リジンを要求量の2倍にした飼料を暑熱環境下の肥育豚に給与すると、血しょう中遊離リジン濃度は有意に上昇するが、トレオニンおよびメチオニン濃度は低下する。これら3種のアミノ酸を要求量の2倍給与すると...
4種の必須アミノ酸を強化した飼料による暑熱環境下の肥育後期豚の飼養成績改善
要約 32℃の暑熱環境において給与飼料に必須アミノ酸であるリジン、トレオニン、メチオニンおよびトリプトファンを添加して要求量の150%とすることで飼養成績が改善する。4種のアミノ酸に加えて油脂を添加して飼料...
豚舎汚水の処理水から硝酸性窒素を効果的に除去できる硫黄脱窒処理技術
要約 硫黄脱窒システムによる高次処理により、豚舎汚水浄化処理実施設からの硝酸性窒素約250mg/Lの排水を平均100mg/L以下の処理水に低減できる。約8ヶ月間の連続した農家施設検証で、平均気温14度の環境条件で硝...
畜産農家とサトウキビ栽培農家の連携による地域バイオマスの利活用推進
要約 豚尿のメタン発酵処理や農業集落排水汚泥の堆肥化プロセスを地域バイオマスフローに導入し地域資源利用を促進することで、養豚農家では3.2~4.0千円/頭/年の排せつ物処理経費の軽減、サトウキビ農家では7.9...
アミノ酸添加低蛋白質飼料給与技術による肥育豚からの温室効果ガス排出削減
要約 結晶アミノ酸を添加した低蛋白質飼料を肥育豚に給与すると、生産性に影響することなく窒素排せつ量を29%、排せつ物管理から発生する温室効果ガスを39%それぞれ削減でき、LCAによる評価では温室効果ガスに加...
超高濃度有機性排水を浄化できるハイブリッド伏流式人工湿地ろ過システム
要約 有機物濃度が極めて高いバレイショデンプン工場廃液や養豚尿液を浄化するハイブリッド伏流式人工湿地ろ過システムを開発し、性能評価を行った。既存システムより省スペースで低コストな人工湿地システムを、...
コスト・環境負荷低減のための青果物のバルクコンテナ物流技術の開発
要約 新規バルクコンテナを青果物物流に導入した場合、段ボール箱による物流と比較して、包材コストを3割以上、物流に関わるCO2発生量を3~4割削減可能である。ダイコン、キャベツ、タマネギなどでは...
網を利用したMAP結晶化法による豚舎汚水中リンの除去回収技術
要約 豚舎汚水中にリン酸マグネシムアンモニム(MAP)の結晶が付着する網を入れて曝気することで、汚水中の水質汚濁物質であるリンを除去回収することができる。この方法により、1m3の豚舎汚水から32~1...
口蹄疫ウイルスO/JPN/2010株の豚間の伝播は短期間で起こる
要約 2010年に宮崎県で分離した口蹄疫ウイルスO/JPN/2010株を豚に接種すると1日後から鼻、口唇および蹄部に水疱を形成し、同居豚にも2日後から同様の症状が確認される。 キーワード 口蹄疫ウイルス、感染試験、豚...
要約 セイタカアワダチソウ、ススキ、オギなどが繁茂した耕作放棄畑は、復元後の雑草の再生を防止するため、前植生の刈り取り1、2回後、夏期に除草剤散布、大型プラウによる耕起、高肥料成分濃度の堆肥を施用する...
要約 遺伝子組換えカイコの作出により物理化学的性質が天然型と同一な組換え型ブタリゾチームを大量に生産する系を開発した。絹糸表層のセリシン層に蓄積される組換え型ブタリゾチームは絹糸から容易に溶出し、高...
要約 米1kgあたり0.15Lの水しか必要としない超節水型洗米機を用いる無洗米製造工程から排出される濃厚洗米排水に、ギ酸を0.6%添加すると保存性が改善される。乾物あたりの可消化養分総量(TDN)は97.2%と高く、養豚...
要約 そのまま給与すると家畜が消化しにくい飼料用米の籾や玄米を、能率良く破砕して消化しやすくできる装置。破砕程度は、粒径2mm以下から籾殻剥離程度まで可変であり、黄熟期の籾、乾燥籾、玄米まで処理可能で...
豚丹毒および豚マイコプラズマ肺炎を一度に予防できる経口ワクチン技術の開発
要約 国内で使用されている豚丹毒生ワクチン株に豚マイコプラズマ肺炎病原体の遺伝子を導入し発現させることで、豚丹毒と豚マイコプラズマ肺炎の両方に効果のある経口投与型ワクチンとなる。 キーワード 経口ワク...
要約 製造副産物のような単味のものや、類型化して分別を行った食品残さの飼料成分に関するデータベースを構築し、飼養標準のデータと組み合わせることで、安定した成分の豚用エコフィード生産を支援するために作...
要約 汚水反応時間1時間、曝気強度45m3/m3・時、マグネシウム添加条件で簡易型MAP反応槽において豚舎汚水を反応させるとリン除去率は75%を示し、ステンレス製の網カゴに付着した投入リン量あたりの回収MAP量(...
トウモロコシ乾燥蒸留かす(DDGS)は豚肥育後期飼料に10%配合できる
要約 体重80kgの肥育豚にDDGSを10%配合した飼料を給与し、発育成績と出荷時の肉質等に及ぼす影響を検討したところ、DDGSを配合しないものに比べて差はみられず、肉豚肥育用配合飼料においてDDGSを10%配合するこ...
成分を調整せずに市販飼料にパン残さを配合し霜降り豚肉を生産する技術
要約 市販飼料に30%および50%パン残さを混合した飼料を、3元交雑種(LWD)の肥育後期の仕上げ前2ヶ月間に給与すると、筋肉内の脂肪含量やオレイン酸割合が上昇し、霜降り豚肉になる。 キーワード パン残さ、肥育...